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怒りのボルテージマックスだが手と足が出せないナナミさん、尊厳を踏みにじられ悔しそうな表情を浮かべる彼女。いても立ってもいられず僕はレベル2に飛び込んだ。
イノセンスを発動させマテールの一件で銃型に転換できることを知り銃型に早速転換する。
銃口をAKUMAの頭にぶち込んで颯爽と破壊しようとしたけれど、ナナミさんをここまで追いやった罪を償ってもらうべく足や手と部位破壊をしていく。攻撃を食らうAKUMAを確認して次はナナミさんの状態を確認する…縛られているだけで特に大きなケガはなさそうですが………拘束の仕方もうちょっとあったんじゃないのかなぁぁ?
「貴様ぁぁ。突然出てきたと思ったらなんだ〜?よそ見して。」
「え?まぁあなた如きのク…っと失礼。容易ですので…」
「舐めやがってぇ〜!」
悔しそうに顔を歪めるレベル2。
ナナミさんはその後ろで油断するなよ。と注意を払う。ああ、今心配された…まいえんじぇるに…
応援されたことにより僕はテンのションが上がりレベル2に近づく。
「さぁ、僕の仲間を返してくれませんかね?」
「そんなコとを云われて、ハイ返します〜なんて素直にやるかよ!!!それに貴様は私のテと足を吹き飛ばシヤがった!!絶対許さないもんネぇ!」
あっかんべーと云わんばかりに舌を剥き出す。これがナナミさんならとても可愛らしいし、どんな悪態でも許してしまいそうです。こんなきっもち悪いど底辺がやっても虫酸が走るとしか…。
僕は銃を止めいつも通りの手型に戻す。そしてレベル2の首を掴む。
「聞き分けがないAKUMAですね。」
「当っタリ前だろ!?誰が嬉シく敵対してるエクソシストに丁寧に接するかッテーの!?」
前言撤回。
やはりじわじわ苦しませて破壊するのは止めた…今すぐ破壊しよう。
首の力を強めようとした時だった。ナナミさんが叫んだ。
「おいっアレン!後ろだ!!」
「っ!?」
「おそいんだよ〜ん。」
叫んでも時すでに遅し。
僕も見事あのゴム紐に囚われてしまった。
「油断しすぎナンだよねぇ〜こんなスンナり掴まってくれてありがとうネン。」
僕としたことが…こんなところで凡ミスするとは。真正面の位置に掴まったナナミさんは心配そうな眼差しで僕を見つめる。
こんな時まで彼女は
レベル2はナナミさんの後ろに立ち、前開きされた団服の裾をめくり上げる。
「さぁさぁ。君は私のコレクションで遊ぶのヲ精々指をしゃブって眺めてるんだなぁ〜。」
あ、テ今つカエないんだっけ〜それジャアしゃぶれないカ〜。とムカつくセリフを付け足す。ごもっとも僕は今両手を縛られて身動きが取れない。まったく腹立たしい。
そうこうしている隙にナナミさんの両おみ足が露わになった。生唾を飲み込む。色白の脚がすらっと露わにされる、加えてこの漆黒のゴム紐が体に食い込んでいる。色気が出る。彼女の眼にはうっすらと涙が浮かんでいた。戦いにおいて女性は不利の立場に立ちやすい。いくら彼女がバ神田より強くても、手も足も出ないこの状況で、ましてやこんな汚い手が自分に触れてるのは恐怖にしかならないだろう。
なんて自分は無力なんだ。しかもこのゴム紐、運悪くイノセンスを発動しようとするエネルギーを吸い取るようだ。捕まってからイノセンスを発動しようと思っても中々出来なかった。
ナナミさんも発動していたのに発動が解かれてしまっていた。なんてご都合主義な能力。レベル2の手が彼女の脚に触れ、スカートに手をかけようとした時だ。
