第2章 南橘北枳―なんきつほくき―【NG】
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【OKシーン】
「渚沙さ、まだ何か隠してる能力あるよね?」
その言葉に少女の動きが止まった。
「呪力とは別の。純粋な能力。持ってるでしょ」
「……な、んで……?」
「僕、六眼の持ち主なんだけど、これって術式を見破ることができるのね。で、君からまだ何か感じるんだ。見破れないから呪力とは違うって思ったわけ」
五条の頭の回転の速さに、渚沙は驚きを隠せない。
おちゃらけているから最強の男と言われてもピンとこなかったが、今この瞬間、渚沙は理解した。
この人は想像を絶するほども力の持ち主であるということを。
「さっき、僕の目を見た時何かを見ようとして辞めたよね。何を見ようとしたの?」
「………たまに、見えちゃうときがあって。見たくて見てるわけじゃ……」
「うん。怒ってないよ。だから、そんな縮こまらないで」
「………サイコメトリーっていう能力が、生まれつき、あって」
「サイコメトリー……。記憶が、見えるの?」
【NGシーン】
「渚沙さ、まだ何か隠してる能力あるよね?」
その言葉に少女の動きが止まった。
「呪力とは別の。純粋な能力。持ってるでしょ」
「……な、んで……?」
「僕、六眼の持ち主なんだけど、これって術式を見破ることができるのね。で、君からまだ何か感じるんだ。見破れないから呪力とは違うって思ったわけ」
五条の頭の回転の速さに、渚沙は驚きを隠せない。
おちゃらけているから最強の男と言われてもピンとこなかったが、今この瞬間、渚沙は理解した。
この人は想像を絶するほども力の持ち主であるということを。
「さっき、僕の目を見た時何かを見ようとして辞めたよね。何を見ようとしたの?」
「………たまに、見えちゃうときがあって。見たくて見てるわけじゃ……」
「うん。怒ってないよ。だから、そんな縮こまらないで」
「……サイ、ん?サイコパス……じゃなくて、サイコ、キネシスじゃなくて……なんだっけ……」
「サイコロステーキだよ」
くすくすと笑う五条。
渚沙は「絶対違う」と笑っているが、ど忘れしたセリフをなんとか思い出そうと頑張っている。
が、相手は五条だ。
そう簡単に答えを教えるわけもなく、監督もまた面白がってカットの声をかけない。
「サイコテクノロジーかな?サイコアナリシス?」
「ちょ、五条さん待って!!頭が混乱してきた。ゲシュタルト崩壊起こしてる!!サイコがなんなのかわかんなくなっちゃった。台本見てきます!!」
「あはは!!サイコメトリーだよ~」
「それを早く言ってくださいよ~。ごめんなさい。もう大丈夫です!!」
「本当に?一回口に出して確認したら?」
「サイコロメトリー!!」
「サイコメトリーだよ」
自信満々に言うも、堂々と間違う姿に五条は耐え切れず爆笑してしまった。
「……サイコロメトリーってなんだよ。サイコロの時間でも測るのか」
と、撮影を見ていた伏黒がぼそりと呟き、隣にいた七海が笑いそうになる声を必死になって飲み込んでいた。