龍神が審神者になりました?
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――アオside――
初の演練から一週間経ちました。
え?早い?
いやぁ……やな兄との試合以外、全部なんだかんだ勝ちましたよ?
やな兄とは…やっぱ経験の差がね…頑張って付いていってたけど、負けました。
でも、皆悔しそうでも、こうしたらいいんじゃないか?とか、もっと頑張らないと!と意気込んでました。
うんうん、ちゃんと吸収しててありがたい。
まあ次の日から、出陣も遠征も行きまくってたけどね…。
で、一週間、5回の演練を毎日、他出陣や遠征を頑張ってたから、さらに練度もあがりました。
明日は演練の他の種類があるから、それを説明してくれるらしい。
で、この一週間の間に、獅子王、五虎退が我が本丸に来てくれました!
みんなにがんばって付いていくも、もちろんまだまだなんで、体慣らしをしてもらいながら、練度上げ、修行を頑張ってます。
そうそう、清光なんだけど。
あの事件から時々暗い顔してたけど、最近はそれも減り、みんなと頑張ってます。
んで、えーと…明日は伽羅が近侍で、補佐が厚か…。
どうしようかなー…メンバー…。
『うーん…』
「アオ、おやつできたけど、広間で食べないかい?」
『あ、歌仙。ありがとー』
「何やら悩んでいるようだね?」
『うん…明日の演練のメンバーどうしようかなと…』
「あぁ、そういえば、明日はまた別の演練の指導の日だったね」
『そ、獅子王や五虎はまだ早いだろうから、抜きにしても、一通り皆行ってるし、どうしようかなと』
「そうだねぇ…今昼休憩で皆居るから、皆に決めてもらうか、意見をもらうのはどうだい?」
『あ、そっか。まだ午後の出陣とかまで時間あるんか…今皆広間?』
「そうだね、おやつたべていると思うよ」
よし、広間に行こう。
歌仙と一緒に広間へ行くと、みんなちゃんといた。
「あ、アオさん」
「アオさんも、おやつ、ですか?」
『そそ。あと皆に意見聞きたくて』
「ん?どいたがや?」
『明日の演練メンバー悩んでてね。
五虎と獅子王はまだ普通の演練もまだやし、明日のはなしにさせてもらうけど、どうしようかなあと』
おやつをいただきながら、話してると、厚から質問。
「誰でもいいのか?」
『うん、普通の演練とは違うからどうなるかわからんから、バランスはとりたいけど、なんもわからんからねぇ…』
「お小夜たちは、何か知りませんか?」
「特練のことだとは思うよ」
「「「「「『特練?』」」」」
「特別演練場、略して特練。戦闘系審神者も参加できたり、普通の審神者も参加できる演練があるの。他にも大演練とか」
「へぇ…いろいろあるんだな」
『それのどれか次第かぁ…』
「アオも参加するかもなら、それに合わせた編成がよくないか?」
『厚、どう思う?』
「俺もそれがいいと思う。
少しでもアオに付いてける面子でがいいな。ただ本丸の護りも必要だから、悩ましいけど」
そう、俺の初期面は頑張って俺に付いてくるくらいには強くなった。
もちろんみんな強くなったけど。
「今アオについていけるのは、俺ら元政府組と、陸奥守、鶴丸、薬研、加州、不動、大倶利伽羅。
それなりについていけるのが、にっかり、歌仙、燭台切、宗三だな」
「俺と五虎退はまだきたとこだしな」
「は、はい…」
「どの特練かな…説明だけはたぶん一気にされそうだけど…」
『…んー……伽羅、厚、二人は明日近侍で補佐だけど、俺の方に来てくれ。何戦かするなら交代交代でやればいいしな。
だから、二人以外の6人を選ばないとな』
「ほんなら、わしは本丸待機でえいよ。初期刀じゃし、近侍も補佐も行くなら、本丸のことまとめるやつがおらなあかんしの」
『いつもごめん、陸奥…』
「かまんかまん!土産期待しとるきの!」
