9 暗殺者?
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(な~んて、真っ直ぐあたしが宿に向かうわけないでしょ)
宿に向かうふりをする為、少し歩いたところでくるりと身を翻して、壁に隠れるレナスはコレット達の後ろ姿を見送りながら、舌をペロリと出す
みんなを欺いてまでレナスが向かった先
それは…
先程の道具屋だった
「すいませ~ん。パルマコスタワインを4、5本あったら下さい♪」
先ほど頼もうとした数より増えている…
もう体調のことなどすっかり忘れているらしい
「あんたは、さっきの」
「はい。おかげさまでだいぶ楽になりました。さっきは色々あって買えなくて(小姑に邪魔されて、ね)」
「いいよ。5本?でいいかい」
「はい!」
レナスは念願のパルマコスタワインの購入に成功しご満悦で宿へ行き、早速ワインのコルクを開ける
「♪」
(今日はこのままぜーんぶ飲んで寝ちゃお♪)
結局、コレットらが宿に戻るまでに余裕で全て飲み干す
そして気持ちよく熟睡していたレナスだった
船酔いの件があったからか、レナスはゆっくり寝ているんだろうと考えたロイド達は誰も部屋を訪れることはなかった
そんな事情もあり、運良くクラトスにはバレずにワインを飲み、気持ちよく熟睡したレナスだった
翌朝
「おはよ」
熟睡したおかげかレナスの血色はかなり良く、同時にご機嫌もかなり良い
足取り軽くロビーまでやってきた
「あっ、おはよーレナス。もう体調は平気?」
「えぇ、もらった薬が良かったみたい。あっ、昨日はどうだった?」
「あのね、ドア総督のところに行って再生の書の貸し出しをお願いしに行くことになったんだよ」
「再生の書?」
「うん。なんかね、全ての封印なる場所が記されてるみたいなの」
「へぇ、それがあればこれからの封印探しには困らないわね」
「うん♪」
「コレット、レナス出発準備はできたか?」
「準備ならOKだよ」
「あたしもいつでも出られるわ」
昨日得た情報を頼りに、一行は再生の書の貸し出しを求め、ドア総督のところへ向かうこととなった
だが、向かう途中、思いもよらぬ人物と遭遇をし、一行は足を一旦そこで止めることになった
その人物は昨日道具屋でディザイアンに恐れず反発していた道具屋の娘の姿があった
偶然目が会い、娘が話しかけてくる
「あれ?あなた達、昨日うちの道具屋に買い物に来てたお客さんですよね。昨日は驚かせてごめんなさい。私、ここで旅業の為の案内係をしてるんです」
「いや、それよりも大丈夫なのか?あいつらこの街ごと破壊しかねないんじゃ⋯」
ロイドが心配そうに聞くが道具屋の娘からは何故か恐怖などの感情は一切感じられなかった
それどころか少しだけポカンとした表情をみせると説明を始める
「お客さん、何も知らないのね。この辺りは東の牧場を管理しているマグニスの支配下にあるんだけど、ちょうど先月で規定殺害数を超えたのよ。年が明けるまでは大丈夫」
「ここは不可侵契約を結んでいないのね」
リフィルが痛ましそうに言う
「⋯あんな契約、イセリアが特別なだけよ。羨ましがる人も多いけど、ディザイアンに迎合するような契約なんて願い下げだわ」
「しかし、それでは毎日ディザイアンにおびえる暮らしだろう」
「そんなのみんな同じだもの。それにドア総督はディザイアンに対抗する力をたくわえているわ。近いうちに必ず奴らを倒してくれる。マナの神子様も世界再生の為に旅立たれたそうだし」
道具屋の娘は誇らしげに言うがレナスはそれを訝しげに黙って聞いている
(また⋯ドア総督⋯か。どんな人なのか見物ね)
宿に向かうふりをする為、少し歩いたところでくるりと身を翻して、壁に隠れるレナスはコレット達の後ろ姿を見送りながら、舌をペロリと出す
みんなを欺いてまでレナスが向かった先
それは…
先程の道具屋だった
「すいませ~ん。パルマコスタワインを4、5本あったら下さい♪」
先ほど頼もうとした数より増えている…
もう体調のことなどすっかり忘れているらしい
「あんたは、さっきの」
「はい。おかげさまでだいぶ楽になりました。さっきは色々あって買えなくて(小姑に邪魔されて、ね)」
「いいよ。5本?でいいかい」
「はい!」
レナスは念願のパルマコスタワインの購入に成功しご満悦で宿へ行き、早速ワインのコルクを開ける
「♪」
(今日はこのままぜーんぶ飲んで寝ちゃお♪)
結局、コレットらが宿に戻るまでに余裕で全て飲み干す
そして気持ちよく熟睡していたレナスだった
船酔いの件があったからか、レナスはゆっくり寝ているんだろうと考えたロイド達は誰も部屋を訪れることはなかった
そんな事情もあり、運良くクラトスにはバレずにワインを飲み、気持ちよく熟睡したレナスだった
「おはよ」
熟睡したおかげかレナスの血色はかなり良く、同時にご機嫌もかなり良い
足取り軽くロビーまでやってきた
「あっ、おはよーレナス。もう体調は平気?」
「えぇ、もらった薬が良かったみたい。あっ、昨日はどうだった?」
「あのね、ドア総督のところに行って再生の書の貸し出しをお願いしに行くことになったんだよ」
「再生の書?」
「うん。なんかね、全ての封印なる場所が記されてるみたいなの」
「へぇ、それがあればこれからの封印探しには困らないわね」
「うん♪」
「コレット、レナス出発準備はできたか?」
「準備ならOKだよ」
「あたしもいつでも出られるわ」
昨日得た情報を頼りに、一行は再生の書の貸し出しを求め、ドア総督のところへ向かうこととなった
だが、向かう途中、思いもよらぬ人物と遭遇をし、一行は足を一旦そこで止めることになった
その人物は昨日道具屋でディザイアンに恐れず反発していた道具屋の娘の姿があった
偶然目が会い、娘が話しかけてくる
「あれ?あなた達、昨日うちの道具屋に買い物に来てたお客さんですよね。昨日は驚かせてごめんなさい。私、ここで旅業の為の案内係をしてるんです」
「いや、それよりも大丈夫なのか?あいつらこの街ごと破壊しかねないんじゃ⋯」
ロイドが心配そうに聞くが道具屋の娘からは何故か恐怖などの感情は一切感じられなかった
それどころか少しだけポカンとした表情をみせると説明を始める
「お客さん、何も知らないのね。この辺りは東の牧場を管理しているマグニスの支配下にあるんだけど、ちょうど先月で規定殺害数を超えたのよ。年が明けるまでは大丈夫」
「ここは不可侵契約を結んでいないのね」
リフィルが痛ましそうに言う
「⋯あんな契約、イセリアが特別なだけよ。羨ましがる人も多いけど、ディザイアンに迎合するような契約なんて願い下げだわ」
「しかし、それでは毎日ディザイアンにおびえる暮らしだろう」
「そんなのみんな同じだもの。それにドア総督はディザイアンに対抗する力をたくわえているわ。近いうちに必ず奴らを倒してくれる。マナの神子様も世界再生の為に旅立たれたそうだし」
道具屋の娘は誇らしげに言うがレナスはそれを訝しげに黙って聞いている
(また⋯ドア総督⋯か。どんな人なのか見物ね)
