番外編





おまけ↓↓↓↓





暇人でお祭り好きなアスランの仲間たちが、バースデーなどという美味しいネタを放っておくわけがない。
かこつけた乱痴気騒ぎに、招かれてしまったキラは、微妙に元気がなかった。




ニコル「退屈ですか?」
キラ「あ、ニコルさん。こんばんは。そんなことないですよ」
ディアッカ「あーそりゃ分かり易い嘘だな」
キラ「ギク」
ニコル「なにか知ってるような口ぶりですねぇ。隠してないで吐きなさい」
ディアッカ「ニコルも察しが悪いな。昨日が本当のアスランの誕生日だったんだぜ。で、翌日の姫さんの元気がないとくりゃ、夜が激しかったに決まってんじゃねーか」
キラ「ちょ、ディアッカさん!なに言って――」
イザーク「それで接近禁止令を受けたってわけか」
ニコル「ああ、それで。さっきからこっちを伺ってるクセに近寄ってこないのは、近寄れないってことなんですね」
ディアッカ「おー、姫さん!強気だねー!尻に敷かれるアスランを拝める日が来るとは思わなかった!!」
キラ「“姫さん”やめてください…」
ニコル「あははは!見てくださいよ!アスランってばこっちガン見してますよ~!きっと楽しそうな僕らが羨ましくてしょうがないんでしょうね」
ディアッカ「しかしアスランって言や、アッチの方は専ら淡白だって話だぞ?自分だけ吐き出すもん吐き出したら、はいおしまいみたいな」
ニコル「アスラン、人を人とも思わない暴君ですからね」
ディアッカ「だろ?だから俺も心配してやってる訳よ。そんなんで姫さんを満足させられるのかって」
ニコル「でもキラさんを疲れさせた原因がアスランなら、その心配は無用でしょう。きっとアスランが淡白だったのは、相手が価値のない遊びの女だったからで、本命のキラさんには物凄くねちっこく粘っこく攻めてるんじゃないですか?」
ディアッカ「なるほど。なら超絶倫も追加だな」
ニコル「えーっ!?それじゃ華奢なキラさんが本当に壊れちゃうじゃ――」

イザーク「おい、お前ら」
ニコル・ディアッカ「「はい?」」
イザーク「キラならもう帰ったぞ」
ディアッカ「へ?そりゃまた何で?」
イザーク「俺が知るか」

ニコル「ああっ!キラさーんっ!!僕らが悪かったですから、待ってくださーいっ!!!!」



イザーク(全部、当たってたんだな…)




…すいません。
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