「大将、こっちで決めたら報告するし、書類仕事まだならしてきたらどうだ?」
『んー…じゃあお願いするよ。すまんな』
そういって、おやつを食べ終わり、俺は執務室へ。
まずは午前中の報告書を作り、んで、お金の計算や領収書などの整理もして…。
あ、個人的な日記も昨日のとかまだだ。
ちょこちょこしていると、近侍の歌仙と補佐の愛染がやってきた。
「アオ、今いいかい?」
『お、大丈夫よー決まった感じ?』
「何部隊か候補出したから、あとはアオに決めてもらおうかってなってな!」
『なるほど』
まず一つは、初期組編成。
鶴丸、薬研、小夜、加州、厚、不動。
陸奥はは本丸待機だしな。
もう一つは、慣れてる組。
来派の三人と、小夜、厚、伽羅。
もう一つは、付いていける組の中から更によさそうな面子。
明石、小夜、蛍、加州、薬研、鶴丸。
最後、付いていける組と次についていける組の混合。
にっかり、宗三、鶴丸、明石、薬研、蛍。
ふーむ…悩むな。
でも…どれも悪くないんだよな。
「一番最後の混合は、大倶利伽羅と厚を、にっかりと宗三で交代もできるし、どうだろうかと」
『あれ、歌仙や光忠はいいの?』
「僕らは食事のこともあるからね、みんなできるけど、基本は僕らだからね」
『いつもありがとう美味しいです…』
「ただ宗三は、不動のがいいんじゃないか?とも言ったり、にっかりも加州くんがいいんじゃ?と悩んでる感じだけどな」
『あー…動けるようにはなったけど、俺と参戦する内容によっては付いていけないから、とか?』
「そうだね、混合の編成より、慣れてる面子で揃えるのがいいと、僕も思うよ。どんな演練になるかわからないからね」
『んー…んじゃ、三つ目の、明石、蛍、小夜、薬研、鶴丸で。清光にはも本丸のまとめを陸奥としてもらいたいから、あと一人を…不動でいこうか』
「明石、蛍丸、お小夜、薬研、鶴丸、不動だね。隊長は?」
『んー…とくに決めるつもりない。どんな演練かわかんないから。それに交代する可能性もあるしね』
「わかった、んじゃ俺、皆に伝えてくるな!」
愛染が皆に伝えに行ってくれたので、また書類と睨めっこ。
歌仙はお茶を淹れて、手伝ってくれる。
途中途中、帰ってきた部隊のお迎えや見送りをしながら、書類整理を終わらせてる間に、もう夕餉に。
「アオ、終わったかい?」
『あ、歌仙…ごめん、集中してたや…』
「大丈夫、最後の見送りした部隊の帰還要請の方は僕が許可をしておいたし、今は先に風呂に行くものは行ってるから」
『まあじか…ありがとね』
「いや、それより、ずいぶん集中してたけど、急ぎの書類などあったのかい?」
『んや、急ぎじゃないけど、まあ領収書のまとめとかやね。経費で落ちる分もあるから、理由書いたりしてた。あと給金の計算とか…俺苦手やけど…』
「そうなのかい?」
『あるとやっぱ使っちゃうし、皆の喜ぶ顔も見たくてついね。戦闘系だし、給金は普通の審神者よりいいし、前話した事件の謝礼金も出たから余裕はあるけど、やっぱ心配でね。単に貯めるだけならできるけど、使いだしたらね…』
「なるほど…きちんとお金の管理ができる刀剣、博多藤四郎が居たらよかったんだけれどね…」
『あ、やな兄に聞いた。博多さん金銭面強いって………あ、そうだよ、不動も強いって聞いた!』
「不動もかい?」
『うん、計算が早いんだって。ちょっと手伝ってもらえるか聞いてみよう』
そうと決まれば、先ずは夕餉。
今日は燭台切メインで作ってくれたそうです。
夕餉の後の広間で会議(執務室じゃ狭くなったため)
『明日の編成、隊長はとくに決めない。交代交代でやるかもだし、どういうものかもまだわからないしね。なので、小夜、厚、いろいろアドバイスくれるとありがたい』
「任せな!」
「はい…」
『あと、不動』
「あ?俺?」
