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―マテールの病院にて
無事ナナミ達は病院に収容され
「きゃぁああああミスうずまき何をやっているのですーーーー!!?」
「な、何って…ただ外を見てるだk…「あなたは全治5ヶ月半なんですからね!」…ちーす」
一番重症(神田ユウの傷を受け持った)であるナナミが一番乗りに起きた事により院内に戦慄が走る。
*
今先生を呼びますからじっとしていてくださいね!そう云うとナースはどっかに消えてった。たく、そんなお転婆じゃだめだろ。タメイキをつきもう一度外を見つめる。暫くすると医者がやってきた、さっきのお転婆ナースも連れて。
「いやー運ばれてきた中で一番危ないであろう君が一番に目が覚めるとわねー。」
「あー…ははっ、根性ですね。」
「そうかい。そりゃ運がいい!」
医者は豪快に笑いつつ調子を聞いてくる、まだじわりと痛みがある、と伝えれば当分体を激しく動かす事を禁じられた…そりゃ
「全治するまで5ヶ月半はかかるね〜。」
だ、そうだ、5ヵ月半か…1週間にしてやるよ。ふーっと溜息をついたところでさっきまでの笑顔が消え神妙な面持ちで聞いてきた―君は傷が絶えないのかい?と。何故かと聞けば手術の際に俺の体のあちこちに傷跡が多い事に驚いたからと。
「まー…絶えない。というか…職業がらどうこうしても増えちゃうもんで…。」
「そうか、でも無理は禁物だよ、これ以上傷が絶えないようならば体がもたないよ?」
口だけ気をつけます。と云っといたが…小さい頃から忍者でつい最近までは死神になって、今度はエクソシストだ。どう足掻いても傷を1個も付けないっていうのは無理に決まってる…全部が全部内勤とかならマシだったんだろうが。
たられば論だ…仕方ない…俺は今を受け入れる。
それじゃあ、そろそろ夕飯時だから戻るよなにかあったらナースに云ってね。そう云って医者は戻っていった。
もたない…。か― 自分ではまだまだいけるけど、俺は腹に巻かれている包帯を見つめた。お世辞にも綺麗とは思えない古傷ばかりある俺の体。だけどケガをしなきゃこの世界を…元いた世界だって救えない。仕方ない事だと割り切るが…ついついポツリと言葉が漏れた。
「もうちょい自愛してやらなきゃな…。」
夕日が沈みきった時夕食(おかゆ的なもの)が届いた秒で食べきった…まだ全然お腹が膨らまないので気を紛らわせる為にガルのほっぺをむにむにしているが気が紛らない。そもそもこの暇さ誰かと話がしたいという手持ち無沙汰なのだからそりゃ無理だ。
ベットから起き上がり松葉杖を手に取り歩き出した。歩けるのなら3日で治す事出来るな〜。
*
只今の時刻午前2時(くらい)でございます!
そんなこんなで俺は松葉枝をつきながら薄暗い院内を歩きまわっておりまーす!俺の経験上この時間夜勤のナースさんが今休憩や事務仕事をしているであろうと読み、時間になるまで我慢してました!
タイミングを見計らって…"突撃!ナナミちゃんのお隣病室訪問"!
病室はこう!俺が角部屋、廊下を挟んでその隣がアレン、そのまた隣がユウちゃん!全員重症患者だから個室!ってね、じゃあ行ってみよう!
そろりそろり。のはずだが松葉杖と床が擦れる音ばかりはどうしても消すことが出来ない。イノセンスを使って回りに催眠や俺の存在を薄くするってことができるがいかせん体力の消費がかかるので今は止めておく。
慎重に…慎重に。と音を消すことに集中しすぎて廊下の角から出てきた誰かにぶつかった。
体が体の為、少々ふら付いてしまったがうまくそのままの常態でいられた。
やべぇ、ナース?とぶつかった相手を確かめるが…どうやら神父さんだった。神父さんのメガネから覗く優しそうな目が覗かす。そう云えば病院に神父さんが在住してたり慈善活動で来るってのも見聞きしたことあるな…。
神父さんは申し訳なさそうに謝ってきたから俺も謝る。大体こっちの不注意だ、足元ばっか気を取られていたからな。
「こんばんわ、神父さん。」
「こんばんわお嬢さん、どうしたのだい?こんな時間に。」
「あはは、寝付けなくて…暇なので仲間のところに行こうかなーって。」
「そうですか…でもまだ朝まで時間ありますし辺りは暗い、ケガしているみたいですし気をつけてくださいね。」
「すんません…きーつけます。」
ペコリとお辞儀すれば神父さんもお辞儀する。なんだかいい人だなー。…だけど…なんだろう?あの人から漂わぬ気を感じたけど…気のせいか?アクマを倒したばっかだから変に気を使ってるのかな?俺は気にせず歩き出した。
「あれが…神に魅入られた異世界の人間か。」
*
たどり着いた部屋の前で俺は固まってしまった。
本当はアレンの部屋に行こうとしたのに……なんでかユウの部屋の前にきてしまった…?不思議でしょうがない…って俺が云うのも変か!その俺自身が一番驚いているんだからね!
