プロローグ 〜出会い〜
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「ん……もう、朝…?」
窓から差し込む光が眩しくて
私は目を覚ます。
身体中が痛い…
昨夜は3人を相手に一晩中好き勝手された。
紐で手首を縛られ
何度も叩かれて
何度も絶頂へ達して
服も着ないまま気絶するように眠ったんだ。
ガチャ——
「メシだ。今日は島に着く。街でしっかり稼いで来いよ。」
開いたドアの隙間からパン1つと1杯の水が置かれ
すぐにドアは閉まった。
2日ぶりの食事だ。
「いただきます…」
パンに食らい付きながら涙が流れる。
いつまでこんな毎日が続くのだろう…
誰でもいい
誰か私を
ここから連れ出して
プロローグ 〜出会い〜
新世界の海を行く一艘の船に
元王下七武海サー・クロコダイルと
その右腕ダズ・ボーネスの姿がある。
「クロコダイルさん、海賊だ。」
「あぁ。見かけねぇ海賊旗だな。雑魚だろうが…金品だけでも奪っておくか。」
ーーーーーーーーーー
私はある海賊の奴隷だ。
主に男たちの相手が仕事。
いわばただの玩具。
かわりに水と食べ物を与えられる。
島に着けば街で身体を売り
そのお金を船長に渡すことで殺されずに済んでいる。
こんな生活を始めてもう2年。
今日も島へ着いたら街へ出て
見ず知らずの男に抱かれて
お金をもらって帰ってくるんだろう。
なんて惨めな人生。
布団しかないこの狭い部屋に閉じ込められて
逃げ出すこともできない。
何度も死のうと思ったけど
それはできなかった。
広い海の上にいれば
誰かがいつか助け出してくれる気がして……
「なんなんだコイツら!!」
「なぜ元七武海がこんなところに!!」
外の海賊たちが急に騒がしくなる。
船も大きく揺れている。
何者かから攻撃を受けているようだ。
スパッ——
「キャッ!」
身の危険を感じて
とっさに頭を抱えてしゃがみ込む。
刃物で何かが切れる音がしたと思ったら
部屋の天井がずれ落ち、青い空が見えた。
船が斬られた?
まさか…こんな大きな船が…?
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