『やな兄に聞いたんやけど、金勘定、管理は博多藤四郎が得意て聞いたんよ。不動も計算早いから、あっちでは博多と一緒に管理してるって聞いたけど、博多藤四郎くるまで、手伝いお願いしていいか?』
「あー…計算早いだけだけど…」
『かまわんよ、俺が数字弱いし』
「ん、やる」
『ありがとう』
明日のことなど話し合い、今日は解散。
不動はさっそく手伝ってもらうため、申し訳ないが一緒に執務室へ。
『悪いな、明日も演練なのに今から頼んで…』
「問題ねーよ、ひっく」
『すまんな。よし、残りは明日とかでもいいから…俺がした今日のやつの再確認頼める?レシート、領収書も全部あるから、間違ってたら教えてくれ』
「あいよ」
不動に確認をお願いしている間に、俺は残りの違う書類を片付ける。
報告書も書いて…よし、送信。
他の書類を黙々としていると、歌仙と愛染がお茶とお菓子を持ってきてくれた。
「アオ、不動、お疲れ!」
「二人とも凄い集中力だね、少し甘いものをとるといいよ」
『あ、え…げ、けっこう時間経ってた…ごめん不動…歌仙も愛染もありがとう』
「かまわねー…つか、アオ…あんたほんと数字弱いんだな…」
「どこか間違ってたのかい?」
「全部だな。ズレて計算してたり、書き間違え、抜けてたり…」
『ごめんね不動面目ない…俺の菓子も食ってくれ…』
「いやそれはいいって…計算のし直しはある程度終わったから、もう少しで終わるぞ」
『不動が居てくれてよかった…』
そうしてお茶を飲んでると、歌仙に笑われた。
「なんだか安心したよ。アオにも苦手なことあったんだね」
『そりゃあるよ、虫なんか絶滅してくれってくらい無理だし…』
「いや龍神のアオがそれ言っちゃダメだろ…」
「虫はともかく。なんでもできる人って感じだったからね。だから安心したんだよ」
『ふーむ…なんでもはさすがに無理だけど。でも俺ができるのって、皆が居るから頑張ろうって思えるからなんだよな。
俺の原動力は家族だし』
そういえば皆嬉しそうに誉桜を散らしていた。
休憩もほどほどにし、残りもがんばる。
歌仙と愛染も手伝ってくれたから、すんなり終われた。
ありがたや…。
『あー終わった…残りはまた明日以降でいいから…』
「あ、残りもやっといたぞ。少しだけど」
『これから不動様って呼ぶわ…』
「やめてくれ…」
「すげーな不動」
「蘭丸のとこに居た時ずっと見てたしな。またやるとき呼んでくれ、間違い治す方が大変だしなあ…ひっく」
『ありがとう…』
「ふふ…さ、明日は演練だ。皆早く休もうね」
歌仙の言う通り、時間はもう日付を超えている。
急いで片付けて、解散。
俺は私室へ行き日記をつけてから寝る。
翌日、不動や愛染は普通に元気そうだったが、歌仙は朝は弱いのか、まだ寝ていた。
昨日無理させたし、もう少し寝かせておこう。
『明石、蛍、小夜、薬研、鶴、不動。準備いい?』
「いつでも」
「柳はんがまた迎えくるんでしたっけ」
「確かそのはずだぜ」
「ひっく…」
「そろそろですね…」
「今日の演練はどんなんだろうな」
と、鈴の音が鳴ったため、入場許可のボタンを押す。
するとやな兄と、その部隊。
近侍はいつも通りの国広。
んで、蜻蛉切さん、乱さん、光忠さん、太鼓鐘さん、岩融さん、太郎太刀さんだ。
「よ、準備できてるな」
『おはよやな兄。…いつも大きい刀だねぇ…』
「あぁ…時々取り締まりに駆り出されるしな…。他がダメってわけじゃねぇんだけどな。あと今回はくじ引きだ」
『くじで決めてるんだ』
「まあ人数もいるから、任せたりが多いな」
「柳はん、特練のどれしますのん?」
「あぁ、今日は依頼もあるから、それをする」
「「「「「『依頼?』」」」」」
「説明は向こうでするな。行くぞ」
そういうと、演練場に向かう俺らだった。
初の演練から一週間経ちました。
え?早い?
