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「僕達がこのふたりの"犠牲"になればいいですか?」
「それなら文句ねぇだろ?」
まるで息のあった仲間…兄弟…いや、双子のような言葉を紡ぐ俺ら、に圧倒したのかユウは言葉を遮らない。それをいいものに俺らは更に言葉を紡ぐ。
「ただ自分達の望む最後を迎えたがってるんだけなんです、それまでこの人形からイノセンスは取りません!」
「俺達が…アクマを破壊すれば問題ないんだろ!?」
「「犠牲ばかりで勝つ戦争なんか虚しいだけ(だ)ですよ!」」
だが返ってきたのは言葉ではなく拳だった、少し吹き飛んだのはアレン。すかさずアレンの方に駆け寄り状態を起こすのを助ける。が、向こうも傷がなかったものにしても疲労はそのままなので反動で崩れ落ちる。
「とんだ甘えさだなおい…可哀想なら他人の為に自分達を切り売りするってか…?テメェらに大事なものはないのかの!!」
しばしの沈黙。大事なもの…か。
先に返したのはアレンだった。
「昔、失くした可哀相とかそんなキレイな理由あんま持ってないよ、自分がただそういうトコ見たくないだけ、それだけだ。」
自分はちっぽけな人間、大きい世界より目の前のものに心が向くから切り捨てられない―
大変わかります、俺も同じ気持ちだ、結果として同じ気持ちの人がここにいるんだからちっぽけなんて云うなよ。
「俺もアレンと同じ……ッ、ララ!グゾル!」
アレンと同じ気持ちを打ち明けようとしたがタイミング的にマズイと気づき彼女彼らに飛び込もうとしたが、
「ぁあっ…!」
「「!」」
「グゾル…」
目の前にいたララとグゾルが"何か"によって引きずられる。俺とアレンの手は虚しく空を掴むだけ。
どうやらお出ましのようだ―
「奴だ!!」
アクマはしばらく砂の中を縦横無尽に暴れまわったあと中から正体を現す。相変わらず気持ち悪いなぁ、すぐさま俺らは戦闘体勢に入る。片方に人形に"戻った"ララ、もう片方にはふたりを掻っ攫ってグゾルと…
「イノセンスもーーらいっ!!」
ララのイノセンスが―
AKUMAは用なしだ。と云わんばかりにララとグゾルを振り落とす、ララを一生懸命呼び続けるグゾルに反しAKUMAは光り輝く美しいイノセンスに見とれている。
こういう"結果"になるのは
―ピリ ピリピリッ
『!?』
―ピリ
「おいこら腐れAKUMA。」「返せよそのイノセンス。」
「「返せ」」
寄生型の適合者は感情で武器を操る、宿主の怒りにイノセンスが反応することもある―
ってのがきっとユウちゃんが説明してくれているんだろうな(俺もそっから知ったし)。がまさにその通りにアレンは特に禍々しく
周りの心配なんのその、すかさず銃型に
俺も続かんばかりに
―ガクンッ
「…オイッ!大丈夫か!?」
急に目眩と両手に鉛が引っ付いたかのようなダルさが襲い、つい両膝をついてしまった。なんなんだコレは…?驚きと戸惑いを隠せず混乱してる俺にユウが肩を貸してくれる。イノセンスに順応出来ないならそこに座ってろと提案を受けるが…
生憎、そんなヤワじゃないんでねぇ!俺は立ち上がらしてくれたユウにお礼を云い鉛のように重たい両手で一歩一歩進む。
「おい、もしかしたらお前、もう一つイノセンスあるかもしれない。」
え、ええーーー?なにそれ携帯2個持ち…コムかなにかか?て、え…まじかーー、俺の両手これみよがしに光ってんもんー。ユウちゃんはオレの憶測になる。なんて云ってるけどあからさまに!こう!緑色に光ってますやん!
「なる、ほどな…そいつぁはイノセンスしかないなぁ。」
信じるか信じないかは俺次第。てか〜
*
『ケケケ捕まえた!もうダメだもうダメだお前!!何回刺したら死ぬかな〜?』
―ドスドスドスドスドスドスドスドス
「ウォーカー殿ー!!」
「で、何回なん?」
『…は?』
―ガキィイン
『槍が…っ』
楽しそーにAKUMAさんがね、自分の腹をサクサクしてる間に側に寄りニヒルと微笑む、驚き隠せず動きを止めたAKUMAの腹の中から元気ピンピンにアレン氏が出てきて、砂の皮膚を切り落とせば砂が崩れ落ちるこれで生身。
写し取る時間なんてやらない、その前にブチ抜いてやる。アレンは銃型に換えアクマに撃ち込む、俺も新イノセンスで"コピー"した六幻を
AKUMAはAKUMAで悪あがきでアレンのイノセンスが残っているといい同じように攻撃するが、どう見てもエクソシストふたりの一斉攻撃のが強いに決まっている。
ボロボロとAKUMAの手が崩れていくが、刹那―アレンが吐血しイノセンスを解除してしまった…意図的ではなくこれは…リバウンド。成長した武器に体がついていけてないのだ!
