ヤンデレナンバーズ(Ver.1.0)
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様子のおかしいメタルマンからとにかく逃げなければならない。ドアだった木片を蹴飛ばしながら出入口へ走る。
「待て、ナナシ!」
メタルマンが制止するが振り返る余裕はない。戦闘用ロボット、ましてやメタルマンに追いかけられて逃げ切るのは難しいだろう。全速力で走ったにも関わらず、大きく跳躍したメタルマンに目の前に回り込まれてしまった。
その時だった。
「クイックブーメラン!」
巨大なブーメランが壁を壊して現れ、メタルマンを跳ね飛ばし戻っていく。ブーメランが開けた大穴からクイックマンが姿を現した。
「危ないとこだったな、ナナシ」
「メタルマンは……?!」
「あ?あぁ、後で博士に直して貰えば大丈夫だろ」
一瞬の出来事に理解が追いつかないまま、思わずメタルマンの安否を気にするナナシに、どこか不満そうにクイックマンが答える。
「待てクイックマン、ナナシは渡さない……!」
右脚を破壊されたメタルマンがなおも追いかけようとしてくる。するとクイックマンはナナシを両手に抱え走り始めた。いわゆるお姫様抱っこの状態だ。ナナシが耐えられないため全速力では無いが、脚部を破壊されたメタルマンには追いつけないだろう。
「助かったわ、ありがとう」
振動に舌を噛みそうになりながら礼を言えば、クイックマンは満面の笑みで頷いた。
「このまま俺と逃げよう。誰にも追いつけないところまで。基地の外で、二人で暮らすのもいいな」
残念なことにクイックマンもウイルスに感染しているようだった。
→15.基地の外にでるべきではないと諭す
「待て、ナナシ!」
メタルマンが制止するが振り返る余裕はない。戦闘用ロボット、ましてやメタルマンに追いかけられて逃げ切るのは難しいだろう。全速力で走ったにも関わらず、大きく跳躍したメタルマンに目の前に回り込まれてしまった。
その時だった。
「クイックブーメラン!」
巨大なブーメランが壁を壊して現れ、メタルマンを跳ね飛ばし戻っていく。ブーメランが開けた大穴からクイックマンが姿を現した。
「危ないとこだったな、ナナシ」
「メタルマンは……?!」
「あ?あぁ、後で博士に直して貰えば大丈夫だろ」
一瞬の出来事に理解が追いつかないまま、思わずメタルマンの安否を気にするナナシに、どこか不満そうにクイックマンが答える。
「待てクイックマン、ナナシは渡さない……!」
右脚を破壊されたメタルマンがなおも追いかけようとしてくる。するとクイックマンはナナシを両手に抱え走り始めた。いわゆるお姫様抱っこの状態だ。ナナシが耐えられないため全速力では無いが、脚部を破壊されたメタルマンには追いつけないだろう。
「助かったわ、ありがとう」
振動に舌を噛みそうになりながら礼を言えば、クイックマンは満面の笑みで頷いた。
「このまま俺と逃げよう。誰にも追いつけないところまで。基地の外で、二人で暮らすのもいいな」
残念なことにクイックマンもウイルスに感染しているようだった。
→15.基地の外にでるべきではないと諭す