「螺旋丸ッ!」
青白い光と共に強風が僕らの間をすり抜ける。そして、レベル2はナナミさんの後ろではなく数メートル離れた所に木を背に倒れこんでいた。一体何が起きたというのだ。
青白い光が発生した所に目をやると、そこにはナナミさんの兄である…
「ナルト!?」
ナルトさんがいた。ナナミさんは彼の姿を見て涙をこぼして名前を叫んだ。先程の屈辱や悔しさからくる涙ではなく、嬉しさで溢れ出る涙。僕も安堵の溜め息を零したが…
「なんで出てきたんですか!?この戦いに関係ないのに…しかも貴方は少しでも攻撃されたら……」
「んなこと云ったってやっぱ見捨てられるわけねーってばよ…大事な妹、それにその仲間なんかを!」
ナナミさんがただただ静かに涙を流している。ふとナルトさんに目をやると彼はごくわずかだが震えていた。
自分がこのAKUMAに攻撃をされたらダメだってわかってるけれど、それを惜しまず飛び込んだ。ものすごい勇気だと思う。
しかし、彼が叫んで出したあの青白い光はなんだったのだ。イノセンス…だとは到底思えない。
彼は刃物を取り出し、何か力を籠めゴム紐を斬っていく。断面がものすごく綺麗だ…これは…?
「木の葉の忍びをなめてもらっては困るってばよ…。」
僕らのゴム紐を斬ってレベル2に向かい直す。
若干息切れが激しいナナミさんもふらふらながら体勢を整える。僕は彼女に背中を貸す。背中合わせの体勢。
「出来ますか…?」
「ああ、あたぼうよ」
ふらふらだが、その声には任務を成し遂げるという強い意志を感じ取れる。
レベル2が薙ぎ倒された木々を分けこちらに向かってくる。
「次から次へと〜っこノ小童共ぉ!!」
また空中を裂いてゴム紐が出てくる。僕らに向かってくるゴム紐なのに突如ナルトさんが僕らの目の前に飛び出してきた。
何をやってるんだ彼は!?そう思ったとたんナルトさんの体は煙を上げながら消えた。え?なにこれ。次から次へと向かってくるゴム紐にナルトさんが飛び込む。なんなんだ一体!
しかも1人じゃない。何人もいる。その何人もが煙を上げ消えていく。
AKUMAの攻撃を受けたものは灰になって消える…はずだが
「後方支援は任せろってばよ!お前らはアイツを倒せ!」
そう叫んで僕らの1メートル離れた所にいるのがどうやら本物らしい。なにかポーズをとっているがあれは…?
しかし僕の追いつく事が出来ない疑問の中、ナナミさんはおう、任せた。と云い風を切るかのようにレベル2に向かう。
僕も考えても無駄だろうと思い彼女の後を追ってレベル2に向かう。
「石灰石、赤鉄鉱、磁鉄鉱、褐鉄鉱、砂鉄を混ぜ、瀝青炭を乾留させたものをさらに型にはめ込んで、無数の針がある棺!」
そうナナミさんが唱えると地面からあのかの有名な拘束具"アイアンメイデン"が現れたではないか。
アイアンメイデンはレベル2を捕えようと勢いよく閉ざそうとするが、それに負けじととレベル2はまだ残った手足で必死に抜け出そうとしている。
体からはウィルス成分がある血が噴き出る。アイアンメイデンもまだそこまで耐久性がないかぼろぼろと崩れ落ちていく。
「ちっ、これじゃあ持たん…アレンこのまま叩くぞ!」
「了解です!」
ナナミさんの言葉を合図にレベル2に飛び込み…
「食らえ!」
それぞれのイノセンスで破壊した。
レベル2は耳がつんざく様な雄叫びと共に消えていった。無事、昇華されたのだろう。
ほっと一段落つき僕が溜め息を零した時、隣から何か崩れるような音が聞こえたと思えば、ナルトさんが焦りのある声音で名前を呼んだ。目線を落として一瞬時が止まった。
