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―ばきっ
「もーやめなさいって言ってるでしょ!早く入らないと門閉めちゃうわよ」
世にも奇妙な音と可愛い声と共にガン飛ばし野郎が地中深くに沈んで生首みたくなっている。こんな可愛い子に限って…大体ここはこの少女ががクリップボードで可愛らしく『ぱっこ』て鳴らす筈だったのに…ん?どうやら俺が来てから本編と今の時空の捻じれを感じる…気のせいと信じたい。
俺はアレンの腕をひっぱり素直に女の子について行くこうと云った。彼もどうやら同じ気持ちだったのでいそいそと彼女に付いて行こうとした時…後から可哀相な声が聞こえた。
「おい、何もなかったみたいな反応はよせ。」
「ナナミさんこんな奴置いて行きましょ?」
「そうよ、あんな暴力的な人なんて気にしないで、さっ、2人共行きましょ?」
可哀想だな…かなりの弄られキャラじゃん。あ、でも弄りがいがあるよな。わかるぞ。
だとしてもだ、ずっと埋まっている彼を見たらなんだかある意味悲しくなってきた、しかたがなく引き上げようとしたときだ…。
「お前…優しいな意外に…。」
と云いながら自力で這い上がり俺の両手を真顔で握ってきた。なんだ、自分で出られたじゃん。
しかし後ろからドスが効いたオーラを放つ彼彼女が怖すぎて後ろを振り返れない…。頼むから手を離してくれ。縮む、俺の寿命が縮む。
何でたかが門潜るダケなのにこんなに時間かかるんだろう?あれからやっと結構時間をかけて中に入った。
「私は室長助手のリナリー、室長の所まで案内するわね、よろしく。」
中に入り、この物語の素晴らしいヒロインことリナリーが挨拶すると同時に役目を終えたなら帰ると云わんばかりの態度でくるっと方向転換して自室に戻ろうとする彼をアレンは呼び止めた。…ほらぁ〜案の定睨まれてるじゃん。
「ヨロシク。」
アレンは彼の目の前に手を出し握手を求めた。だけどアレンの手を見るなり。
「呪われてる奴と握手なんかするかよ。」
と聞き捨てならねー言葉を吐くもんだから俺はツカツカと彼の元に近寄る。アレンとリナリーが制止をかけるが気にせず彼の腕を掴む。
「呪われてようがこっちが歩み寄ってんだ…それに少しくらい汲み取ってくれよ、"神田 ユウ"さん。」
「てめぇ…なんで俺の名前を…?」
「さぁね?因みにお…私はうずまきナナミよろしく。」
皮肉たっぷりな笑みを彼に見せ付けると一つ取られた。と少々悔しがっていたが…
「写らないユウレイ。よろしくな…。」
さっき地中に埋まってたお前を助けてやっただろ…なんだよこの落差。ツンデレ…ツンツンツンデレも大概にしやがれ。バチバチと火花を散らしていたらリナリーがもう!いい加減にしないさい。と云い俺とアレンを小突き。ユウにはご自慢の足技を披露。こんわっ。
「もう終わり、ナナミちゃんはもう行かなきゃ、神田はさっさと部屋に戻って安静にしてなさい」
「「(ひーっ!こえー!!)」」
こうして俺とアレンはリナリーを敵にはまわしてはいけない、とこそりと話した。
教団内をそつなく説明をする彼女。そりゃあ小さい頃からいたからこんなのはお茶の子さいさいだろう。隣のアレンが歓喜の声をあげる。特に自室が与えられると聞いて…。確かに自室は嬉しい事だ、室長に云えば部屋のリフォームもしてくれるらしい。
「あ!ここの階はどんな部屋があるんですか?」
とうっきうきにアレンが聞いたのは"某植物災害"よろしくなおどろおどろしいフロアでした。もちろんこんな部屋を作ろうだなんて考えるのは唯一この人しかありえない。
「ここはいいの」
「はい?」「いいの、さ、早く行きましょ?」
強制終了させる彼女。そりゃ…嫌だよな。実の兄がこんな変態だなんて…ま、しばらくしたらその変態っぷりをお披露目することになるんだけどな…。
俺は黄昏れながらこれから起きるであろうことに思いを馳せた…2人に不思議がられながら。
*
そしてついに来たか…。目の前にいるのは長身の男で巻き毛と白い帽子がトレードマークの…
「はいどーもぉ科学班室長のコムイ・リーです!」
我らの室長。コムイだ。
確かに彼の実力や頭脳、そして人柄は誰もがうらやむが、少し変わった趣味にネジ5、6本外れた性格のせいであって部下から99%信頼されているのに1%の殺意が芽生えられている。
「歓迎するよアレンくんナナミちゃん、いやーさっきは大変だったねー。」
「「(誰のせいだ…)」」
誰しもが心のそこで思ったのは他にもない。
俺らは螺旋階段を下り一つの部屋の中に入っていった。そこは診療所みたいな所だった。中に入るなりアレンに腕を見せるように云う、なんせ彼は本来ならば無傷ですんだところ俺を庇ったからイノセンスに傷が付いてしまったのだ。
って、あれ?何で俺イスに座らせれてるの?あれ?おかしいぞ…しかも発動するように云われるし…し、しかたがないなー。
俺達がイノセンスを発動したらコムイはまじまじと喉元を見たり、腕をコツコツ叩いてみたりする。そして小さく頷く。
「キミ達は寄生型だね!」
とコムイはコーヒーを飲みながら応えた。
「寄生…型?」
あれだろ?体内に在る武器化するやつ。確かに俺のはどう考えたって寄生型だ。物心つく頃からそばに存在していた宝玉これなら理由が分かる。
寄生型には憧れを抱いていたから嬉しい事この上ない。説明が終わるとコムイはあきらかに怪しい装備を身に着ける。
「その装備はなんですか?」
「ん?修理」
うわぁついに始まるか…アレンよご愁傷様。
「ちょっとショッキングだからトラウマになりたくなかったらナナミちゃんだけ見ない方がいいよ♪」
「いや見たくないけど見えるよソレ…。」
「待っ…待って…」
「GO♪」
「ぎゃーーーーー!!!」
残念哀れな少年A
(ん?君はこう云ったのは平気なのかい?)(ええ、勿論。)
