【伏黒恵】Stay, My Darlin'!!
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下から見上げる伏黒はすごく可愛かった。
なんだろう、新たな扉を開いちゃったかな。
彼も、私も。
私は最後に彼の右足の親指にちゅ、とキスをした。
それさえもくすぐったいのか、ひくりと足が動く。
「あー、口の中の水分全部もってかれちゃった」
私はひと通り満足して、持参してきたジュースを飲んだ。
振り返ると、伏黒が熱っぽい目でこっちを見ていた。
これで終わりですか?
そんな目をしている。
「伏黒、まだ満足してない?」
「するわけないじゃないですか」
「そっか」
私は彼の隣に腰掛けた。
「私、別にアブノーマルな趣味はないんだけどさ」
彼の耳に唇を寄せて、その形を舌でなぞって囁いた。
「恵はどうやらMの素質があるみたいだね」
「んなこと……ない」
伏黒はむっとしたように答えた。
そんな火照った顔で言われても説得力がない。
「どうだかねー」
私は彼の股間を隠している枕を右手で思い切り押し潰した。
枕の感触しか伝わってこなかったが、「うあ”っ」と伏黒の身体が折り曲がった。
うーん、もっと苛めたくなっちゃったかも。
そういえば、お隣のお部屋にお住まいの虎杖悠仁くんは明日まで帰らないと言っていたな。
「それじゃあこうしよっか」
そのことを思い出して、そう切り出した。
「伏黒が朝までやらしいこと何もしなかったら、いいコトしてあげるよ」
いいコト、という言葉に伏黒は反応して目を大きく見開いた。
直後に、条件を思い出してさっと顔が曇る。
「頑張ります」
と呟いた。
「うん、頑張って」
私は他人ごとのように言った。
いいコトが何か聞かないのは、伏黒の大きなミスだな。
「あ、ちなみに私を襲うのはもちろん禁止だけど、キスも禁止ね。自分で抜くのも禁止」
「え……」
伏黒の瞳に絶望が広がった。
「それは無理」
その顔を見てゾクゾクする。
あぁ、私ったらもうこの子にすっかり夢中になってしまったみたいだ。