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自/杀殳に準ずる行為のお話が出てきます。苦手な方はお気をつけるか、"+"章をお避けください。
病院から出て先程の綱手さんの仕事部屋に向かいながら話し始める。
先陣を切ったのは僕。
「僕らがここに来たとき云ったこと覚えてますか?ナナミさん曰く他社の製品と戦っている。というくだりです」
「ああ、悲劇と絶望で出来た奴らとその製造者。だっけか?」
僕は頷く。
この里の3、4日前から出現していたのは実はAKUMAで、被害を出し続けていたのもソレだ。
しかしここの世界の人達はヤツらの存在を知らなければ対処法も理解らない。僕らの世界だってAKUMAの存在を知らない一般人だって、退治の仕方もわからない"バケモノ"扱いだ。
それをいい事にAKUMAは殺戮を繰り返し、大切な人を亡くした人達に甘美なセリフで製造者がさらにAKUMAを増産…
そして今回無事終息したが、数日前から使いが常にAKUMAをこの世界に横流しをしていることがわかった。
「って事です。」
「なるほど…」
「それで大変聞きにくいことなんですが…」
部屋の前に着き綱手さんがドアノブを掴もうとした
「ナナミさん、その戦っている時変だったんですよ…彼女、瞳が茶色のはずなんですが赤黒く光っていて…体の周りもなんだか赤黒いオーラが出てきてまして…」
師匠のあなたはご存知ですか?そう云うと彼女は凍りついたように停まり、掴んだドアノブを中々回そうとしなかった。
ナルトさんは不思議そうに綱手さんの顔を眺めている。部屋に入るのか?と聞けばすまない。と扉を開ける。
彼女は少し慌てた様子でノブを回し部屋に入った。僕らもそのあとに続いた。
机に寄りかかり溜め息を零して額を三点指で押さえる。凄く困っている様だ。
何の事だかわからない僕は首を横に傾げる。隣にいるナルトさんも一緒に傾げる。
「…隠し続けていたが、隠しきれなくなったか……アイツには絶対云うなよ?」
真剣な面持ちで口を開いた。
「奴は暗部をやっていた。」
「は…?え、ナナミが暗部……?」
ナルトさんは混乱し頭を抱えている。
暗部とはなんなんだ。そう質問する。
「暗殺戦術特殊部隊。と云ってな戦いにおいて優秀な奴らを引き抜いた特殊部隊だ…当時アイツは8歳かそんくらいだった、短い期間と云えど"優秀"だった。」
ナルトさんは何とも云えない表情を浮かべる。いくら優秀でも、それは人を暗殺者として。褒めていいのかそれとも叱るべきか。彼にとっては複雑だろう。
「ある日同じ暗部のものからの報告でそのお前らが目にしていたものと同様なことが発動していたと聞いた。」
彼女が感情的になるとその発作が起きる。仲間を思いやる気持ち。は過去の経験で任務遂行の為にと行い続けた行為が本能が思い出し体が駆り出されていた。そう云う事か。
ナルトさんは膝から崩れ落ちた。僕は彼の背中を撫でる。―彼女も幼いながらの決心したのでしょう。思ったけど云えなかった。だって僕は他人だから、そんな当たり障りない言葉は意味がない。
彼の体が小刻みに震え、そして泣いていた。
「兄弟なのに…なのに俺はアイツの知らなかった…ナナミはたった8つで下忍なったと思ったらこんな危険に晒されていただなんて…」
「ナルトさん…」
彼の嗚咽が暫く部屋に響いていた。
綱手さんと僕はただ黙りこむことしかできなかった。
+
暫くしてナルトさんは落ち着いた様だ。
落ち着いたと云えどまだ心の整理はついていないだろうな…。未だどう会話を切り出せばいいかわからない僕をよそに急に話題を振るナルトさん
「アレン…お前泊まる宛てあるか…」
「…え、あ………………ないです。」
驚きのあまりワンテンポ遅れた返答。ナルトさんは鼻をすすりながらそれなら俺ン家くるか?と誘ってくれた。
綱手さんは男二人でいいんじゃあないか?沢山話すこともあるだろう。と勧めてくれた。
僕はナルトさんが良ければと思い了承する。
それにナナミさんが居ない今どう宿を決めるかも悩ましいことだったし。
僕はナナミさんの荷物を持ち綱手さんに出口まで見送ってもらいこの場を後にした。
歩いてる最中もナルトさんはなんだか空元気で、僕はただ短い相槌を打つことしか出来なかった。
いつ振りかにナルトさんとナナミさんが住んでいるアパートに着き階段を上る。
そう云えば…ナクラさんやミキアさんがあの時はいた。彼女らがいる中で宿泊は迷惑かと思い今更ながら彼女らの事をナルトさんに問う。
「奈暗さんは任務だっていってここ2日前から出かけてるし、みきあちゃんも里帰り…て奴だから今二人はいないってばよ。」
「あ、そうなんですね…」
階段を上がりきり玄関を開けようとしたら扉が勝手に開かれた。え、なに?自動ドア?
