1 扉の先
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「い…痛っー」
流石の2発目は効いたらしくレナスは痛みに顔を歪めた
「国王陛下とヒルダ姫のお気に入りのカナリアだからって図に乗らないことね」
「⋯⋯⋯別に図に乗ってないわ。それに籠の中のカナリアで結構。陛下やゼロス様に相手にされないあなた方よりマシね」
「このっ!!言わせておけば!」
ザクッ、ズブズブッとイヤな音がレナスから鳴るとそのまま地面に膝をついて苦痛に顔を歪める
「くっ!!!?」
レナスの右太股には令嬢が護身用に持っていた小さな短剣が突き刺されていた
小さい短剣といえど、レナスの太股に深々と突き刺さっており、刺されたところからは鮮血がポタポタと流れ落ちていた
鮮血は太股を伝い、地面の土を赤黒くしていく
「ふん‥あなたが悪いのよ。私達は襲われた…正当防衛…そういえばすむもの…貧民街のあなたを信用する方なんているのかしらね。クスクス」
痛苦を浮かべるレナスの無様な姿を見て満足げに鼻で笑い、彼女達は去っていった
「ちっ⋯」
(もう⋯それよりもどうしよ⋯これ…刺さってるやつ⋯抜いたら…絶対⋯血が吹き出すやつよね?)
1分後
(よし!めちゃくちゃ痛いだろうけど、サクッと抜こう!⋯⋯⋯屑並の回復力しかないけど⋯ファーストエイドでどうにかするしかないわよね)
「よしっ――――っつ」
レナスはギュッと短剣の柄を握りしめ、力をこめる
流石の2発目は効いたらしくレナスは痛みに顔を歪めた
「国王陛下とヒルダ姫のお気に入りのカナリアだからって図に乗らないことね」
「⋯⋯⋯別に図に乗ってないわ。それに籠の中のカナリアで結構。陛下やゼロス様に相手にされないあなた方よりマシね」
「このっ!!言わせておけば!」
ザクッ、ズブズブッとイヤな音がレナスから鳴るとそのまま地面に膝をついて苦痛に顔を歪める
「くっ!!!?」
レナスの右太股には令嬢が護身用に持っていた小さな短剣が突き刺されていた
小さい短剣といえど、レナスの太股に深々と突き刺さっており、刺されたところからは鮮血がポタポタと流れ落ちていた
鮮血は太股を伝い、地面の土を赤黒くしていく
「ふん‥あなたが悪いのよ。私達は襲われた…正当防衛…そういえばすむもの…貧民街のあなたを信用する方なんているのかしらね。クスクス」
痛苦を浮かべるレナスの無様な姿を見て満足げに鼻で笑い、彼女達は去っていった
「ちっ⋯」
(もう⋯それよりもどうしよ⋯これ…刺さってるやつ⋯抜いたら…絶対⋯血が吹き出すやつよね?)
(よし!めちゃくちゃ痛いだろうけど、サクッと抜こう!⋯⋯⋯屑並の回復力しかないけど⋯ファーストエイドでどうにかするしかないわよね)
「よしっ――――っつ」
レナスはギュッと短剣の柄を握りしめ、力をこめる