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前回までのあらすじ。僕は何故かまた未来に来ております。しかもナナミさんのお師匠さんの机の上に立つというとんでもないやらかしを添えて。マナ、この先が不安です。
"
げんなりと項垂れているナナミさんになんて声をかければいいのやら……確かに師匠と会うとなんか複雑な気持ちになりますよね…僕もそうです。
ナナミさんのお師匠さんとお付の人(なんか子豚を抱えていた)に見送られ町にくり出す。
コムイさんから云われた手前、ナナミさんは町を地図と示しながら丁寧に案内してくれる。そんな道すがらつい僕は心の声を漏らしてしまった…
「ナナミさんの師匠…どことなく僕の師匠に似ている気がするなぁ………はっ!」
いや!確かに威厳と威圧があり、仲間思いで、自分が仲間のケガを請け負ってもあっけらかんにしている(第二夜参照)"あの"ナナミさんがハンズアップする相手だ…!だが僕の師匠と似てるなんて…失礼すぎるだろ!?なんとか言葉を見作ろうとするが全くでてこない。しかし、返ってきた言葉は―
「まぁ…そうだな、似てるよなぁ〜。」
思いも寄らない肯定した言葉だった。
彼女は両腕を組みうんうんと項垂れながらも似ているであろう箇所を説明する。
「……賭け事が好きなクセに不運でセンスゼロ、負けっぱなしを俺が常に回収に勤しんでたさ。」
「……oh…確かに…似てますね…。」
僕の師匠とナナミさんの師匠、シンパシーを感じる。だがこれ以上この話題を続けると傷の抉り合いになりそうなので止めといた。
僕らはいま町…里の中心点に居るらしい。ナナミさんの案内でメインの商店や人の往来が多い場所に案内してもらった。嬉々として故郷ををプレゼンテーションするナナミさんの言葉を聞き逃さぬ様に僕は必至にメモをしたためた。
里で欠かせないのが"顔岩"と云う長の顔が岩壁に掘られたオブジェ。初代、二代目、三代目(この方はナナミの育ての親らしい)、四代目…、そしてお師匠の綱手さん……。え!?先程の方そんなすごい方だったんでしたか!?ナナミさんもしかしたら…実はとんでもないお嬢様だなんてないですよね!?なんだか、師匠と似ているだなんて思って申し訳ない。
そんな中軽やかな声がナナミさんを呼び止める。その声にナナミさんは目を一際輝かす。
「……サクラ…ちゃん?」
「やっぱりナナミちゃんだわ!久しぶりね。」
確かナナミさんの大切な思い出で写真を見せてもらった…ふんわり素敵な淡桃の髪色をお持ちの女性……。彼女はこちらに近寄りナナミさんと僕を交互に見合う。居た堪れない気持ちだったけどナナミさんがさらさらと説明をしていく、まるで決まった台本があるかのように……すると笑顔を見せていたサクラ…さんの表情が曇る。
「……最近見かけなかったのはまた、移動を…?」
この物云い…ナナミさんの能力を知っている人なんだろう……。ナナミさんは地面の砂をもじもじ蹴ったあと頭をかきながら肯定した。
「また…過酷なの?」
「…ちょっとな…。」
きっとこのふたりには大切な絆があるんだろう。他人である僕は到底口出しなんて出来ない。まぁ、出来たとしてもナナミさんは教団内でめちゃくちゃ頑張っています!ってことくらいだろう。が、サクラさん?に伝えて何の意味があるだろうか?
気まずい雰囲気の中銀色の影が視界をかすめ、サクラさんの頭にちょこんと乗る。なんかドヤァ!って云ってる感じがするぞ?
