2 禁断
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「シェードおばさ~ん、いる~?届け物持ってきたよ~」
レナスは貧民街にあるパージの家に来ていた
「レナス姉入って」
パージはそう言うと靴を脱ぎ捨てて、先に中に入っていく
レナスはまったくもう、と仕方なさそうに笑い、荷物を置いてからパージの脱ぎ捨てた靴を揃えてから自分も家に上がらせてもらう
中に入って直ぐ幼い子供の声とドタドタと走る音が響いてくる
「わ~レナスお姉ちゃんだ」
「またお歌、歌って~」
中から出てきたのはパージの妹達2人
パージの妹達はレナスに駆け寄り、抱きつく
「おっと⋯⋯!2人とも、いい子にしてた?」
レナスは床に膝を付いて、2人の頭を撫でてやっていると、奥の方から中年の女性の声がしてきた
「こら。走っては駄目でしょう!」
中から出て来た30歳後半くらいの女性は3人の母親で、先程レナスが名を呼んでいた女性である
「あら…レナス今日はどうしたの?」
「明日から仕事で暫く遠方に出るのでメルトキオには戻れなくて⋯それで差し入れです」
レナスは持ってきた荷物を差し出した
「こんなに!?駄目よ!レナス。いつも貴方には世話をかけてしまって」
「これ…メイヤー食べられないの?」
残念そうにパージの妹の1人メイヤーが言う
もう1人の妹のメリルも残念そうに指をくわえて母親のシェードを見上げていた
「いいのよ!食べて食べて♪」
「レナス姉いつもありがと…」
パージも嬉しさと申し訳なさもあり、レナスの服の裾を引っ張りお礼を述べた
「《あっ…パージ…これシェードおばさんにあたしが帰ってから渡して》」
レナスはシェードがメリルとメイヤーと話している隙にパージにこっそり耳打ちする
渡したのは薬と当面の資金
パージ達の母は体が弱い為、医者からの薬を必要としていた
もちろん貧民街に住む人間に与えられる仕事は少なく、診てくれる医者も少ない
そういう事情も含めて、今回購入した薬に加えて、念の為の資金も渡した
「《ありがと…レナス姉…》」
「じゃあ⋯明日、朝早いしあたしはこれで失礼しますね」
バイバイと手を振りパージ達の家を出ることにした
「レナス、いつもありがと。助かるわ。体には気をつけてね。」
「うん。シェードおばさんもね!」
レナスは貧民街にあるパージの家に来ていた
「レナス姉入って」
パージはそう言うと靴を脱ぎ捨てて、先に中に入っていく
レナスはまったくもう、と仕方なさそうに笑い、荷物を置いてからパージの脱ぎ捨てた靴を揃えてから自分も家に上がらせてもらう
中に入って直ぐ幼い子供の声とドタドタと走る音が響いてくる
「わ~レナスお姉ちゃんだ」
「またお歌、歌って~」
中から出てきたのはパージの妹達2人
パージの妹達はレナスに駆け寄り、抱きつく
「おっと⋯⋯!2人とも、いい子にしてた?」
レナスは床に膝を付いて、2人の頭を撫でてやっていると、奥の方から中年の女性の声がしてきた
「こら。走っては駄目でしょう!」
中から出て来た30歳後半くらいの女性は3人の母親で、先程レナスが名を呼んでいた女性である
「あら…レナス今日はどうしたの?」
「明日から仕事で暫く遠方に出るのでメルトキオには戻れなくて⋯それで差し入れです」
レナスは持ってきた荷物を差し出した
「こんなに!?駄目よ!レナス。いつも貴方には世話をかけてしまって」
「これ…メイヤー食べられないの?」
残念そうにパージの妹の1人メイヤーが言う
もう1人の妹のメリルも残念そうに指をくわえて母親のシェードを見上げていた
「いいのよ!食べて食べて♪」
「レナス姉いつもありがと…」
パージも嬉しさと申し訳なさもあり、レナスの服の裾を引っ張りお礼を述べた
「《あっ…パージ…これシェードおばさんにあたしが帰ってから渡して》」
レナスはシェードがメリルとメイヤーと話している隙にパージにこっそり耳打ちする
渡したのは薬と当面の資金
パージ達の母は体が弱い為、医者からの薬を必要としていた
もちろん貧民街に住む人間に与えられる仕事は少なく、診てくれる医者も少ない
そういう事情も含めて、今回購入した薬に加えて、念の為の資金も渡した
「《ありがと…レナス姉…》」
「じゃあ⋯明日、朝早いしあたしはこれで失礼しますね」
バイバイと手を振りパージ達の家を出ることにした
「レナス、いつもありがと。助かるわ。体には気をつけてね。」
「うん。シェードおばさんもね!」