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「ただいま戻りました〜。」
「あの…ナナミさん?ドア……」
「気にしない、気にしない。」
無事帰宅。アレンと会えた喜びか…はたまた、慣れない言葉遣いをしているせいの反動かドアを半壊してしまった。いっけねぇいっけねぇ。後ろを振り返ってみるとアレンは俺から数歩下がって距離を取っている。そりゃ家の戸を壊す変わり者は怖いもんな。
あははっと…ここでイメージを崩さない崩さない…。扉は今にも崩れかけてるけど…。笑いながらごまかし、ドアをはめ直そうとした時…
「おーい、今年入って何回目だよ…。」
「多分3回目じゃない?」
「6回目です。」
やめろ!余計なことを云うな!!アレンは俺のことを「扉を破壊しなきゃ帰れない人」だと認識されるだろ!?俺はみんな冗談が笑えないよー。と苦笑いしアレンの背中を押し玄関に押し入れる。
「って…!この髪…この痣…。」
「ええ、どうやらアレン・ウォーカーさんですね。」
「うおおお!!すっげー?!本物なのか?!」
彼を玄関に進ますわ否や、奈暗ちゃんみきあちゃん、ナルトの順で反応を見せる。
実は、俺含め3人揃って彼の出てる漫画が大ファンである。特にアレンを一番推している奈暗ちゃんなんかは鼻息が荒い。ナルトはナルトでアレンに対し同じ香りがするようなので好きなんだと。失礼だろうが、微塵もねぇよ。
兎に角うずまき家は大歓喜の大歓迎。
「ちょっと…そこに固まられると困るんだけど。」
アレンの後ろからひょこりと顔を出し目の前の3人に注意する。奈暗ちゃんとナルトはブスくれながらはいはい。と受け流し困惑するアレンを漸くリビングに案内することが出来た。
*
取り敢えずざっくりと3人に事の顛末を説明する。
アレンが教団に向かっていた事、虚を喰らっていたAKUMAを俺が退治した事、そして、奇跡の出会いをした事。3人は頷くと眼差しはもの凄く真面目なものになっていた。本来この人達は真面目になればかなり真面目になる。
「なるほどね、じゃあアレンはこれから黒の教団に行く途中だったのか?災難だったな〜。」
「ええ…はい。」
「でも、どうするのですか?」
みきあちゃんがそう問い質すとアレンはキョトンとアホ面になる。
「それって、どういう事ですか?」
「アレ?アレンは違う時空から来たんでしょお?なら時空移動をどうするのよ?」
「違う時空?時空、移動…?」
彼にわかるはず無いでしょうに!大体"時空移動"だなんてのは一種の術だ、アレン達の世界で云うのならば彼女と、千年伯爵以外がこれと似ているだろう…。
「時空移動って云うのは、簡単に云っちゃえば時空や時間の遡行のようなもので、世界を移動したりも出来るって術…でも、そんな術者なんてそうそういないんだけど…」
「そんでその貴重な術者はオレの妹ことナナミなんだってばよ!」
「ナルト…てめぇ………まぁ…そう、恥ずかしながらその術者なんです。」
ナルト、余計な事云うんじゃねぇぞ…くそぅ。横から奈暗ちゃんも馬鹿にする化のように「今日の言葉遣い随分上品ね〜」と横槍入れてくる。うるせー。
目線をひしひし感じ、ふと前に向けるとアレンの様。なんだか目、輝いていね?。そりゃあね、こんなんフリだろ?と思われても仕方ないが…嫌な予感がするんだけど…。
「あの…ナナミさん…いや、ナナミ様!!」
「あはは?この流れ知ってるぞ…?」
「お願いです!!どうか僕を元の世界に戻してください!!」
「そうなりますよねぇ〜」
そりゃね、送り届けたいよ?そうしないと話が進まないだろうしね!物語通りにいかないとどうなるかなんて怖い想像したくないし!
ただひとつ、術者である俺の動向待ったナシだ…。それをアレンに伝えたのはナルトだ。
「それに人の妹だし!レンタル料取るぞ!」
「あの…さっきから"妹、妹"って云いますけど…お二人とも、もしかしてご兄弟ですか?」
おいおい、おいおいおい、おいおい。話し逸らすな!てめーの人生掛かってんやぞ!と、云いつつもなんやかんやで質問に答える。
「ええ、まぁ一応…」
「血は繋がってねーけどな!」
笑い事じゃないのに呑気に笑う兄がうざくて仕方がない、なに?殴っていいの?でも好きな物語の登場人物の前で出来っこないので握りこぶしを押さえる。―あゝ、アレンが居なかったらこの場でたこ殴りしていた。ついでに師匠直伝のデコピンもしてやる。
ナルトのせいで空気が若干悪くなる。俺は耐え切れず話を元に戻しつい口走ってしまった。ナルト…覚えてろよ…
「わーった!よしアレン!来いっ元の世界に連れ戻してやんよ!」
「え?本当ですか!?」
それを聞いて黙って要られないのがこの3人。
「「「えええっ?!」」」
「本気なのか!」
「いやーーーいかないでええ!」
「あなた以外まともな料理作れる人が居なくなると困るので…。」
「奈乃ちゃんに頼めー!!」
アレンどんどんどんドン引き!
話が進まなければ
事も進まない
(だー!もう進まないじゃんか!)(だまれぃ!)
(あんたがいなくなったらコイツらの相手しなきゃいけないのよ!)(それは私の、言葉です)
(なんなんだ、この人達……)
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