サードナンバーズで「I LOVE YOU」
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「お前になら壊されてもいい」
「冗談言わないで、縁起でもない」
「俺は本気だ」
戸惑ったように笑う彼女に、真剣な眼差しでニードルマンは言う。
「俺たちは戦闘用ロボットだ。いつか必ず壊れる日が来る。それが戦場でなら言うことは無いが、そうでないならお前の手で」
「やめて」
今にも泣きそうなひきつった笑顔で制止される。
だが、彼は続けた。
「俺の全てを受け入れろとは言わない。だが、俺を他の誰でもなくお前自身で終わらせてくれないか」
その言葉を聞いて彼女は震えた声で言った。
「そんな事……できないわよ!」
「何故?」
「だって、私にはあなたを破壊なんて出来ないもの!!」
そう叫ぶとニードルマンは彼女の頭を撫でながら囁いた。
「ありがとう、お前は優しいな」
「……優しくなんかないわ。ただ、あなたに傍にいて欲しいだけ」
「それでもいいさ」
ニードルマンは彼女をそっと抱き寄せた。
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