しかしその疑問と裏腹に扉から顔がひょこっと出てきた。男二人で悲鳴を上げたがひょこっと出てきた眼鏡の女性がどうやら扉を開けてくれたらしい。
彼女は鍵あけっぱだったわよ。と云い僕らを家に上がらせた。
え、誰…?ナクラさんに似ているけどこの方はショートヘアで眼鏡をかけていた。ナクラさんは背中までかかる長さだったし眼鏡はなかった。
ナルトさんは椅子に座り、目の前の机に突っ伏した。キッチンで眼鏡の女性は何かを淹れたと思ったらホットココアをトレーの三つ乗せテーブルに運ぶ。
「アレンくん、君も座ったら?」
「あ、はい!…え、…今なんて?」
僕は椅子を引き席に座らせてもらおうかと思ったが彼女の今云った言葉が疑問に思い、着席するのをやめた。
眼鏡をくいっと上げ、ナルトさんの横に座り、僕の顔を眺めてる。なんで彼女…僕の名前を知っているんだ…。
「アレンくんでしょ?ナナミがお世話になっている。」
「そうですけど、何故僕の名前を…」
「コイツやあの子達から話は聞いてるわ…はじめまして、私は火野島
え?ナクラさんの双子のお姉さん?…確かに似ているけど性格は…ナノさんの方が大人っぽいし知的な方に見える…いや、ナクラさんもナナミさんみたく元気があっていいと思いますよ!ただちょっと破天荒だけど……
「で、コイツどうしたの…」
ココアをすすり、ナルトさんの頭を撫でながら彼女は近くに積み上げられている書籍や書類を眺めている
僕はなんて説明していいのわからずナナミさんの名前を出し言葉を濁らせた。
「…もしかして知っちゃった?ナナミが暗部だったてこと。」
「!?」
「ナノさんはご存知なんですか!?」
ナルトさんは頭を思いっきり上げ飛び起きる。僕も驚きのあまり体を前に乗り出す。ナノさんはもう一度ココアをすすりマグカップを机に置くと、僕らの行動をものともせず
「アレンくん、まず君は座りな?そしたら話してあげるよ」
と云った。僕は大人しく着席した。
ナルトさんは早く話をして欲しそうに目で訴えていた。目は口ほどに云う。
ナノさんは眼鏡を置きふうと短い溜息をつく
「まず、君は知らないと思うから一から話すね。私と奈暗、みきあはそもそも死神なの。」
「え!?」
「実に面白い反応だ。」
くすりと意地悪そうに笑う。
そんな、しかし死神ってのはみんながみんななれるものなのか!?