「なっ…なにこれ!?」
「あっ!!ごめん!コラ!お前何やってんだよ!」
「…ってこら!ティム!お前もなに便乗してんだ!」
ナナミさんはガイルタンピをサクラさんの頭から退かそうとするが何故か動かない…それを面白く思ってかティムまでも彼女から離れない。ナナミさんとふたりでお互いのゴーレムを剥がすとその女性は我に返り乱れてしまった髪を直しながら自己紹介をする。彼女は"春野サクラ"と名乗りナナミさんのチームメイトだと云う。そんなサクラさんはこれから図書館に向かう。と来た道に戻っていく…が、その際僕の耳元で
「しゃんなろぉ…いくら優男でもちゃんとナナミちゃんを守りきれよ…」
とドスが利いた重いお言葉を頂いた事は僕だけの秘密にしておこう。
リナリーと…………なんか似ている。
*
ナナミさんのよく行く
休憩がてら店先に座って飲食できるスペースでまったりメモをまとめていたら、背後からやや低めな声が聞こえてきた。
「あー…ひっさびさにそのド派手な髪を見たぜ。」
「ヒョォ!?……って、シカマル?」
「いちいちうるせーのは相変わらずだな。」
「失敬な!」
頭にチョップを彼に食らわし和気あいあいと話す彼を見てモヤッとする……ナナミさんの知人なんだろうけどなんだろう…。さっきサクラさんとの会話はなんとも思ってなかったのに……
「………で!アレンっていうんだ。」
「……っは…アレン・ウォーカーです!」
「へー…俺は奈良シカマル…よろしくな。」
モヤモヤでふたりが話している内容はわからなかったが、僕が紹介されて(というかその瞬間背中を押された)いそいそと本日3度目の自己紹介を交わす。
ナナミさんがなにか違和感を感じたのか首を傾げた後シカマルさんにこう告げる…
「しかしどうしたよ、いつになくそんなくたびれた顔して?」
するとどうだろう、長い溜息をこぼした後シカマルさんが愚痴をこぼす。
「…ったく。ここ最近木の葉に変な奴が現れるんだよ、被害者も多いし正直対処しきれねぇんだよ。」
項垂れるシカマルさん。どうやらその"変な奴"はここ数日前から現れるようになったらしい。
初めに発見した者によると"任務中にデカい球体のモノ見つけた、用心して近づいたつもりだったが相手に気付かれた" "体に無数の砲台がついてた" "撃たれたモノは灰になった"。
思い当たるフシがありすぎて僕は椅子から立ち上がりシカマルさんに"変な奴"に実際に会ったのか問いただす。僕とシカマルさんの
「見たって云ったらなんなんだよ!?」
この言葉に僕は血の気が引いた。
ナナミさんの顔色が変わる。忍者と云えどナナミさんみたくみんながみんな対処するすべを持っていない…そう、イノセンス保持者ではない…。ナナミさんも見たんかい!と鋭いツッコミを入れるやいなや、更にシカマルさんにまくし立てる。
「…木の葉でこの話は有名か!?」
「ああ、新聞の一面に今朝載ってたぞ…」
ナナミさんは店主に新聞をくれと叫べば漂わぬ雰囲気に察し、すかさず店主がナナミさんに新聞を渡す……姿絵に僕らは震えた。
「…っ、アレン!まずいことになった…師匠に会いに行くぞ!!」
「はいっ!!」
「…おい、なんだっていうんだ…「すまん、出来れば民間人を避難して欲しい……アカデミーにだ!」
ナナミさんがそう告げればシカマルさんは頷き避難誘導を始める。
僕らはAKUMAを探知した場所に向かう。
一昨日より被害者多数!謎の失踪者続出!
△△公園や〇〇広場など親子連れが訪れる場所には衣服がなぜがその場に残るという怪奇事件が多発。それと同時に行方不明者が多発している。
―謎の球体、宇宙からの侵略者!?
本誌の大見出しに関するかはまだ不明確だが "体に無数の砲台がついてた" "撃たれたモノは灰になった"と支離滅裂だが謎の未確認生物の目撃情報が数件報告されている、嘘か本当だとしても今回の怪奇事件に基づけば頷ける。
本誌はこれからも謎の失踪事件と未確認生物を調査するつもりだ。
追っかけラビリン
(シカマル!?どうしたの)(ナナミ"将軍"からの要請だ…避難誘導手伝ってもらえるか、サクラ)(もちろん…任せて!)