いやぁ……やな兄との試合以外、全部なんだかんだ勝ちましたよ?
やな兄とは…やっぱ経験の差がね…頑張って付いていってたけど、負けました。
でも、皆悔しそうでも、こうしたらいいんじゃないか?とか、もっと頑張らないと!と意気込んでました。
うんうん、ちゃんと吸収しててありがたい。
まあ次の日から、出陣も遠征も行きまくってたけどね…。
で、一週間、5回の演練を毎日、他出陣や遠征を頑張ってたから、さらに練度もあがりました。
明日は演練の他の種類があるから、それを説明してくれるらしい。
で、この一週間の間に、獅子王、五虎退が我が本丸に来てくれました!
みんなにがんばって付いていくも、もちろんまだまだなんで、体慣らしをしてもらいながら、練度上げ、修行を頑張ってます。
そうそう、清光なんだけど。
あの事件から時々暗い顔してたけど、最近はそれも減り、みんなと頑張ってます。
んで、えーと…明日は伽羅が近侍で、補佐が厚か…。
どうしようかなー…メンバー…。
『うーん…』
「アオ、おやつできたけど、広間で食べないかい?」
『あ、歌仙。ありがとー』
「何やら悩んでいるようだね?」
『うん…明日の演練のメンバーどうしようかなと…』
「あぁ、そういえば、明日はまた別の演練の指導の日だったね」
『そ、獅子王や五虎はまだ早いだろうから、抜きにしても、一通り皆行ってるし、どうしようかなと』
「そうだねぇ…今昼休憩で皆居るから、皆に決めてもらうか、意見をもらうのはどうだい?」
『あ、そっか。まだ午後の出陣とかまで時間あるんか…今皆広間?』
「そうだね、おやつたべていると思うよ」
よし、広間に行こう。
歌仙と一緒に広間へ行くと、みんなちゃんといた。
「あ、アオさん」
「アオさんも、おやつ、ですか?」
『そそ。あと皆に意見聞きたくて』
「ん?どいたがや?」
『明日の演練メンバー悩んでてね。
五虎と獅子王はまだ普通の演練もまだやし、明日のはなしにさせてもらうけど、どうしようかなあと』
おやつをいただきながら、話してると、厚から質問。
「誰でもいいのか?」
『うん、普通の演練とは違うからどうなるかわからんから、バランスはとりたいけど、なんもわからんからねぇ…』
「お小夜たちは、何か知りませんか?」
「特練のことだとは思うよ」
「「「「「『特練?』」」」」
「特別演練場、略して特練。戦闘系審神者も参加できたり、普通の審神者も参加できる演練があるの。他にも大演練とか」
「へぇ…いろいろあるんだな」
『それのどれか次第かぁ…』
「アオも参加するかもなら、それに合わせた編成がよくないか?」
『厚、どう思う?』
「俺もそれがいいと思う。
少しでもアオに付いてける面子でがいいな。ただ本丸の護りも必要だから、悩ましいけど」
そう、俺の初期面は頑張って俺に付いてくるくらいには強くなった。
もちろんみんな強くなったけど。
「今アオについていけるのは、俺ら元政府組と、陸奥守、鶴丸、薬研、加州、不動、大倶利伽羅。
それなりについていけるのが、にっかり、歌仙、燭台切、宗三だな」
「俺と五虎退はまだきたとこだしな」
「は、はい…」
「どの特練かな…説明だけはたぶん一気にされそうだけど…」
『…んー……伽羅、厚、二人は明日近侍で補佐だけど、俺の方に来てくれ。何戦かするなら交代交代でやればいいしな。
だから、二人以外の6人を選ばないとな』
「ほんなら、わしは本丸待機でえいよ。初期刀じゃし、近侍も補佐も行くなら、本丸のことまとめるやつがおらなあかんしの」
『いつもごめん、陸奥…』
「かまんかまん!土産期待しとるきの!」
「大将、こっちで決めたら報告するし、書類仕事まだならしてきたらどうだ?」
『んー…じゃあお願いするよ。すまんな』
