〜第五章〜
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〜第五章〜
海での任務から帰ってきてから半月が過ぎ
すっかり日常が戻ってきていた。
私は食堂でグレイスさんとレイラさんと食事をしていると
コビーとヘルメッポさんに会った。
「コビーたちもお昼?一緒にどう?」
「いや…医療班の人たちといるみたいだし、やめておくよ。向こう行きましょう。ヘルメッポさん。」
「おう。ミドリまたな。」
「うん……」
最近コビーの様子がおかしい。
なんて言うか…お互い忙しいし、こうやって偶然会えることはなかなかないのに
会ってもあまり目を合わせてくれない。
はっきり言ってしまうと
私、避けられてる気がする……
この本部で再会して、嬉しくて
コビーが怪我をしたときは介抱をして
私が熱を出せば、そばにいてくれて
行けなかったけど、デートの約束もしたり
前よりぐっと縮んだ距離が
今はすっかり離れてしまったように感じる。
私、何かしちゃったかな……
ーーーーーー
「コビー大佐と何かあったの?」
仕事が山積みだから、とグレイスさんが先に職場に戻ると、レイラさんは心配そうに聞いてきた。
「最近一緒にいるところを見ないから。前はよくここで一緒に食事してたものね。」
「はい。理由はわからないんですけど…なんだか避けられてる気がして……」
「避けられてる?」
「なんて言うか…前みたいに笑ってくれなくなったし……話しかけても素っ気ないというか……」
「理由もなくそういう態度を取るような人には見えないけどね。」
「きっと私が何か気に触ることをしちゃったんだと思います…」
「好きな人のことで悩むミドリ、可愛いわ。」
レイラさんは頭を撫でてくれた。
「あんまり悩みたくないんですけど……」
「とにかく彼と話をしなさい。理由を聞かないと、対応もできないでしょ?」
「……そうですよね…」
今日の夜、コビーが部屋にいそうな時間に
話をしに行ってみよう。
迷惑かもしれないけど
こんなままじゃ嫌だ。