夜光雲
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あのあと三日三晩、もう何も心配はいらないからと、雲雀の腕の中で散々甘やかされた。でもわたしには、この先幸せになれるなんて到底思うことはできなかった。
血のにおいはすっかり落ちたのに煙たさは消えない。あの夜の光景が今も脳の奥底にこびりついていた。どこを見ても炎。何かが燃えて壊れる音が知っている人の悲鳴に聞こえてくる。何故だとわたしを責め立てる。どうして裏切ったの。あれだけしてやったでしょう。私達のかわいい娘。ねえ、なぜーーー
夜明け前にふと目を覚ましてしまった。よく眠れず、目覚ましは悪夢。ここのところずっとそう。悪夢を見てもうなされない、静かに眠る癖がついてしまっているせいで、隣の雲雀はまだ眠っていた。薄いまぶたの中の眼球は動いていない。眠りは深いらしい。
起こさないように細心の注意をはらってベッドから抜け出した。
喉が渇いていた。
ここは雲雀が借り上げている街外れの住宅地の中の一軒家で、静かな場所だ。周囲の家には部下でも住まわせているはず。
冷蔵庫から取り出したミネラルウォーターをグラスに注ぐ。月の光の中で狭い水面を見つめた。
これからわたしはどうなるのだろう。拷問も何もされないことに逆に不安が募った。話せと言われても話せることはもうないけれど。
雲雀を殺して逃げようか。武器は取り上げられてしまった。できない。どちらにしろわたしに殺せるやつじゃない。雲雀が寝ている今なら逃げ出せはするかもしれない。でもどこへ、誰のところへ……行く宛ても、頼れる人もわたしにはもういない。みんな死んでしまった。
わたしの、せいで。
「………っ…」
馬鹿みたい。武器を取り上げられたら何もできない、ただの女だ。
そうだ。いっそ死んでしまえばいい。料理に使われることのないこのキッチンにも果物ナイフくらいある。あの時と違ってこの場に止める奴もいない。
人間の急所なら良ぉく知っている。
ーーあった。
ちょっと小さいな。切れ味も悪そう。
人差し指で刃をなぞればぷくりと赤い水滴が浮き出てきた。切れ味は仕事道具に比べればの話で、おもちゃみたいなナイフでも女の薄い皮膚を裂くくらい訳がない。このナイフで確実な場所、蘇生できないような場所がいい、
「何してる」
暗闇からの声に、喉から「ひっ」と声がもれた。
振り返ればドアに寄り掛かって雲雀がこちらを見ていた。全く気付かなかった。
「なん……にも」
「そう」
「ちょっと、喉が渇いて」
「ふうん」
雲雀はゆったりとした動作へこちらへ近づいた。ナイフは誤魔化さず静かに机に置く。
指先の血を見咎められて、指の根本を握られた。止血のつもりらしかった。眉根を寄せた雲雀がわたしの指先を見下ろして、何か口にしかけて瞑目する。
雲雀の腕が腰に回った。されるがまま引き寄せられて、鎖骨に額を預けると雲雀もゆっくりとわたしの肩に顔を寄せる。
表情が見えない。
後ろ頭の髪がそっと撫ぜられる。
「きみは、もう少し眠った方がいい」
寝室に戻って、ゆったりと夜が更けていった。
しばらく休んで昼夜の感覚がまともになった頃、真新しいスーツを雲雀から与えられた。そして何事もなかったかのように雲雀はボンゴレ本部に戻った。
わたしを側役に据えて。
「正気か?」
わたしの内心は綱吉さまの右腕である嵐の守護者が代弁した。獄寺さんは険しい顔をしてわたし達を見ている。信じられない、と表情が雄弁に語っていた。
「文句はないだろう」
「ええ」
でも獄寺さんは、ボスの決定に押し黙る。
雲雀が綱吉さまの前でふんと鼻を鳴らして見せた。
「良かったです。本当に」
綱吉さまはにこにこして雲雀とわたしを見やった。穏やかな笑顔だった。甘い、ぬるい、と揶揄されてきたこの若いマフィアのドンはわたしの行く末を気にかけてくれていたと、こっそりリボーンさんが教えてくれた。でも、そのやさしさよりもファミリーのボスとしての手腕に、わたしは。
「満足ですか……?」
「ええ……? うん」
そう問えば綱吉さまは意外そうに目を見開いていたけど、心からの肯定だと微笑みを返した。生意気な発言に獄寺さんがわたしを睨みつける。
わたしは、感謝よりも畏怖を感じていた。
その笑顔に薄ら寒ささえ感じる。
これで雲雀は、綱吉さまに借りを作ったことになる。
◇
することが、ない。