ナナミさんがぐったりとその場に倒れこんでいたからだ。
駆け寄ったナルトさんはナナミさんを抱きかかえ肩を揺らす。
「おい!ナナミ!ナナミ!どうしたんだってばよ、おい!」
しかし彼女に目立った外傷はないが顔が真っ赤にして息が荒い。
どうやらあのレベル2の気に当てられて体調を崩してしたようだ。僕はナルトさんに彼女をおぶる様に促した。
「どこか病院に行きましょう!この雨です彼女の体を冷やす訳にはいきません!」
「そ、そうだな…病院ならこっちだってばよ!」
少し狼狽えながらも彼はナナミさんをおぶりながら走り出した。
どうか、彼女が無事でありますように。今はただそう願うだけしかできなかった。
*
病院にたどり着いたら急患として通してくれた。ナナミさんをベッドに寝かし、そのまま治療室に運ばれた。
待っている間はただただ沈黙が続いていた。
なにせナルトさんがずっと俯いている、ナナミさんのことが不安なんだろう。僕だってそうだ。当然といえば当然な状況だ。
だけど頭の片隅に先程の戦闘時の疑問がいくつか浮かぶが、いまは彼に聞くのはやめておこう。
ナナミさんがいる治療室を僕は眺めていた。
何分、何時間…経ったころだろう。先程まで治療室の扉の上に付いてるライトが消え、扉から医師たちがぞろぞろ出てきた。
それに反応するかの様に僕らは立ち上がり一番最後に出てきた医師を捕まえた。
しかし、その医師と云うのが何時間前にお世話になり、ナナミさんの師匠でもある綱手さんではないか。
彼女は首を左右に揺らしたり回したりして、肩の疲れをほぐしている。
僕は彼女にすがった
「彼女は…ナナミさんは無事ですか!!?」
「どーなんだよ綱手のバァちゃん!」
一気に責められるものだからか、綱手さんは大きく溜め息を零した。
「アイツは無事だ。なにか緊張していたのと壮大なチャクラの消費でダウンしたみたいだ、それと大事には至らないが発熱している。一日寝てれば目が覚めるだろう。」
彼女はそういうと歩き出した。どうやら彼女の本来の持ち場に戻るようだ。数歩歩いたところでぴたりと足を止めた。
「そう云えばお前たちの荷物は私の部屋で預かっているぞ。荷物取りに来るならついてきな。」
そう云えば僕は荷物をどこかに置いてきてしまった。鞄を取って預かってくれたのか。ナナミさんの分と一緒に捕りに行くか。
僕は綱手さんに着いていくことにした。
後ろからナルトさんが俺も行くってばよ。といい3人で綱手さんの部屋に向かうことになった。
「ばぁちゃん!報告があるってばよ!」
そう云えばと云わんばかりに声を張る。綱手さんは喧しそうに顔をしかめる
「そんな大きな声出さんくても聞こえるわ!…で、なんだ?」
「あの新聞にも話題になってたあの奴ら!」
綱手さんは目を丸々と開く
「アレか…それがどうした?」
「アレさアレさ!ナナミとアレンが倒してくれたんだってばよ!」
「なにッ!?本当か!?」
今度は綱手さんの声が廊下一帯に響き渡る。看護婦さんや患者さんが彼女に目線を注ぐ。
咳払いをし何もない。と云うと周りのみんなはそれぞれ散った。
「まさか…どうやって…?」
「しかもッその首謀としていた奴も倒したからもう現れねーんだよ!」
「待って待て。お前が云っても断片的でいまだに理解が追い付けん…アレン、お前が説明してくれ。」
「はい…」
ナルトさんは横で酷いってばよ!と地団駄を踏む、僕は溜め息を零し流れを説明することにした。
話しますか
(これからこの里でも一つの語りが増えるだろう)
