〜最終章〜
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夜、部屋へ戻ると私宛の手紙が届いていた。
もしかしてコビーから?
期待を胸に確認すると
差出人は母親だった。
そういえば私が本部に来てから
時々電伝虫で話はしていたけど、ずっと会っていない。
手紙を開く。
『元気にしていますか?
私もお父さんも元気です。
仕事は順調ですか?
あなたにお見合いの話があるの。素敵な男性です。
久しぶりに会いたいし、一度帰ってきなさい。』
「お見合い……?」
もうすぐ19になる私。
そんな話がきてもおかしくない年頃。
一人娘のことを両親は心配してくれたんだろう。
どう断ろうかと悩んでいると、仕事終わりのレイラさんが部屋へ帰ってきた。
「お疲れ様です。」
「あら手紙?もしかして彼から?」
「母からです。」
「お母さん。確か
「はい……お見合い話がきてるから、一度帰って来いって。」
「お見合い!?」
レイラさんは焦って隣に座る。
「まさか受ける気じゃないでしょうね?」
「まさか。でも、両親には会いたいなと思って……」
「そうね。」
私が寂しい思いをしているのを知ってるレイラさんは
優しく髪を撫でてくれた。
「休みとって、少し里帰りしなさいよ。ゆっくりしてくるといいわ。」
「はい。」
こうして私は1週間の休みをもらって
一度本部を離れ、