うらみあまみ
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「なぁ〜悪かったって。機嫌直せよ」
やだ。許さん。
だんまりを決め込んで枕にほっぺを押し付ける。武なんか知らない。わたしは怒っています。
「何怒ってんだよ」
武がわたしの肩をゆさゆさし始めたので、ベッドにへばりつくように身を固くする。眉尻を下げて困ったように笑っているのが容易に想像できた。わたしは怒ってるのになんでヘラヘラしていられるの。むかつく。
「日曜のデートはほんとに悪かったと思ってんだぜ?ごめんな」
それもあるけど、それじゃない。武が部活忙しいのも知って付き合ってるし、ツナと獄寺となんやかんやしててそれが大事なのも知ってるよ。それもちょっとむかつくけど。
「マネージャーと仲良くしてたのに妬いたりとか?だったら嬉しーんだけど」
ちがうし!よろこぶな!
武と付き合うにあたり何人のファンと密かにバトったと思ってるの。その辺りは強いよわたし。
なぁ〜って今度は髪の毛を撫でられる。ゆびが毛先まで滑ってくんっと引っ張られた。遊んでやがる。
「あ、もしかして…冷蔵庫のプリン?」
「………」
「当たりか?」
「………」
「当たりなんだな」
わたしが楽しみにしてたケーキ屋さんのプリン。
これまでの追求にくらべたら怒ってた内容がすごく小さなことに思えた。認めるのがなんか恥ずい。
武の豆だらけの大きな手がわたしのおでこから前髪を払う。もう片方の手はわたしを覆うようにお腹の横に置かれた。
「なあ、こっち向けよ。………悪かった。ごめん」
「……」
「あのプリンすげーうまかった」
「許さん」
「ナミモリーヌの?」
「限定のね」
「あー…。じゃあコンビニのプリン2個じゃダメだな」
「ハーゲンダッツもつけるなら許す」
しょーがねぇなって笑う武に向きなおって首元に顔をうずめると「一緒に買いに行くか」ってつむじにキスがおとされた。もう、機嫌なおっちゃったかも。ハーゲンダッツは武の好きなあじにしてもいいよ。
2020.05.18.
やだ。許さん。
だんまりを決め込んで枕にほっぺを押し付ける。武なんか知らない。わたしは怒っています。
「何怒ってんだよ」
武がわたしの肩をゆさゆさし始めたので、ベッドにへばりつくように身を固くする。眉尻を下げて困ったように笑っているのが容易に想像できた。わたしは怒ってるのになんでヘラヘラしていられるの。むかつく。
「日曜のデートはほんとに悪かったと思ってんだぜ?ごめんな」
それもあるけど、それじゃない。武が部活忙しいのも知って付き合ってるし、ツナと獄寺となんやかんやしててそれが大事なのも知ってるよ。それもちょっとむかつくけど。
「マネージャーと仲良くしてたのに妬いたりとか?だったら嬉しーんだけど」
ちがうし!よろこぶな!
武と付き合うにあたり何人のファンと密かにバトったと思ってるの。その辺りは強いよわたし。
なぁ〜って今度は髪の毛を撫でられる。ゆびが毛先まで滑ってくんっと引っ張られた。遊んでやがる。
「あ、もしかして…冷蔵庫のプリン?」
「………」
「当たりか?」
「………」
「当たりなんだな」
わたしが楽しみにしてたケーキ屋さんのプリン。
これまでの追求にくらべたら怒ってた内容がすごく小さなことに思えた。認めるのがなんか恥ずい。
武の豆だらけの大きな手がわたしのおでこから前髪を払う。もう片方の手はわたしを覆うようにお腹の横に置かれた。
「なあ、こっち向けよ。………悪かった。ごめん」
「……」
「あのプリンすげーうまかった」
「許さん」
「ナミモリーヌの?」
「限定のね」
「あー…。じゃあコンビニのプリン2個じゃダメだな」
「ハーゲンダッツもつけるなら許す」
しょーがねぇなって笑う武に向きなおって首元に顔をうずめると「一緒に買いに行くか」ってつむじにキスがおとされた。もう、機嫌なおっちゃったかも。ハーゲンダッツは武の好きなあじにしてもいいよ。
2020.05.18.
1/1ページ