龍神が審神者になりました?
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
――アオside――
こんにちわこんばんは、アオです。
いやはや、いろいろありましたが、俺が審神者になってもうすぐひと月になります。
聞いてください。
うちの子成長早いの…のんびりじゃないの…。
俺に追いつくためと、頑張ってるの…健気だなっ。
でも早すぎて主怖いです。
なんせ平均、もう特ついてるからね…。
そうそう、あれから刀剣も少しずつ増えました。
燭台切光忠さんきました!ずんだ、美味かったです!
あと歌仙さんも来ました!ご飯美味しいです!
宗三左文字さんと大倶利伽羅さん!
お小夜が嬉しそうで俺も嬉しい!
鶴丸、光忠も伽羅がきて嬉しそうです!
というわけで、まだ四人は特にはもうちょいやけど、頑張ってくれてます!
ちなみに、お小夜と歌仙は、元細川の刀らしく、人見知りらしい歌仙は安心してました。
あ、部屋はいまのところ、短刀や蛍は粟田口部屋で寝泊まりしてもらってます。
他は自室で。
意外と粟田口がまだこないのよね…。
まあ短刀部屋に皆集まったりしてワイワイしながらそのまま寝たりもあるし、今はほんと自由にさせてます。
時々歌仙に怒られながらも。
なんだかんだ見守ってる歌仙です。
宗三とはお小夜の可愛いを語り合う仲です。
写真もプリントし、次回の給料がよさげなら、カメラ買うのもありだなと話してます。
今は俺のカメラを貸してます。
お小夜を愛でる宗三も綺麗でさすがっです!
いやほんと儚い系美人なのにしっかりでマイペース。
打ち刀最弱?
そんなことありません。
うちの子は強いですから!
大倶利伽羅こと伽羅は、最初ツンツンでした…ぐす。
でも最近はいろいろ手伝ってくれるし、なんか、最初のツンツンが嘘みたいに気にかけてくれてます。
嬉しいねぇ。
一緒に出陣した時は、ちょっと拗ねられましたが、今では修行相手によくなってもらってます。
光忠は、やな兄の光忠さんで慣れてるのもあったし、やな兄に紹介したり向こうの光忠さんに会わせたときは、なんか納得してました。
しかも光忠さんから聞いてたのか、最初の彼のおやつは、ずんだでした!
もうめちゃ美味しくて!
お代わりしまくったら、誉桜まき散らしてました。
今では一緒にお菓子やごはんを歌仙とも作る仲です。
餃子も教えたけど、俺にはまだまだと謙遜されます…。
いや、俺匂いで判断してるだけやから…。
まぁこんな感じで、新しい子とも仲良くしています!
さて、今日からやな兄なしの業務していきます!
いや、パソコン教室ははしてるけど、国広を二時間レンタルみたいにしてます。
お小夜も厚ももうだいぶできるから、簡単な講習を本丸皆にしてくれてます。
ありがたやありがたや…。
そうそう、薬研の医務室、意外にも不動も覚えだしました、あと簡単な手当ては皆おぼえてくれてます。
お小夜は薬草の管理を。
花とか好きみたいだから、花壇も作りました。
あとあと、ここちゃんから連絡もらったんだけど、審神者を目指すとのこと。でもって、頑張って戦闘系になるとも。
審神者アカデミーは、半年周期なため、夏終わりには卒業、もしくは成績良ければ早くにでも本丸持てるみたいです。
ちゃんと考えて決めたみたいでよかった。
ぎりぎりまで悩んだらしいけど、でもいつか、俺の夢も手伝いたいとも言ってくれて、嬉しかったなあ…。
今日の業務、出陣と遠征をしてもらってる間に、アカデミーやら講座のパンフを見てるけど、うーん…もともと勉強得意やないかあ、悩んでます。
いや絶対てわけじゃないし、俺は戦闘系だからとくにやらなくていいらしいけど、なんか気になるよなーと。
っと…遠征組が帰宅したな。
迎えにゲートへ向かうと、たくさんの素材を持っていた。
『おかえりー!大漁だねぇ』
「ただいまアオ!」
「ただいま、いっぱい見つけたよー」
「戻った。台車もってくる、待ってろ」
「こじゃんと見つけたがやき!」
『伽羅ありがとう。倉庫に運んだら今日はもう休んでいいよ。もうすぐ夕餉の時間だし』
「今日はなにかなー」
『光忠たちに任せてるから、今日は知りませーん』
そう話してると、伽羅が台車を持ってきてくれたので、それに乗せて運んでくれる。
『そんまま風呂も済ませてきなー』
さて、もうすぐ出陣組も戻るかな、とモニターを見れば、ちょい苦戦してるようだ。
念のため行くか。
ゲートに行き出陣組の皆の居る場所へ行くと、珍しく小夜が怪我をし、宗三が庇いながら戦っている。
他もフォローできないくらい囲まれてるな。
俺は素早く刀を抜き、宗三を切ろうとしていた遡行軍を倒す。
「!アオ!?」
「アオさん…!」
『よく耐えた、帰ったら手入れ、ほんでご飯にしような』
そう言うと、皆が相手してる敵を一層する。
あっという間に終わらせると、怪我の確認をする。
『遅いからモニター観たら、珍しくお小夜が怪我してたから焦ったよ…何かあった?』
「あ、いえ…」
「お小夜の足を、真っ先に狙われたのです…帰ろうともしたのですが、敵に囲まれて…」
「俺らは軽症やかすり傷だが、小夜坊が狙われてな…」
『ふむ…向こうも素早い短刀から狙ったか…よく頑張った、帰ったら手入れしような』
