番外・過去編
ギルマスを決める試合が終わったあと俺は、ユウさんとゲーム内に設置されている噴水広場のベンチに座り話していた。
「改めて思ったけど……リュウキさんも、シュウさんも強いですよね」
「ああ、そうだよな。それよりコウキは…………」
「ユウさん! どうしたんですか?」
「……あっ! ちょ、ちょっとまって………この、ま……って、あーまずい!!」
急に動かなくなったけど……どうしたんだろう?
「何かあったのかな?」
心配だけどユウさんが戻ってくるのを待つことにする。
すると何時の間にか、ピンクの髪でピンクの猫耳を付けた可愛い女の子が立っていた。
そのピンクの髪の女の子は俺とユウさんを順にみている。
「君は誰?」
「あっ! ごめんにゃさい。ユウ兄に反応がにゃいってことは……。ん〜……ハッ!? まさか。あ〜やっぱり。あっ! ユウ兄に怒られたから落ちるにゃ。またね」
そう言うと、スッと消えてログアウトした。
……――そう初めてノエルと逢ったのは、この時だ。
・
・
・
★
☆
★
・
・
・
暫くしてユウさんのアバターが動き始める。
「悪い……待たせたな」
「大丈夫です。今女の子が来てたけど……もしかして?」
「俺の妹だ。なんか言ってたか?」
どうしよう? 怒られるとか言ってたしな。
「いえ言ってませんでした。なんで聞いたんですか?」
「それならいい。ちょっと訳ありの妹なんでな」
「そうなんですね。俺も妹いますよ。可愛いですよね」
本当に可愛い乃亜は今頃部屋で何をしてるんだろうな。想像しただけで顔が緩みそうだ。
「そうそう、メチャクチャ可愛いよな」
「ですよね。ってことは心配で一旦ログアウトしたんですか?」
「ああ……うん、そうなる」
妹のことが心配なんだと思った。
「そういえばシュウさんの話をする時よりも妹さんの話をする時の方が、なんか凄く楽しそうですね」
「……どうなんだろうな。俺は別にシュウのことを嫌ってる訳じゃないんだ。ハア……人間関係って兄弟でも色々と難しいよなぁ」
「俺もそう思います。そういえば、なんで妹さんがインしたのにログアウトさせたんですか?」
聞かない方がよかったのかなぁ。
「そうだな……そのうち紹介する。今は、ちょっとな」
「じゃあ、あとで紹介してください」
また間が開いた。
「ああ……分かったよ」
そう言いユウさんは立ち上がる。
「コウキ……これからクエストに行くけど、どうする?」
「勿論行きたいです!」
ユウさんの実力が知りたい。ステータスをみただけじゃ分からないしな。
「ここに居たのか、コウキ。これからインしてるメンバーだけで、レイドボスを倒しに行く……くるか?」
何時の間にかシュウさんが目の前にいた。
「あー……えっと。ユウさんに誘われたので今日は遠慮しておきます」
「コウキ……俺の方は大丈夫だ。また機会があったら行こう」
「でも最初に誘ってくれたのはユウさんだし」
別の機会って何時になるか分からない。できれば今日がいいんだ。
「ユウ……悪いがコウキは俺のギルドのメンバーなんでな。余り話しかけるなよ」
そう言いシュウさんは、ユウさんの前に立って腕を掴んでいる。
「またリュウキが何を言いだすか分からない。それでなくても、アイツはお前を警戒してるんだからな」
「うん……そのぐらい分かってる。じゃあ、ごめん……コウキ、またな」
そのままユウさんはログアウトをしてしまった。
「シュウさん……今のって?」
「悪いが、このことに関しては口を出さないでくれ」
「そうなんですね……だけど気になって」
シュウさんとユウさんって複雑な兄妹なんだな。
「まあいい……じゃあ、みんなが待ってるから行くぞ」
「はい」
そう言われ俺は納得できなかったが、シュウさんとギルメンの待つクエストロビーに向かった。
「改めて思ったけど……リュウキさんも、シュウさんも強いですよね」
「ああ、そうだよな。それよりコウキは…………」
「ユウさん! どうしたんですか?」
「……あっ! ちょ、ちょっとまって………この、ま……って、あーまずい!!」
急に動かなくなったけど……どうしたんだろう?
「何かあったのかな?」
心配だけどユウさんが戻ってくるのを待つことにする。
すると何時の間にか、ピンクの髪でピンクの猫耳を付けた可愛い女の子が立っていた。
そのピンクの髪の女の子は俺とユウさんを順にみている。
「君は誰?」
「あっ! ごめんにゃさい。ユウ兄に反応がにゃいってことは……。ん〜……ハッ!? まさか。あ〜やっぱり。あっ! ユウ兄に怒られたから落ちるにゃ。またね」
そう言うと、スッと消えてログアウトした。
……――そう初めてノエルと逢ったのは、この時だ。
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暫くしてユウさんのアバターが動き始める。
「悪い……待たせたな」
「大丈夫です。今女の子が来てたけど……もしかして?」
「俺の妹だ。なんか言ってたか?」
どうしよう? 怒られるとか言ってたしな。
「いえ言ってませんでした。なんで聞いたんですか?」
「それならいい。ちょっと訳ありの妹なんでな」
「そうなんですね。俺も妹いますよ。可愛いですよね」
本当に可愛い乃亜は今頃部屋で何をしてるんだろうな。想像しただけで顔が緩みそうだ。
「そうそう、メチャクチャ可愛いよな」
「ですよね。ってことは心配で一旦ログアウトしたんですか?」
「ああ……うん、そうなる」
妹のことが心配なんだと思った。
「そういえばシュウさんの話をする時よりも妹さんの話をする時の方が、なんか凄く楽しそうですね」
「……どうなんだろうな。俺は別にシュウのことを嫌ってる訳じゃないんだ。ハア……人間関係って兄弟でも色々と難しいよなぁ」
「俺もそう思います。そういえば、なんで妹さんがインしたのにログアウトさせたんですか?」
聞かない方がよかったのかなぁ。
「そうだな……そのうち紹介する。今は、ちょっとな」
「じゃあ、あとで紹介してください」
また間が開いた。
「ああ……分かったよ」
そう言いユウさんは立ち上がる。
「コウキ……これからクエストに行くけど、どうする?」
「勿論行きたいです!」
ユウさんの実力が知りたい。ステータスをみただけじゃ分からないしな。
「ここに居たのか、コウキ。これからインしてるメンバーだけで、レイドボスを倒しに行く……くるか?」
何時の間にかシュウさんが目の前にいた。
「あー……えっと。ユウさんに誘われたので今日は遠慮しておきます」
「コウキ……俺の方は大丈夫だ。また機会があったら行こう」
「でも最初に誘ってくれたのはユウさんだし」
別の機会って何時になるか分からない。できれば今日がいいんだ。
「ユウ……悪いがコウキは俺のギルドのメンバーなんでな。余り話しかけるなよ」
そう言いシュウさんは、ユウさんの前に立って腕を掴んでいる。
「またリュウキが何を言いだすか分からない。それでなくても、アイツはお前を警戒してるんだからな」
「うん……そのぐらい分かってる。じゃあ、ごめん……コウキ、またな」
そのままユウさんはログアウトをしてしまった。
「シュウさん……今のって?」
「悪いが、このことに関しては口を出さないでくれ」
「そうなんですね……だけど気になって」
シュウさんとユウさんって複雑な兄妹なんだな。
「まあいい……じゃあ、みんなが待ってるから行くぞ」
「はい」
そう言われ俺は納得できなかったが、シュウさんとギルメンの待つクエストロビーに向かった。
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