そういって、おやつを食べ終わり、俺は執務室へ。
まずは午前中の報告書を作り、んで、お金の計算や領収書などの整理もして…。
あ、個人的な日記も昨日のとかまだだ。
ちょこちょこしていると、近侍の歌仙と補佐の愛染がやってきた。
「アオ、今いいかい?」
『お、大丈夫よー決まった感じ?』
「何部隊か候補出したから、あとはアオに決めてもらおうかってなってな!」
『なるほど』
まず一つは、初期組編成。
鶴丸、薬研、小夜、加州、厚、不動。
陸奥はは本丸待機だしな。
もう一つは、慣れてる組。
来派の三人と、小夜、厚、伽羅。
もう一つは、付いていける組の中から更によさそうな面子。
明石、小夜、蛍、加州、薬研、鶴丸。
最後、付いていける組と次についていける組の混合。
にっかり、宗三、鶴丸、明石、薬研、蛍。
ふーむ…悩むな。
でも…どれも悪くないんだよな。
「一番最後の混合は、大倶利伽羅と厚を、にっかりと宗三で交代もできるし、どうだろうかと」
『あれ、歌仙や光忠はいいの?』
「僕らは食事のこともあるからね、みんなできるけど、基本は僕らだからね」
『いつもありがとう美味しいです…』
「ただ宗三は、不動のがいいんじゃないか?とも言ったり、にっかりも加州くんがいいんじゃ?と悩んでる感じだけどな」
『あー…動けるようにはなったけど、俺と参戦する内容によっては付いていけないから、とか?』
「そうだね、混合の編成より、慣れてる面子で揃えるのがいいと、僕も思うよ。どんな演練になるかわからないからね」
『んー…んじゃ、三つ目の、明石、蛍、小夜、薬研、鶴丸で。清光にはも本丸のまとめを陸奥としてもらいたいから、あと一人を…不動でいこうか』
「明石、蛍丸、お小夜、薬研、鶴丸、不動だね。隊長は?」
『んー…とくに決めるつもりない。どんな演練かわかんないから。それに交代する可能性もあるしね』
「わかった、んじゃ俺、皆に伝えてくるな!」
愛染が皆に伝えに行ってくれたので、また書類と睨めっこ。
歌仙はお茶を淹れて、手伝ってくれる。
途中途中、帰ってきた部隊のお迎えや見送りをしながら、書類整理を終わらせてる間に、もう夕餉に。
「アオ、終わったかい?」
『あ、歌仙…ごめん、集中してたや…』
「大丈夫、最後の見送りした部隊の帰還要請の方は僕が許可をしておいたし、今は先に風呂に行くものは行ってるから」
『まあじか…ありがとね』
「いや、それより、ずいぶん集中してたけど、急ぎの書類などあったのかい?」
『んや、急ぎじゃないけど、まあ領収書のまとめとかやね。経費で落ちる分もあるから、理由書いたりしてた。あと給金の計算とか…俺苦手やけど…』
「そうなのかい?」
『あるとやっぱ使っちゃうし、皆の喜ぶ顔も見たくてついね。戦闘系だし、給金は普通の審神者よりいいし、前話した事件の謝礼金も出たから余裕はあるけど、やっぱ心配でね。単に貯めるだけならできるけど、使いだしたらね…』
「なるほど…きちんとお金の管理ができる刀剣、博多藤四郎が居たらよかったんだけれどね…」
『あ、やな兄に聞いた。博多さん金銭面強いって………あ、そうだよ、不動も強いって聞いた!』
「不動もかい?」
『うん、計算が早いんだって。ちょっと手伝ってもらえるか聞いてみよう』
そうと決まれば、先ずは夕餉。
今日は燭台切メインで作ってくれたそうです。
夕餉の後の広間で会議(執務室じゃ狭くなったため)
『明日の編成、隊長はとくに決めない。交代交代でやるかもだし、どういうものかもまだわからないしね。なので、小夜、厚、いろいろアドバイスくれるとありがたい』
「任せな!」
「はい…」
『あと、不動』
「あ?俺?」
