2
あなたのお名前をおしえて
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「何だとコラァ!!もういっぺん云ってみやがれ ああっ!!?」
「おいやめろバズ!」
バズとやらがこちらに喧嘩をふっかけてきました。いや嘘。神田ユウさんふっかけましたが。だけどああ、悲しき…売り言葉に買い言葉、バズは顔を真っ赤にさせてる。ボジーノは慌ててながら探索部隊を抑える。
あれ?以外にもアイツ権力強いのか?いきなりみんな黙っちゃったし…しかし相変わらず、ユウより一回りデカいバズは引き下がれなくなってしまったのか未だに食いついてくる。そんな彼を無視し続けるユウ…―その時白い影が颯爽と現れた。
「関係ないとこ悪いですけど、そういう云い方はないと思いますよ」
「………放せよモヤシ」
「ちっ…アレンです」
え、舌打ち…?してたっけ?悪態をつくアレンを見てユウは鼻で笑いながら云ってやった。―1カ月で殉職しなかったら覚えてやるよ。とな。もうね、バッチバチですよ、火花ってより爆発よ爆発。そんな険悪ムードむんむんの彼らの肩を叩き距離を置くため引き離す。
「な?!ナナミさん!あなた何処に…!」
「ずっとだよ…あそこの友人と」
「友人?え?はやくないですか?」
俺はみんなをなだめる茶髪の青年ボジーノを指差す。
といってもアレンは首を傾げる、超スピードで友人(仮)と呼べる関係を築き上げた事に納得できないのか、はたまたあの探索部隊の群れの誰を指してるのかわからないのか…両方だろうなぁ。すっげぇ納得いってなさそうな顔してんもん。
そんな首を傾げる彼に俺も問い質した、じゃああんたの横にいるのは誰か?と
「なに云って……!ええええ!リア姉さん?!」
隣にいる女の子を見てアレンは驚いた。もの凄いケイソウでな…
女の子はニパっと笑いながら両掌を顎下に持っていきひらひらとさせる。
「アッくんのおねえちゃんアメリアだよぉ。」
「ほうほう、姉さん…?アッくん?」
「リア、冗談は休み休みいえ。」
さすがの鉄面皮の神田ユウさんでさえ同様の色を隠せない。俺だってアレンとアメリアさん?って人の顔を両方見続けてる。
え!?いたっけそんな
俺は思考を巡らしながら、そして周囲もどよめく中ひとつの呼び声で打破された。
「あ いたいた!神田!アレン!ナナミ!10分でメシ食って司令室に来てくれ、任務だ!」
残りのごはんを掻っ込み、ボジーノとアメリアさんの見送りにより。ユウは舌打ちしつつも先に歩き出した。俺も未だ後ろ髪を引かれるアレンの手首を握り歩き出しアレンの腕を引っ張る。
「思うとこあるけどひとまずいくぞ!」
「わ、わかりましたから!ちょっいた、いたたたた!」
*
落ち着きを取り戻した食堂内、みなそれぞれの日常に戻っていく、
バズはボジーノに謝罪をし始末書のバツをしょぼしょぼ受け取り引き帰り、そのボジーノは冷えてしまった朝食を腹に詰める。そして謎の騒ぎを起こしたアメリアは軽い足取りで出来上がった朝食を受け取り食事を始める。
「アメリアちゃん…」
「なに?」
「ホントに彼の姉…なん?」
「うん…」
「…流石に手出ししづらいなぁ…」
「思い留まってくれるのぉ?あ、でも私の反発を許してくれたの君だけだもんねぇ。」
「そのかわり監視させてもらってるけどね、わかってるよね?」
「………うん、わかってますよぉ…っと。」
アレンもナナミでさえもいないこの空間で交わされたこの会話はまたいづれ語られるであろう。
*
思わずため息が漏れる。なんせ呼びつけた当の本人が爆睡をかましているからだ。なんならイビキをかいて気持ちよさそうに…。
"呆れて物が言えない"とはまさにこの事だろう。アレンにユウ、リーバーにリナリー。無論俺も目の前で爆睡するこの男に対しもう一度ため息を吐く。
さてこの男叫んでも揺しても小突いても起きやしない。難攻不落な砦…しかし最終手段がある。それは―
「リナリーちゃんが結婚するってさ―。」
「リナリィィ―!!!お兄ちゃんに黙って結婚なんてヒドイよぉーー!!!」
妹の婚期を仄めかせば起きるのだ。抱きつかれているリナリーはももはや諦めの境地。強火満点激重シスコンに俺らはドンビキホーテせざる負えない。彼は徹夜だってことを云い訳にして話を進める。
「さて。時間が無いので粗筋を聞いたらすぐ出発して、詳しい内容は今渡す資料を行きながら読むように」
時間がないって…お前寝てたじゃんなんて言葉はみんな出したかったが喉の奥に引っ込めた。そしてやっと自由の身を手に入れたリナリーは俺らに資料を私に渡してくれた。もう一冊は隣のアレンに渡し、しかし資料を渡した瞬間。アレンとユウの動きが止まった。
「「ゲ」」
なんせ、俺らトリオで任務に向かう事になったからだ。ほら、二人ともすっごく嫌そうな顔して……
「ナナミさんとなら嬉しいですけど…何でコノ"パッツン"と行かなきゃいけないんですか!!?」
「俺も同感だ何でこんな"モヤシ"となんか。」
なんだコイツら…なんかこんな仲悪いんだっけ?…いや悪いけど、なんか違和感が…魚の小骨のような小さいがでもなんか不快なやつ…
「でしたらこの僕が!小骨が取れるよう手取り足取りお世話しますよ!」
「!?は、はぁ!?な、何云ってんだ!?」
「てめーは引っ込んでろ、おいコムイこいつに茶を準備してやれ。」
「いや、小骨ってのは揶揄でほんとに突っかかってるわけじゃ…てかなんなのふたりとも、え?人の心勝手に覗くのやめてくれないか!?」
両手を胸のあたりにクロスさせ身構える。え?こやつら人の心を覗く能力なんてあったけ?ナチュラルに怖い…。両手に猛獣。身震い止まらない俺に苦笑いを向けながらコムイが手短に任務の内容を告げる。
―南イタリアで発見されたイノセンスがアクマに奪われるかもしれない。
早急に敵を破壊しイノセンスを保護する。それが今回の任務だ!
んな悠長に任務の説明をしないでくれ!
コムイを筆頭にリナリー、リーバーが、んなの知るか!頑張れ!みたいな表情をしているのを俺は今生忘れやしない。
この先任務の報告!
(え?なんで?)(なんでって…彼らが心配だからだよ)
(くたばれ!)(お前がな!)
(ああ…)(君も苦労するね)(苦労は慣れてます)(がんばって!ナナミちゃん)(科学班からも応援してる)(ありがとう…じゃあまず立場かわ(((それはムリ!)))薄情者!)
みんなから愛されてます(激重感情)
.
