2 禁断
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目的の場所まであと少しのところで壁からひょこひょことチョコレート色の髪が見え隠れしている
レナスはそれが誰だが直ぐに気づいて含み笑いをした
「見えてるわよ」
そのチョコレート色の髪の人物は先程ゼロスに助けを求めた少年だった
「レナス姉!!大丈夫か!?」
少年はレナスの前に飛び出し抱きついた
荷物を両手に持っているため、抱きしめ返せずにいたレナスは優しく少年の名を呼んだ
「パージ…」
優しく笑い、パージに視線を合わせる為、荷物を置きしゃがみ込む
「うん。この通りなにもないわよ。パージがゼロスにあたしのいた場所を教えてくれたんだよね?」
優しくパージを抱きしめ返し、目の端から出ている涙を拭って、頭を撫でた
「だってレナス姉、ごめん⋯⋯俺なにもできなくて…」
「どうして?そんなことないわ。ゼロスに教えてくれたじゃない」
「それじゃあ…駄目なんだ!」
とっさのパージの言葉にレナスは目を見開き少し驚く
「俺が助けたかった⋯ゼロスなんかにレナス姉取られたくない」
「⋯うん」
「いつも優しくして世話してくれて本当の姉ちゃんみたいで…、レナス姉の笑ってる顔が一番好きだから…」
「うん…」
「自分で守りたかった⋯」
パージと呼ばれた少年は顔をグシャグシャにして流れ出る涙を何度も何度も拭う
今までパージの言葉に相づちだけしていたレナスは抱きしめていた腕の力を少しだけ強めた
「ありがとう。じゃあ、もう何年かしたら立派なあたしの騎士になってくれるのかしら?」
レナスは立ち上がり、パージに手を差し出す
「あ…当たり前だ!ゼロスからレナス姉奪ってやるんだ!」
そういうや、レナスの差し出された手を取り、力強く握り返した
レナスはそれが誰だが直ぐに気づいて含み笑いをした
「見えてるわよ」
そのチョコレート色の髪の人物は先程ゼロスに助けを求めた少年だった
「レナス姉!!大丈夫か!?」
少年はレナスの前に飛び出し抱きついた
荷物を両手に持っているため、抱きしめ返せずにいたレナスは優しく少年の名を呼んだ
「パージ…」
優しく笑い、パージに視線を合わせる為、荷物を置きしゃがみ込む
「うん。この通りなにもないわよ。パージがゼロスにあたしのいた場所を教えてくれたんだよね?」
優しくパージを抱きしめ返し、目の端から出ている涙を拭って、頭を撫でた
「だってレナス姉、ごめん⋯⋯俺なにもできなくて…」
「どうして?そんなことないわ。ゼロスに教えてくれたじゃない」
「それじゃあ…駄目なんだ!」
とっさのパージの言葉にレナスは目を見開き少し驚く
「俺が助けたかった⋯ゼロスなんかにレナス姉取られたくない」
「⋯うん」
「いつも優しくして世話してくれて本当の姉ちゃんみたいで…、レナス姉の笑ってる顔が一番好きだから…」
「うん…」
「自分で守りたかった⋯」
パージと呼ばれた少年は顔をグシャグシャにして流れ出る涙を何度も何度も拭う
今までパージの言葉に相づちだけしていたレナスは抱きしめていた腕の力を少しだけ強めた
「ありがとう。じゃあ、もう何年かしたら立派なあたしの騎士になってくれるのかしら?」
レナスは立ち上がり、パージに手を差し出す
「あ…当たり前だ!ゼロスからレナス姉奪ってやるんだ!」
そういうや、レナスの差し出された手を取り、力強く握り返した