『もらった!!』
待ってました!と云わんばかりに彼に迫りくるAKUMA、瞬歩でなんとかアレンの前に立とうとするがあと一歩が足りなくて間に合わない…!
―黒い影が先に間合いに入る。
「!?神田!」 「ユウ!!」
アレンと俺の声が重なる。そうあんな土壇場の中現れたのはユウだった。彼は舌打ちをしつつもAKUMAの攻撃を受けてくれていた。へへっいい奴じゃん。…じゃなくて…この距離ならと駆け足でふたりに近寄れば………
「この根性無しが…こんな土壇場でヘバってんじゃねェよ!!あのふたりを守るとかほざいたのはテメェらだろ!!」
ひんっ、お説教。それは甘んじて受け入れます。だがしかし、さっきも云ったが"傷をなかったものにしても疲労はそのまま"なのでAKUMAの攻撃を防ぐのにも一苦労…してるみたいだ。すまんね。
「お前らみたいな甘いやり方は大嫌いだが…口にしたことを守らない奴はもっと嫌いだ!」
「はは…どっちにしろ…嫌いなんじゃないですか…。」
「照れ隠しヘタだなユウは…。」
「照れてねェよ!!」
もう、これだからツンデレは、嫌いじゃないぜ☆
暫く間が開いたがアレンの口が開きヘバってないと云い口についた血を拭う。
「ちょと
「………いちいちムカつく奴だ。」
「ンンッ!バディ!!」
「「は?」」
ゲフンゲフン。そんなことより…畳み掛けるぞ!そう叫べばユウがAKUMAの腕を斬る。各々最後の力を振り絞り3人で攻撃する。
「「「消し飛べ!!!」」」」
『ェ…エクソシストがぁ〜〜!!』
AKUMAは耳が劈くような叫びを上げてチリとなって消えてった。それと同時に…
―トサ
ララのイノセンスだったものが落ちてきた。アレンが目一杯手を伸ばそうとするが届かないみたいだ
しゃーない。
「いいよ、アレン疲れたろ?」
「ナナミさん!?」
俺はイノセンスを手に取り月明かりに照らしてみる。神の結晶ってなだけあるなぁ…すっげぇきれい。アレンは俺に平気かと聞いてくる…が…ぶちゃっけ平気じゃ……ガクンと両膝を着く。また。
「ユウちゃんが…けがしなけれ…ば」
―どさっ
「!?ナナミさーーんっ!?」
…ユウちゃん、傷負うときは軌道修正してくれ…なんて勝手に治したのは俺だ。アレンにも取り敢えず釘刺したからな…彼に告げ口しないことを望む…!
「大丈夫ですか?!ふぉおおお血出てますよ!血!!」
「お前少しは黙ってくれないのかよ」
ハイハイ…で彼の元に寄り人差し指をアレンの額に乗っけてツンとやれば、眠ってくれました。はは…今のでMP消費だぜ。
この際だ!と大の字で寝転がれば心配そうにしゃがみ込むトマがおるじゃないか!俺は医者を呼ぶよう頼んだ。さて、俺も暫く寝てるか…
*
―マテールの病院にて
目を覚ました時には白い天井が見えた、病院ですよね?ちゃんとトマ連れてってくれたんだな…
俺は上体を起こす、ってー腹いたいわー。服を擦れば包帯が巻いてあることに気付く。手術は成功ってワケか。そのまま自分の右側にある窓の外を見つめる。マテール…神に見放された土地のって割にはなんだかきれいに見える。夕日がこう沈む感じとか、これはいい絵になる。両手の親指と人差し指で四角い枠を作りそれを覗き込む。落ち着く…が、その時、廊下からなにか金属質なものが落ちる音が聞こえたと思えばすぐナースらしき叫び声が聞こえる。
「きゃぁああああミスうずまき何をやっているのですーーーー!!?」
「な、何って…ただ外を見てるだk…「あなたは全治5ヶ月半なんですからね!」…ちーす」
翁とアリアと脳筋歌姫
(踊りを舞い歌を奏でる快楽人形)と(絶対助けたいマン)
