【伏黒恵】Stay, My Darlin'!!
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男が女から舐めてあげようか、と言われたら、何を?なんて聞かないよな。
だって聞かなくてもわかるよな?
俺はベッドに腰掛けたまま、床に座る馨さんを見下ろした。
この先の展開にすごく期待していたのに、馨さんは予想に反して俺の右足を両手で持った。
そしてその小指をパクリと咥えたので、頭の中は大パニックになった。
「え、え、何してんですか」
俺は意味がわからず咄嗟に脚を引っ込めようとする。
けれど馨さんは手を離してくれない。
「ちょ、え、あ、舐めるって、足、なんですか」
「何だと思ったの?」
「フェラかとっ思ったん、ですけど」
そう正直に言うと、馨さんは「そんなわけないじゃない」と言ってこんどは隣の薬指に舌を這わせた。
そんなわけないじゃない、だとよ!
「馨さ、くすぐったい」
やめてください、と言うと馨さんは足の指を咥えたまま、ふぁ、と声を出した。
その振動が足の指から下腹部に伝わって、ぁ、と声が漏れた。
赤い舌が指の間に侵入する。
ぬるっとした感触に攻め立てられる。
上から見ていて、心臓がバクバクと鳴った。
足を舐めるという行為は、主従関係とか、そういう時にするイメージがある。
下僕が、主人にするみたいな。
あれは足じゃなくて靴か?
じゃあ、じゃあ、なんで馨さんは俺の足なんか舐めてるんだ?
足の裏を舌でなぞられる。
敏感な部分がくすぐられて、足がぴくん、ぴくんと勝手に跳ねた。
「ぅあっ、ちょ、」
自分でもびっくりするぐらい甘い声が出て、思わず両手で口を抑える。
馨さんは上目遣いに俺を見ながら、足の親指を咥えた。
唇で挟み込むようにして、何度も口内から出し入れする。
じゅぷ、と唾液の音がする。
その一連の動作が、すごいエロくて、馨さんにフェラしてもらったら絶対気持ちいいのに、と考えた。
考えて、息が荒くなって、頭がぼうっとした。
気持ちいいわけじゃない。
俺の知ってる中で、俺の身体で触れてて気持ちいい場所は一箇所しかない。
なのに、今すごく興奮してるのはなんでなんだ。
こんなの知らない。
俺が知ってるのは、キスして、胸を触って、あといろいろやって突っ込むだけ。
こんなの、知らない。
「恵、涎でてるよ」
馨さんに指摘されて、はっとして口元を拭う。
俺、いまぜってー変な顔してる!
近くに転がっていた枕を掴んで顔を隠した。
「何、してんの」
「咥えたままっ喋んな、」
「他に隠す場所あるんじゃないの」
こんなおっきくしちゃってさー、と暗闇の向こうから聞こえた。
恥ずかしくなって今度は自分の股間に枕を押し付けた。
顔から火が出そうだった。