第2章 南橘北枳―なんきつほくき―【NG】
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【OKシーン】
渚沙の部屋にいた伏黒もまた同じ心境を抱いていた。
中学生の部屋にしてはまるで監禁でもしていたような部屋の作り。
内側ではなく外側に鍵が付いており、なにより部屋がやたらと狭い。
ただ寝る為だけに用意されたような。
「何を、持っていくんだ?」
「これと、これと……これ」
渚沙が手にしたものを見て、伏黒は目を見開いた。
彼女の手には大きな白いクマのぬいぐるみとネックレスと一枚の写真立て。
その写真には、母親と渚沙の姿が映っていた。
小学校入学の時のその写真には満面の笑みで笑う渚沙と母親の姿が映っていて。
まさかそんなものを持って行くなんて思いもしなかった伏黒は思わず彼女の肩を掴んだ。
突然の衝撃と痛みに、フラッシュバックするは殴られていた時の記憶。
渚沙は、反射的に大きな口を開けて泣き叫んだ。
【NGシーン】
渚沙の部屋にいた伏黒もまた同じ心境を抱いていた。
中学生の部屋にしてはまるで監禁でもしていたような部屋の作り。
内側ではなく外側に鍵が付いており、なにより部屋がやたらと狭い。
ただ寝る為だけに用意されたような。
「何を、持っていくんだ?」
「これと、これと……これ」
渚沙が手にしたものを見て、伏黒は目を見開いた。
彼女の手には大きな白いクマのぬいぐるみとネックレスと一枚の写真立て。
その内の一つ、写真立てがカシャンと音を立てて床に落ちた。
二人の視線は写真立てに向けられる。
落ちた写真立てを拾おうとしゃがんだ時。
ゴッ!!
「……っ!!」
「いっ……!!」
骨と骨がぶつかる音が響いた。
2人とも顔を歪め頭を抑えている。
お互いに写真を拾おうとしたために起きたハプニング。
待機していた五条の笑い声がスタジオに響いた。
「大丈夫ですか、2人とも」
「は、はい……」
「オマエ、意外と石頭なんだな……」
カットの声がかかり二人は一度怪我がないか見てもらうため、待機所へと足を運んだ。