雲雀の側役と言っても、ほとんどの仕事は草壁さんがする。わたしは信用されていないから、機密情報には触れない。掃除もいつの間にやら草壁さんがしている。できるのはせいぜい雲雀にお茶を淹れることくらい。わたし、要らないでしょう。これ。
「はあ……」
誰もいないのを良いことにお手洗いに抜け出して、やたら化粧を直した。いつも通りだと思いたくて、見た目だけでもそれらしく装いたかった。鏡の中のわたしはひどい顔をしていた。
仕事がないのがこんなに苦痛だとは。草壁さんはわざとわたしから仕事を奪っている節すらある。暇になる度あの夜の光景を思い返し、後悔が胸を埋め尽くす。苦痛だった。
雲雀の下で、このまま飼い殺される。
ずるずるとしゃがみ込む。体が石のように重かった。
わたしだけ生き残っている。みんな死んだのに。
昨日、雲雀に問うてみた。
「どうしてわざわざボンゴレ邸にわたしを連れてくるの」
雲雀は、ん? と首を傾げてわたしの頬を両手で包み込んだ。軽く唇が触れ合う。離れていく雲雀はかわいくてたまらないという顔をしていた。この男の、機嫌が良くなるポイントが未だにわからない。
「家に置いといたら首でも吊りそうな顔してたからね」
「そんな、理由……」
いっそ、死なせてほしい。
「絶対に死なせないよ。僕らは共犯だ。話したのはなまえ、手を下したのは僕。君に自白を強要したのは僕なんだから僕を責めればいいのに、ずいぶんと大人しいね。思い詰めてないで僕のせいにして仕舞いなよ」
甘やかに紡がれる言葉にわたしは首を横に振る。
「できないわ」
それからだ。雲雀と過ごす時間が少しづつ減っていった。
雲雀の部屋に戻ると出ていく草壁さんとすれ違う。お互いに会釈をした。
部屋の中の雲雀はソファに腰掛けていて、猫のように伸びをした。
「最近、忙しいの?」
「君の戸籍を偽造するのに時間がかかってる」
「戸籍?いまさら必要?」
「なまえと言う人間を雲雀家に迎え入れるのに使うのさ」
「………正気?」
信じられない気持ちで雲雀を見た。あの時の獄寺さんのように思わず口をついて出る。行動の真意がわからない。
雲雀の家って確か、由緒正しい名家でしょう。こんな身元も生まれもよくわからない女を迎え入れるって。
「婚姻なんて証明、所詮紙切れだと僕は思うけど。こうでもしないと納得しない連中が居てね。そいつらを黙らせるために一応」
「そんな、反対する人の方が多いでしょう。親戚とか……わたし、後ろ盾も、何も」
「僕の両親のことなら気にしなくていい。うるさい姑も舅も居ない。君と同じだ。家族なんていないんだよ」
「そう、なの」
「でもこれから君がなってくれればいい」
じっと灰色の目がわたしを射抜く。
とっさに声が出なかった。
こたえることが、できない。
気まずくなってうつむいたまま、また部屋を飛び出した。
ただただ、ボンゴレアジトの中を歩く。
わたしのヒールの音と心臓の音、頭の中がぐるぐる回っている。
動いているのに全身から血の気が失せて、冷たくなっていく。
くふふと特徴的な笑い声が廊下の先から聞こえる。
霧の守護者だ。華奢な彼女の横を通り過ぎる。当てもないまま。逃げるみたいに。
ひたり、嫌な気配を感じて振り返れば女は男に変わっていた。
「ひどい顔ですね。雲雀恭弥との生活はよほどお辛いと見える」
「六道……骸!」
◇
ボンゴレの歴史を象徴する荘厳な中庭をのぞく外廊下。男二人が柱に背を預けている。
「なまえのやつ、大丈夫なのかよ」
「大丈夫じゃないね。自分を責めてばかりいる」
「そりゃそうだぜ。ファミリー全員の情報を売ったんだ。己が身かわいさにな」
「僕が脅したから、だ。僕を責めれば楽なのに。馬鹿な女」
「マフィアとは思えねえな。」
「ああ、さっぱり向いてない」
やめてしまえばいいのに、雲雀が零すと獄寺は、そう簡単にいくかよ、とタバコを携帯灰皿に押し付けた。
「生まれついてのマフィアなら尚更、気持ち一つとってもままならないものがある。お前に言ってもわかんねぇだろうがな」
「そんなものかな」
「そんなもんだ」
◇
「何しに来たの」
「貴女に癒しをと思いまして。かわいいクロームが君を案じている。僕はあまり興味がないのですがね。沢田綱吉が君を生かしている理由なんて理解したくもありません」
だったらクローム髑髏を出せばいい。
骸が出てくる必要なんてない。
じり、と後退する。
わたしは骸にも勝てない。
躱して逃げられる相手ではない。
古びた石造りの廊下に男の不気味な笑い声が響く。
