トニー君の恋愛相談 withゾロ

ある島に到着した麦わらの一味。

皆で島の探索中、ゾロとチョッパーは仲間たちと逸れ、ジャングルのような林の中へ迷い込んでしまった。

暑さにやられたチョッパーはゾロの頭の上に乗っている。



「……ったく、あいつらどこいった。世話がやける。」

「なぁゾロ、この道さっきも通った気がするぞ。」

「うるせェな。運んでやってんだから文句言うな。すぐ船に着くから俺に任せとけ。」

「この暑いのにゾロは元気だな〜」

「お前が暑さに弱すぎるんだろ。その毛皮脱いだらどうだ。」

「おう、そうだな…って、脱げるか!」

「騒がしいな。あちぃなら黙ってろ。」

「……なぁ、どうしたらゾロみたいに強くなれるんだ?」

「お前も強いだろチョッパー。まぁもっと強くなりてェって気持ちはわかるがな。」

「だろ?やっぱり女の子は強い男が好きだよな。」

「女のことなんか知るか。そういう話ならぐるマユとでもしてろ。」

「サンジか?あんまり参考にならなかったんだ。」

「まぁあいつはバカだからな。」

「じゃあゾロは参考になる話してくれ。」

「惚れてる女でもいるのか。」

「おれゾウで会ったミルキーちゃんが気になるんだ。」

「お前が惚れるのって人間か?タヌキか?どっちなんだ。」

「トナカイだ!」

「そうかよ。」

「次会えたら何話したらいいかな?」

「あ?知らねェよ。喜ばせたいなら上等な酒でも持って行け。」

「飲まねェよ!!」

「お。海が見えたぞ。サニー号も見える。」

「帰ってこられたな!奇跡だ!!」

「だから俺に任せろって言ったろ。」

「嬉しそうだな、ゾロ。たまたまなのに。」



……結局また何も参考にならなかった。





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