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須田
提出書類の修正分、受け取りました。
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輪衣 空良
お手間を取らせてしまい申し訳ございませんでした。
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須田
別に構いませんよ。
ただあなたにしては珍しいミスでしたねぇ、驚きました。 -
輪衣 空良
ちょっと色々ありまして集中力が切れていたようです。
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須田
なるほど……詳しくお聞きしても？
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輪衣 空良
いえ、須田さんのお手を煩わせる程のことではないんです。でもありがとうございます。
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須田
おや……上司として部下の憂いを払うのは責務だと思っているのですがねぇ。
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輪衣 空良
本当に大したことじゃないんです。けど……須田さんがそう仰ってくださるのなら相談させてもらってもいいですか？
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須田
ええ、もちろんです。
明日の夜に時間を作りますよ。 -
輪衣 空良
ありがとうございます！
実は収容者から告白をされてしまい、私の看守としての威厳の無さについて考えていたんです。 -
須田
告白、ですか。
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輪衣 空良
はい。ですのでせめてお化粧を少し強いものにしようと思いまして…
デーモン閣下と歌舞伎メイク、どちらにしようか悩んでいました。 -
輪衣 空良
メイク道具はもう買いました。明日、どちらが良いか意見を頂きたいです。
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須田
その収容者のデータを持って詰所に来てください。今すぐです。
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輪衣 空良
収容者のデータ、ですか？わかりました。ただメイク道具が今手元にないのですが…
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須田
その告白をした収容者のせいであなたは普段しないミスをしたのでしょう？ならばメイクをするより収容者を指導したほうが早い。
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須田
あなたの上司である私が直々に指導をしてあげますよ。
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輪衣 空良
不甲斐ない部下で申し訳ございません。
対象の収容者は数名いますので、データが揃い次第すぐに向かいます。 -
須田
一人じゃないんですか。まぁいいでしょう。腕がなりますね。
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輪衣 空良
あ！メイク道具持ってました！
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須田
それはもう忘れなさい。
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