おそらく今、命の危機にさらされている。
2022.01.17
血のにおいはすっかり落ちたのに煙たさは消えない。あの夜の光景が今も脳の奥底にこびりついていた。どこを見ても炎。何かが燃えて壊れる音が知っている人の悲鳴に聞こえてくる。何故だとわたしを責め立てる。どうして裏切ったの。あれだけしてやったでしょう。私達のかわいい娘。ねえ、なぜーーー
夜明け前にふと目を覚ましてしまった。よく眠れず、目覚ましは悪夢。ここのところずっとそう。悪夢を見てもうなされない、静かに眠る癖がついてしまっているせいで、隣の雲雀はまだ眠っていた。薄いまぶたの中の眼球は動いていない。眠りは深いらしい。
起こさないように細心の注意をはらってベッドから抜け出した。
喉が渇いていた。
ここは雲雀が借り上げている街外れの住宅地の中の一軒家で、静かな場所だ。周囲の家には部下でも住まわせているはず。
冷蔵庫から取り出したミネラルウォーターをグラスに注ぐ。月の光の中で狭い水面を見つめた。
これからわたしはどうなるのだろう。拷問も何もされないことに逆に不安が募った。話せと言われても話せることはもうないけれど。
雲雀を殺して逃げようか。武器は取り上げられてしまった。できない。どちらにしろわたしに殺せるやつじゃない。雲雀が寝ている今なら逃げ出せはするかもしれない。でもどこへ、誰のところへ……行く宛ても、頼れる人もわたしにはもういない。みんな死んでしまった。
わたしの、せいで。
「………っ…」
馬鹿みたい。武器を取り上げられたら何もできない、ただの女だ。
そうだ。いっそ死んでしまえばいい。料理に使われることのないこのキッチンにも果物ナイフくらいある。あの時と違ってこの場に止める奴もいない。
人間の急所なら良ぉく知っている。
ーーあった。
ちょっと小さいな。切れ味も悪そう。
人差し指で刃をなぞればぷくりと赤い水滴が浮き出てきた。切れ味は仕事道具に比べればの話で、おもちゃみたいなナイフでも女の薄い皮膚を裂くくらい訳がない。このナイフで確実な場所、蘇生できないような場所がいい、
「何してる」
暗闇からの声に、喉から「ひっ」と声がもれた。
振り返ればドアに寄り掛かって雲雀がこちらを見ていた。全く気付かなかった。
「なん……にも」
「そう」
「ちょっと、喉が渇いて」
「ふうん」
雲雀はゆったりとした動作へこちらへ近づいた。ナイフは誤魔化さず静かに机に置く。
指先の血を見咎められて、指の根本を握られた。止血のつもりらしかった。眉根を寄せた雲雀がわたしの指先を見下ろして、何か口にしかけて瞑目する。
雲雀の腕が腰に回った。されるがまま引き寄せられて、鎖骨に額を預けると雲雀もゆっくりとわたしの肩に顔を寄せる。
表情が見えない。
後ろ頭の髪がそっと撫ぜられる。
「きみは、もう少し眠った方がいい」
寝室に戻って、ゆったりと夜が更けていった。
しばらく休んで昼夜の感覚がまともになった頃、真新しいスーツを雲雀から与えられた。そして何事もなかったかのように雲雀はボンゴレ本部に戻った。
わたしを側役に据えて。
「正気か?」
わたしの内心は綱吉さまの右腕である嵐の守護者が代弁した。獄寺さんは険しい顔をしてわたし達を見ている。信じられない、と表情が雄弁に語っていた。
「文句はないだろう」
「ええ」
でも獄寺さんは、ボスの決定に押し黙る。
雲雀が綱吉さまの前でふんと鼻を鳴らして見せた。
「良かったです。本当に」
綱吉さまはにこにこして雲雀とわたしを見やった。穏やかな笑顔だった。甘い、ぬるい、と揶揄されてきたこの若いマフィアのドンはわたしの行く末を気にかけてくれていたと、こっそりリボーンさんが教えてくれた。でも、そのやさしさよりもファミリーのボスとしての手腕に、わたしは。
「満足ですか……?」
「ええ……? うん」
そう問えば綱吉さまは意外そうに目を見開いていたけど、心からの肯定だと微笑みを返した。生意気な発言に獄寺さんがわたしを睨みつける。
わたしは、感謝よりも畏怖を感じていた。
その笑顔に薄ら寒ささえ感じる。
これで雲雀は、綱吉さまに借りを作ったことになる。
◇
することが、ない。
雲雀の側役と言っても、ほとんどの仕事は草壁さんがする。わたしは信用されていないから、機密情報には触れない。掃除もいつの間にやら草壁さんがしている。できるのはせいぜい雲雀にお茶を淹れることくらい。わたし、要らないでしょう。これ。