『やな兄に聞いたんやけど、金勘定、管理は博多藤四郎が得意て聞いたんよ。不動も計算早いから、あっちでは博多と一緒に管理してるって聞いたけど、博多藤四郎くるまで、手伝いお願いしていいか?』
「あー…計算早いだけだけど…」
『かまわんよ、俺が数字弱いし』
「ん、やる」
『ありがとう』
明日のことなど話し合い、今日は解散。
不動はさっそく手伝ってもらうため、申し訳ないが一緒に執務室へ。
『悪いな、明日も演練なのに今から頼んで…』
「問題ねーよ、ひっく」
『すまんな。よし、残りは明日とかでもいいから…俺がした今日のやつの再確認頼める?レシート、領収書も全部あるから、間違ってたら教えてくれ』
「あいよ」
不動に確認をお願いしている間に、俺は残りの違う書類を片付ける。
報告書も書いて…よし、送信。
他の書類を黙々としていると、歌仙と愛染がお茶とお菓子を持ってきてくれた。
「アオ、不動、お疲れ!」
「二人とも凄い集中力だね、少し甘いものをとるといいよ」
『あ、え…げ、けっこう時間経ってた…ごめん不動…歌仙も愛染もありがとう』
「かまわねー…つか、アオ…あんたほんと数字弱いんだな…」
「どこか間違ってたのかい?」
「全部だな。ズレて計算してたり、書き間違え、抜けてたり…」
『ごめんね不動面目ない…俺の菓子も食ってくれ…』
「いやそれはいいって…計算のし直しはある程度終わったから、もう少しで終わるぞ」
『不動が居てくれてよかった…』
そうしてお茶を飲んでると、歌仙に笑われた。
「なんだか安心したよ。アオにも苦手なことあったんだね」
『そりゃあるよ、虫なんか絶滅してくれってくらい無理だし…』
「いや龍神のアオがそれ言っちゃダメだろ…」
「虫はともかく。なんでもできる人って感じだったからね。だから安心したんだよ」
『ふーむ…なんでもはさすがに無理だけど。でも俺ができるのって、皆が居るから頑張ろうって思えるからなんだよな。
俺の原動力は家族だし』
そういえば皆嬉しそうに誉桜を散らしていた。
休憩もほどほどにし、残りもがんばる。
歌仙と愛染も手伝ってくれたから、すんなり終われた。
ありがたや…。
『あー終わった…残りはまた明日以降でいいから…』
「あ、残りもやっといたぞ。少しだけど」
『これから不動様って呼ぶわ…』
「やめてくれ…」
「すげーな不動」
「蘭丸のとこに居た時ずっと見てたしな。またやるとき呼んでくれ、間違い治す方が大変だしなあ…ひっく」
『ありがとう…』
「ふふ…さ、明日は演練だ。皆早く休もうね」
歌仙の言う通り、時間はもう日付を超えている。
急いで片付けて、解散。
俺は私室へ行き日記をつけてから寝る。
翌日、不動や愛染は普通に元気そうだったが、歌仙は朝は弱いのか、まだ寝ていた。
昨日無理させたし、もう少し寝かせておこう。
『明石、蛍、小夜、薬研、鶴、不動。準備いい?』
「いつでも」
「柳はんがまた迎えくるんでしたっけ」
「確かそのはずだぜ」
「ひっく…」
「そろそろですね…」
「今日の演練はどんなんだろうな」
と、鈴の音が鳴ったため、入場許可のボタンを押す。
するとやな兄と、その部隊。
近侍はいつも通りの国広。
んで、蜻蛉切さん、乱さん、光忠さん、太鼓鐘さん、岩融さん、太郎太刀さんだ。
「よ、準備できてるな」
『おはよやな兄。…いつも大きい刀だねぇ…』
「あぁ…時々取り締まりに駆り出されるしな…。他がダメってわけじゃねぇんだけどな。あと今回はくじ引きだ」
『くじで決めてるんだ』
「まあ人数もいるから、任せたりが多いな」
「柳はん、特練のどれしますのん?」
「あぁ、今日は依頼もあるから、それをする」
「「「「「『依頼?』」」」」」
「説明は向こうでするな。行くぞ」
そういうと、演練場に向かう俺らだった。