【OKシーン】

五条と過ごした日々は楽しかった。
だがそれ以上に、苦悩の日々が彼の精神を壊していった。
それ故に。

「この世界では、私は心の底から笑えなかった」

これが真意。
それ以上も以下もない。

「傑」

五条は彼の名前を呼んだ。
顔をあげると視線がぶつかりあう。

「―――――――」
「最期くらい、呪いの言葉を吐けよ」

その言葉を最後に。
五条は親友を手にかけた。



【NGシーン】

五条と過ごした日々は楽しかった。
だがそれ以上に、苦悩の日々が彼の精神を壊していった。
それ故に。

「この世界では、私は心の底から笑えなかった」

これが真意。
それ以上も以下もない。

「傑」

五条は彼の名前を呼んだ。
顔をあげると視線がぶつかりあう。

「―――――――」
「最期くらい、祝いの言葉を吐けよ」

その言葉を最後に。
五条は親友を手にかけ―――。

「祝いの言葉……？」
「祝いの言葉……？何を祝うの？」
「いや、それオマエが言ったセリフ」

夏油の言葉に五条がツッコミを入れた。
少し間が開いたと思ったら、二人で大声を上げて笑った。

「祝いって!!呪いをどうしたら祝いになんだよ!!」
「読み間違っただけじゃないか!!確かに私もおかしいなとは思ったけど」
「もう老眼が始まったんじゃねえのか？眼鏡かけろ、眼鏡」
「人の間違いに揚げ足をとるんじゃないよ」

ゲラゲラゲラゲラとうるさい笑い声が現場に暫く響き渡った。