「はあ……」
誰もいないのを良いことにお手洗いに抜け出して、やたら化粧を直した。いつも通りだと思いたくて、見た目だけでもそれらしく装いたかった。鏡の中のわたしはひどい顔をしていた。
仕事がないのがこんなに苦痛だとは。草壁さんはわざとわたしから仕事を奪っている節すらある。暇になる度あの夜の光景を思い返し、後悔が胸を埋め尽くす。苦痛だった。
雲雀の下で、このまま飼い殺される。
ずるずるとしゃがみ込む。体が石のように重かった。
わたしだけ生き残っている。みんな死んだのに。
昨日、雲雀に問うてみた。
「どうしてわざわざボンゴレ邸にわたしを連れてくるの」
雲雀は、ん? と首を傾げてわたしの頬を両手で包み込んだ。軽く唇が触れ合う。離れていく雲雀はかわいくてたまらないという顔をしていた。この男の、機嫌が良くなるポイントが未だにわからない。
「家に置いといたら首でも吊りそうな顔してたからね」
「そんな、理由……」
いっそ、死なせてほしい。
「絶対に死なせないよ。僕らは共犯だ。話したのはなまえ、手を下したのは僕。君に自白を強要したのは僕なんだから僕を責めればいいのに、ずいぶんと大人しいね。思い詰めてないで僕のせいにして仕舞いなよ」
甘やかに紡がれる言葉にわたしは首を横に振る。
「できないわ」
それからだ。雲雀と過ごす時間が少しづつ減っていった。
雲雀の部屋に戻ると出ていく草壁さんとすれ違う。お互いに会釈をした。
部屋の中の雲雀はソファに腰掛けていて、猫のように伸びをした。
「最近、忙しいの?」
「君の戸籍を偽造するのに時間がかかってる」
「戸籍?いまさら必要?」
「なまえと言う人間を雲雀家に迎え入れるのに使うのさ」
「………正気?」
信じられない気持ちで雲雀を見た。あの時の獄寺さんのように思わず口をついて出る。行動の真意がわからない。
雲雀の家って確か、由緒正しい名家でしょう。こんな身元も生まれもよくわからない女を迎え入れるって。
「婚姻なんて証明、所詮紙切れだと僕は思うけど。こうでもしないと納得しない連中が居てね。そいつらを黙らせるために一応」
「そんな、反対する人の方が多いでしょう。親戚とか……わたし、後ろ盾も、何も」
「僕の両親のことなら気にしなくていい。うるさい姑も舅も居ない。君と同じだ。家族なんていないんだよ」
「そう、なの」
「でもこれから君がなってくれればいい」
じっと灰色の目がわたしを射抜く。
とっさに声が出なかった。
こたえることが、できない。
気まずくなってうつむいたまま、また部屋を飛び出した。
ただただ、ボンゴレアジトの中を歩く。
わたしのヒールの音と心臓の音、頭の中がぐるぐる回っている。
動いているのに全身から血の気が失せて、冷たくなっていく。
くふふと特徴的な笑い声が廊下の先から聞こえる。
霧の守護者だ。華奢な彼女の横を通り過ぎる。当てもないまま。逃げるみたいに。
ひたり、嫌な気配を感じて振り返れば女は男に変わっていた。
「ひどい顔ですね。雲雀恭弥との生活はよほどお辛いと見える」
「六道……骸!」
◇
ボンゴレの歴史を象徴する荘厳な中庭をのぞく外廊下。男二人が柱に背を預けている。
「なまえのやつ、大丈夫なのかよ」
「大丈夫じゃないね。自分を責めてばかりいる」
「そりゃそうだぜ。ファミリー全員の情報を売ったんだ。己が身かわいさにな」
「僕が脅したから、だ。僕を責めれば楽なのに。馬鹿な女」
「マフィアとは思えねえな。」
「ああ、さっぱり向いてない」
やめてしまえばいいのに、雲雀が零すと獄寺は、そう簡単にいくかよ、とタバコを携帯灰皿に押し付けた。
「生まれついてのマフィアなら尚更、気持ち一つとってもままならないものがある。お前に言ってもわかんねぇだろうがな」
「そんなものかな」
「そんなもんだ」
◇
「何しに来たの」
「貴女に癒しをと思いまして。かわいいクロームが君を案じている。僕はあまり興味がないのですがね。沢田綱吉が君を生かしている理由なんて理解したくもありません」
だったらクローム髑髏を出せばいい。
骸が出てくる必要なんてない。
じり、と後退する。
わたしは骸にも勝てない。
躱して逃げられる相手ではない。
古びた石造りの廊下に男の不気味な笑い声が響く。
おそらく今、命の危機にさらされている。
2022.01.17
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