「ふんふん…なれないよ、なれてもその素質ありってものさ。」
またしても意地悪そうに笑う彼女は僕の心を読んでいた。
不思議そうな顔をすると彼女はこの坊主と一緒に君は顔に出やすいからね。とナルトさんの頭をぽんぽんと叩く。
「死んで死後の行きつく先を私達は尸魂界って云ってるわ。それは天国とでも云えるかしら?でもひとによっては地獄かしら?」
「ソウル…ソサエティ…?」
「そう、でもその尸魂界にも地区ってのが80区もあるの、まぁ普通の魂が暮らしているのが流魂街ってこと1が一番いい環境で80が最低と云ってもいいわ…」
「つまり、死んでもそのソウルソサエティってところで普通に生活が出来ていると?」
指をピストルのような形にして僕を指す。
「正解」
彼女は続ける。
そして、死神になるべくの学校があり無事成績を残した者が死神になる事が出来る。
力を持つ死神や貴族が居住している場所"セイレイテイ"と云うらしい。
更には死神は12の部隊などがあり11の部隊を束ねるのが1番隊。それ以降のものは各々の隊の特性を持っている。力があるものや医療系や情報、技術など。
特殊な隊もあり、ナノさんがその特殊部隊の隊長であり、ナクラさんは副隊長を務めていたらしい。
そこで現世(生きているものがいる世界)の調査で降り立った時になにか心を病んでか自害している少女を見つけたとか。それが―
「ナナミよ。」
「!ナナミさんが自殺を!?」
それはどうやらナナミさんは幼くして暗部をしていることについて、いくら里の上層部から信頼されていたと云えど、まだ幼い少女。人を殺めると云う事が彼女の心を少しずつ、でも着実に蝕んでいった。
「まてまてまて!」
「なによナルト、うるさいのは顔面だけにして?」
「ひぃい!酷いってばよ!」
ナノさんは短い溜息零した後ナルトさんに何故制止したのか聞く。
「俺…ナナミからは、任務中大けがで生死彷徨ったって聞いてたからさ…」
「正確には"自爆"、別にあの子が体を張らなくても、良かったものの…自棄になってたんでしょうね。」
ナノさんナクラさんが気づいた時には行動を起こし、その後だった。
ナノさんがナナミさんの治療、ナクラさんは能力を行使して魂の憑依。
全快する頃にナナミさんは暗部を辞め、一旦彼女らは心から離れセイレイテイで仕事をするも訳があり辞めて、今では立派にここに住み着いてるだとか。みきあさんはまた違った理由でここに一緒に住んでいる。
「あの子はね相当辛かったみたいよ、兄であるアンタに秘密にしてきたのが。」
「ナナミ…」
「家に帰ると笑顔で迎えてくれるアンタを見ると胸が締め付けられるって。」
―体を張ったの見上げた根性だね。
―だけど"自殺"と何ら変わらない。これは大罪よ、死後アンタは地獄に落ちるわ。
―それでもいい…それでもいいんです、やっぱり生きていたいんです。唯一の肉親を置いて逝けません。
ナナミさんは命乞いをし、ナノさんに治癒してもらったと。
「だから許してあげて、結果辞めてアンタ達の班の班長として加入させてもらたんだから。」
確か写真を見せてもらったナルトさん、サクラさん、あと二人が映っている写真。チームメイトの写真だと云っていたがあの映っている人たちの事だろう。
ナルトさんは少し黙ったあと溜め息を零し、冷めたココアを一気飲みした。
「内緒にしていた事はカチンときたけど、なにか理由があって俺に云わなかったことは分かった。まだちょっと怒ってるけど…許すってばよ。」
「ナルトさん…」
「ありがとう…あの子の代わりにお礼を云うわ。」
微笑み立ち上がるナノさん
夕飯の用意をするわ。といいキッチンに向かう。
キッチンからひょいっと顔をだし僕に問う。
「アレンくんは大食漢なのよね?」
妖しく微笑む彼女。独特の雰囲気があり中々掴みどころがない。
しかし、本当彼女は何故僕をそこまで知っているんだ?イノセンスの影響だと僕は思っているけれど、確かに大食いだ。
でもそれは教団についてからの事だからナルトさん達になんて云ってないぞ?
あれ?でも考えてみればみんなナナミさんも含め僕の事をはじめから知っているようなそぶりだったんだ!?なんで!?
僕の存在が読まれている
(ナルトさんなんで僕を知ってたんです?)(…ナーノさん!手伝うってばよ)(え、ちょっナルトさん?ナルトさーん?)