「うるせーよ、用があンなら入れ」
「え?」
驚き、ゆっくりと扉を開ければムッっとした…
「部屋の前で騒がれると気が滅入るんだよ」
「…さいですか」
ユウ様がいた。めちゃくちゃ機嫌悪いよこの人。
なるべく音をたてないように静かに扉をしめる。部屋の前で騒いだ覚えはない、あっても心の中なんだが…と思ったが云わないでいよう。
なんできた。と聞かれたので、病室訪問。と正直に答えたら。馬鹿かと一掃された。彼は更に罵倒してくる。
「そんなケガして歩きまわるなんて、ただの馬鹿…それ以下か。」
「いいすぎだろ!そこまで云わんといて!」
お前の為に受けた傷なんですけどね。と云いたいけど、寧ろ余計なことするな、と更に怒られるだろう。ぐっと言葉を押し込む。
「なんだよ、急に黙り込んで。」
「べっつにー。」
「変なヤツだな。」
「ええ、写らないユウレイだからな。」
おおぅ、と戸惑う神田さん。これはいいゆすりネタですな。なんて悪態つきつかれ…そんなんでも、人肌恋しくてここに来たわけですからね…。
「ところでいつまでそこに突っ立ってるつもりだ?」
「へ?」
「ま、お前が立つのが趣味だってんなら止めないぜ。」
「す、座らせてもらいます!!」
まさかのユウさんからベッドの脇に座ることを提案してもらえるとは…ちゃんと人に気づかえたのね!
「なんか…うぜー顔だな…、生憎お前が思ってるような意味はないぞ。」
あら、ツレない。
そして話題は…何故ユウの部屋を訪れたのか?だ。なんか彼に素直になるのがなんだか癪で部屋が一番近いからと見え透いた嘘を付くが、バ神田とバカにされてるくせに妙に鋭く、
「お前……俺の部屋もやしより遠いぞ?」
と、首を傾げてくる。くそーーそこは察し悪くいてくれよ!ニブチンじゃねぇのかよ!!
おかげで変な沈黙が…アレンならもっと会話の引き出しがあるんだが、なにせユウとは昨日一昨日の仲…来る部屋間違えてんだろ〜。
任務や読書外での沈黙が苦手な俺とは違いユウはとくになんとも思っていないご様子。流石、孤高の剣士様。
はぁ、ガルとユウのゴーレムはあんな仲いいのになんでご主人様達の仲は微妙なんでしょうかねー?出会いが最悪だったからだよ。
よっこいせ。と腰を上げユウの肩を軽く叩く。
「悪いな、時間とらせて…。」
お邪魔しました。と松葉杖で立とうとした時だ…
急に右手に重みを感じたと思えば、ユウちゃんががっちりと掴んでいた。え?あえ…え?あのユウが俺の手を掴んでる!?状況を理解出来ず、何故?問いただせば…
「…っるせー…これは、反射だ…。」
「反射…?」
「……人肌、恋しいんだろ?」
ドキンっと心臓が跳ねる…は?なんで鼓動早くなってんの?てか…顔面エグいって…しかも貴重なデレ!!え、なに?無自覚?無自覚なの?イケメン怖っ!
俺がだんまりで反応を示さないものだからシビレを切らしたのか、俺の右手を思いっきし引っ張る、バランスを崩し見事ユウの腕の中にダイブ…。
「いててて…」
「体がまだ痛いなら動き回るなアホ。」
「……お前さーアホとか馬鹿とかさー云い過ぎじゃん?なんなのさー。」
一応、大怪我を負ってる身なので無駄な抵抗をする事は諦めていたが……ナニか温もりを感じる…これは…抱きしめ……られてますな。もう、1周回って冷静になっちゃいますね、これは。
が、それをいいコトになのか、スンッとしている俺に無遠慮になるユウさん。俺の首に顔を埋めてしたり、髪の毛を優しく撫でてきたり…だが無の境地の俺だったが…
―はむっ
「おひゃああfく1ぁせ9ふじこ!」
「寝たかと思ってたが…ちゃんと起きてんじゃねぇか。」
なんだか勝ち誇っている顔でいる彼の方を向き、キッと睨みつける。平気な顔をして彼は俺の弱点の内のひとつ…耳を!甘噛みしてきた!こんなん反則だ!それに物語のユウならこんなことせーへんって!
「ほら黙った黙った、一緒にいてやるから寝てろ。」
「グギギ、なんかむか、つく……」
*
―次の日の朝
「あらあら。」
「可愛らしいわ〜。」
「なんやかんやこの子達も子供なのよねー。」
「さっ、先生を呼んできて頂戴。」
ナースさん達のおいしい噂になっていたことも知らず
「君ねー勝手に病室抜け出しちゃダメでしょ!アンタも!部屋に連れ戻してやんなきゃ!」
医者に怒られることも…
―ガガッ
『あなた!神田の部屋で一夜開かしたって本当ですか!?』
「情報早ぇー。」
アレンにガルとティム越しに叫ばれることも知らず。
訪れたドタバタ
(なーユウ…なんか面倒な事になったな)(お前が夜這いしなきゃよかった話だ)《YO★BA★I!?》(ほらー番勘違いしそうなヤツ来たじゃんかー)
