トニーくんの恋愛相談 withサンジ

「なぁサンジ。サンジは恋愛マスターなんだろ?」

「あぁそうだ。恋の相談ならいくらでも乗るぜ?」

「トナカイの恋でもいいのか?」

「もちろんだ、ってオイまさか!チョッパーお前恋してるのか?」

「それがな、まだよくわからねぇんだけど…おれ、ゾウで会った子が気になるんだ…」

「おうおう、春だなぁチョッパー。」

「今は夏だぞ。何言ってんだ?サンジ。」

「その子の名前は?」

「ミルキーちゃん。」

「可愛い名前じゃねぇか。話はしたのか?」

「それがバタバタしてたし、あまり話せないままゾウを出ちまったんだ。もしまた会えたら話しかけたいんだけど…なんて言ったらいいんだ?」

「何でもいい。まずそっと手をとって…」

「蹄でいいのか?」

「優しく指を絡めろ。」

「蹄をどうやって絡めるんだ?」

「そしたら『白くてスベスベの肌だね』って言え。」

「たぶん茶色でモサモサだ。」

「とにかく褒めろ。髪型でも服装でも瞳でも。」

「お、それならできそうだ。」

「相手が気を許したらこっちのもんだ。抱き寄せて、唇を奪って、あわよくば押し倒せ。」

「サンジ、おれ戦いたいんじゃねェんだ。」

「それでお前も晴れて大人の男だ。」


サンジはグッと親指を立てて去っていく。


「……あんまり参考にならなかった。」


がんばれチョッパー。


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