ヤンデレナンバーズ(Ver.1.0)
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「この前の任務でいい場所見つけたんだ。あんたもきっと気に入る」
「クイック、待って……!」
「もしかして生活費のこと気にしてるのか?俺がレースで稼ぐから大丈夫だって」
「違っ……!」
いまだに猛スピードで走るクイックマンに、振動で舌を噛まないように答えるのが精いっぱいだった。このまま本当に基地の外へ出てしまったらどうしようか。ワクチンが完成してもクイックマンにインストールさせることはできないだろう。
その時だった。
「タイムストッパー!!」
眩い閃光に閉じた目を開ければ、先まで抱かれていた赤い機体は無く、代わりに青い機体が目の前にあった。
「危ねぇ危ねぇ。何考えてんだあの馬鹿」
フラッシュマンは煙を立てて停止しているクイックマンに近づき、首元に何かを接続した。
「……よし。ワクチンプログラム、インストール完了」
「ワクチン、完成してたんだ……」
「あぁ、お前と馬鹿が走り回っている間によ」
ナナシは全身の力が抜けるような気がしてその場にへたり込んだ。メタルマンとクイックマンという犠牲者は出たものの、無事乗り切れたことに安堵する。
フラッシュマンは博士に頼まれて感染したナンバーズにワクチンプログラムをインストールして回っているらしい。人間である博士やナナシが関わらない限り、感染しても暴走することは無いため、タイムストッパーを使う必要もなかったそうだ。
「あ、そういや博士がメシは研究室へ持ってこいっつってたぜ」
「今の今まで逃げ回ってたのに用意できてないわよ……」
そうはいってもわがままな主のことだ、少しでも夕食が遅れれば不機嫌になるだろう。そのしわ寄せは自分が受けることになる。
急いで簡単に作れるものを持っていくとしよう。
END(フラッシュマンが助けに来る)
「クイック、待って……!」
「もしかして生活費のこと気にしてるのか?俺がレースで稼ぐから大丈夫だって」
「違っ……!」
いまだに猛スピードで走るクイックマンに、振動で舌を噛まないように答えるのが精いっぱいだった。このまま本当に基地の外へ出てしまったらどうしようか。ワクチンが完成してもクイックマンにインストールさせることはできないだろう。
その時だった。
「タイムストッパー!!」
眩い閃光に閉じた目を開ければ、先まで抱かれていた赤い機体は無く、代わりに青い機体が目の前にあった。
「危ねぇ危ねぇ。何考えてんだあの馬鹿」
フラッシュマンは煙を立てて停止しているクイックマンに近づき、首元に何かを接続した。
「……よし。ワクチンプログラム、インストール完了」
「ワクチン、完成してたんだ……」
「あぁ、お前と馬鹿が走り回っている間によ」
ナナシは全身の力が抜けるような気がしてその場にへたり込んだ。メタルマンとクイックマンという犠牲者は出たものの、無事乗り切れたことに安堵する。
フラッシュマンは博士に頼まれて感染したナンバーズにワクチンプログラムをインストールして回っているらしい。人間である博士やナナシが関わらない限り、感染しても暴走することは無いため、タイムストッパーを使う必要もなかったそうだ。
「あ、そういや博士がメシは研究室へ持ってこいっつってたぜ」
「今の今まで逃げ回ってたのに用意できてないわよ……」
そうはいってもわがままな主のことだ、少しでも夕食が遅れれば不機嫌になるだろう。そのしわ寄せは自分が受けることになる。
急いで簡単に作れるものを持っていくとしよう。
END(フラッシュマンが助けに来る)