〜最終章〜
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ミドリの帰郷中、湾内に一隻の軍艦が帰還した。
「大佐!お帰りなさい!」
「長期任務お疲れ様です!大佐!」
ガープ班の兵士たちが敬礼をしながら列を作り、軍艦から降りてくるコビーを迎える。
「皆、出迎えありがとうございます。」
より男らしく、凛々しくなったコビーが
長期任務を終え、半年ぶりに本部へと戻ってきた。
「お疲れさん。長かったな。」
「ヘルメッポさん!」
2人はコビーの部屋へと向かった。
「…お前また身長伸びたんじゃねェか?」
「え?そうかな。ミドリは?元気にしてますか?」
「あぁ。変わりない。」
「すぐにでも会いたいな。でも仕事中に行ったら迷惑かな。」
「今ここにはいないみたいだぜ?」
「遠征ですか?」
「いや、里帰りだと。
「里帰り?」
「ミドリと同室の女上司から聞いたんだ。シェルズタウンに1週間だとよ。」
「そうだったんですか。今日会えると思ってたんだけどな。まぁ帰ってきたら会えるかな。」
「……帰ってくるといいがな。」
「え、何ですかその意地悪な言い方。」
「その上司から聞いたんだけどよ、ミドリに見合い話が来てるらしいぜ?」
「お見合い?」
「ミドリは受ける気なさそうだって言ってたけど、親からはそれを理由に帰ってくるように言われたらしい。」
「ミドリがお見合い……」
「……これ言わない方がよかったか?」
「いえ!大丈夫です!僕は半年もミドリを放ったらかしにしていたんだ。もしそうだったとしても、文句を言う資格はないです。」
「……でも不安だろ。」
「……とても。」
コビーの部屋に着く。
「このまま今日は休みか?」
「はい。明日からしばらく休暇です。」
「よかったな。ゆっくり休め。」
「荷物運ぶの手伝ってくれてありがとうございました。」
「おう。夜また飲みにくるわ。」
「待ってます。」
ヘルメッポを見送って
コビーは部屋で荷ほどきをする。
「お見合い、か……」