あなたにお似合いのものを
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ミルフィオーレとボンゴレが普通に交流できているのはきっとユニ姫のおかげなんだろう。平和なのは良いことだ。良いことなのだが、元風紀財団フロント企業社員であり現ミルフィオーレ職員のわたしにデメリットをもたらしている。どんなデメリットかって、お、おそろしーぃ元上司である雲雀恭弥がミルフィオーレに来る際に何故か呼ばれる事である。え、現上司の入江くんはわたしが雲雀恭弥が苦手なこと知ってるはずなのに何故だ。なんか幹部のおじじとか実家の人間の根回しな気がする! めいわく!
「はい。これかけてくださいね」
「……必要かい」
「それかけないと研究室入れませんから」
今日も雲雀恭弥がミルフィオーレに来ているぞ。保護メガネをじっと見つめる雲雀恭弥は何故かかけるのを渋っている。かけろや。危険な薬品舐めてんのか。
「僕の反射神経舐めてるのは君だろ」
「そんなそんな……。規則の鬼だった風紀委員長が保護メガネをかけるくらいの規則を守れないなんて驚きです。学生時代に『メガネ似合わない』って笑ったの根に持っていたたたたたごめんなさいごめんなさい申し訳ありませんゆるしてぇ」
これだからすぐ暴力に走る人間は。つねられた頬をさすりながら涙を堪える。後でパワハラだって訴えてやる。
結局、雲雀恭弥は保護メガネをかけてくれたので研究室に案内して実験を見せた。終始ふーんみたいな態度だった。内容わかってるのかな。ついじとっと見てしまう。
「そんなに変かい」
「はい?」
「これ」
指さされたのは保護メガネで、改めて腕を組んで見つめる。
「なんか普通の人間に見える……」
「僕が普通の人間じゃないみたいな言い方だね」
「普通の人間と性能が違うって言ってたじゃないですか」
「ああ言えばこう言う。だいたい君んところの白い上司だって似合いそうにない」
「いやいやいや。白蘭さんはメガネ似合いますから。休日のビジュアル系バンドって感じに」
「ふーんそう」
なんだ? メガネ似合わない事件まだ気にしてる感じですか。それこそ普通の人間みたいだ。あの日ヒバリって眼鏡似合わないよねって笑ったわたしへ。不用意に発言しないで。
「君は似合ってて良いと思うよ。眼鏡」
「ああコレ友人に選んでもらったんです。顔の形とか雰囲気とかで似合うフレームの形違いますから。雲雀さんも探せば出会えますよ。運命のメガネ」
「必要ない。僕視力悪くないから」
「じゃあ老眼鏡作るくらいの年になってからですかね」
「君が選んでくれるの」
「ご冗談を」
2022.9.19
#復活夢版ワンドロライ1本勝負
に参加させていただきました
お題「メガネ」
「はい。これかけてくださいね」
「……必要かい」
「それかけないと研究室入れませんから」
今日も雲雀恭弥がミルフィオーレに来ているぞ。保護メガネをじっと見つめる雲雀恭弥は何故かかけるのを渋っている。かけろや。危険な薬品舐めてんのか。
「僕の反射神経舐めてるのは君だろ」
「そんなそんな……。規則の鬼だった風紀委員長が保護メガネをかけるくらいの規則を守れないなんて驚きです。学生時代に『メガネ似合わない』って笑ったの根に持っていたたたたたごめんなさいごめんなさい申し訳ありませんゆるしてぇ」
これだからすぐ暴力に走る人間は。つねられた頬をさすりながら涙を堪える。後でパワハラだって訴えてやる。
結局、雲雀恭弥は保護メガネをかけてくれたので研究室に案内して実験を見せた。終始ふーんみたいな態度だった。内容わかってるのかな。ついじとっと見てしまう。
「そんなに変かい」
「はい?」
「これ」
指さされたのは保護メガネで、改めて腕を組んで見つめる。
「なんか普通の人間に見える……」
「僕が普通の人間じゃないみたいな言い方だね」
「普通の人間と性能が違うって言ってたじゃないですか」
「ああ言えばこう言う。だいたい君んところの白い上司だって似合いそうにない」
「いやいやいや。白蘭さんはメガネ似合いますから。休日のビジュアル系バンドって感じに」
「ふーんそう」
なんだ? メガネ似合わない事件まだ気にしてる感じですか。それこそ普通の人間みたいだ。あの日ヒバリって眼鏡似合わないよねって笑ったわたしへ。不用意に発言しないで。
「君は似合ってて良いと思うよ。眼鏡」
「ああコレ友人に選んでもらったんです。顔の形とか雰囲気とかで似合うフレームの形違いますから。雲雀さんも探せば出会えますよ。運命のメガネ」
「必要ない。僕視力悪くないから」
「じゃあ老眼鏡作るくらいの年になってからですかね」
「君が選んでくれるの」
「ご冗談を」
2022.9.19
#復活夢版ワンドロライ1本勝負
に参加させていただきました
お題「メガネ」
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