「はい…すみません…大将までいけず…」
『謝ることないって。ここは今日が最初だし、皆の成長が早くて俺もつい新しい戦場に送り出してしまった。すまん。明日からまた前の戦場をおさらいがてらやっていこう、そんで無傷で倒せるようになったら、またここに挑戦しよう』
小夜を抱き上げ、帰還要請ボタンを押すと、今日の近侍の厚が押してくれたのだろう、本丸へ戻ってくる。
「お帰り大将!みんな!手入れ部屋の用意はできてるぜ!」
『さすが厚。ただいま、急に行って悪かったな』
「もう慣れたさ!それに今回は見えるとこに居たから、問題なし!」
手入れ部屋に移動し、まずは小夜の怪我を手入れで治していく。
治癒術は重症の時に使うようにしている。
これに慣れ過ぎてもよくないだろうし。
数十分で小夜の怪我が治り、他の皆も軽症なので、すぐに治った。
『うし、お小夜も鶴も、宗三もにっかりも、薬研も治ったな。にしても薬研はねらわれなかったのか』
「いや、薬研も狙われたけど、交わしたんだ。けど小夜坊が足をやられ、そっちにな…」
『なるほど…仕留めれそうな小夜から狙われたと。俺がしばいてこようかな…』
「あなたがいけば、僕たちのやることが無くなるでしょう」
「そうだぜ、ほんとは大将に一日でも早く追いつきたいんだからな」
『あい。つい…』
「まぁ、お小夜を思ってくれての発言ですから、許しましょう」
「ありがとう、アオさん…」
『俺はなんもしとらんよ。ほら、みんな着替えておいで。そろそろ夕餉だからね』
各自返事をし手入れ部屋を後にする。
俺も厨に様子を見に行く。
『光忠―歌仙、不動、どう?』
「あぁ、アオ。もうすぐできるよ」
「ひっく、部隊は帰ったのか~?」
「さっき厚君が走ってたけど」
『あぁ、小夜たちの部隊が怪我してたんでな。手入れも済ませて、今は着替えに行ってる。遠征部隊も、今日は大漁に集めれたみたいでな』
「それはよかったね。もうすぐできるから、アオも終われせれる仕事あるならしておいで、皆着替えたり風呂だろう?」
『ん、じゃあ、こっちお願いします』
「「「お願いされました」」」
厨も任せた、部隊も帰宅した、あとは夕餉出来るまでの俺の仕事をあらかたやる。
執務室へ行けば、伽羅がメモを残してくれていた。
今日の成果だ。
「アオ、今日の報告書持ってきましたよ」
『お、宗三ありがとう。風呂や夕餉の後でもよかったのに』
「あなたのことですから、先に報告書をある程度すると思いましたので」
『宗三も俺のことわかってきたね~』
「えぇ、変わり者の主を持つと大変ですよ」
『誉め言葉として受け取っとく』
「ご髄に。では、また夕餉で」
『ん、ありがとうね』
宗三からも受け取った報告書、それらを見ながら今日の報告書の続きを書く。
戦場が強くなるたび、敵も頭を使うものが居るんだな…。
今までそんな感じなかったけど。
まあ向こうもずっと同じにはいかんか。
黙々としていると、やな兄から連絡が入る。
『もしもしー』
〈あぁ、アオ。今大丈夫か?〉
『大丈夫。どうしたの?』
〈そろそろ演練参加しようかと思ってな〉
『あぁ、今まで免除やったからすっかり忘れてた…明日?』
〈お前のタイミングに任せるが、どうだ?〉
『んじゃ明日しよう』
〈おっけ。んじゃ明日午前中から行くぞ。説明もいろいろするし〉
『はーい』
〈時間は…10時にそっちへ行くな〉
『了解』
ぴっと携帯を切ると、明日のやることリストに書く。
あと報告書にも、明日は演練参加予定と記入し、報告書を送る。
メンバーどうしようかなぁ…。
夕餉も美味しくいただき、さあプチ会議の時に、演練の話をする。
「演練かぁ…」
「加州は行ったことは?」
「二、三回くらいかな…前の主は体弱かったし、そのあとも行くことなかったね」
『小夜や厚、来派は?』
「昔の本丸時は、今の演練じゃなかったんだよな」
「うん…同じ国の人で、どちらかの本丸に行ってやるって形だった…」
「ただ、役員の刀剣になってからは、見回りで行ってたくらいかな~」
「そうですなぁ…怪しい本丸あれば、演練場役員や担当官へ連絡、もしくはその場で取り押さえたりしとりましたなぁ」
「でも祭りみたいで楽しいぜ!」
『ふむ…いろんな本丸が集まるから、ある意味祭りなのかな…』
食後のデザートを食べながら考えてみるが、屋台があるわけでもないやろうにと思いながら想像するも、なかなかイメージわかない。
「メンバーは決まっちゅう?」
『全然、でも経験者、もしくは会場のこと分かる人一人か二人は居てほしいかな』
「なら来派か、厚か小夜坊は居た方がいいな。刀種も分けた方がいいだろう」
『んー……んじゃ蛍はきてくれ。大太刀はお前だけだし。経験というか、中のこと分かってるだろうし』
「はーい」
『あとは…みんなで相談かな。俺も初めてでわかなんねぇから』
「じゃあ、俺ら分かる組はもう一人を俺らで選ぶから、そうじゃない皆は好きに決めてくれ、それに合わせて考えるからよ」
『厚頼もしい…』
結果。
にっかり、宗三、薬研、鶴、厚、蛍となった。
『じゃあ…小夜、近侍だから本丸任せていいか?んで、近侍補佐が…明石か、明石も一緒に来てくれ。、近侍補佐として俺の傍に』
「うん、まかせて…」
「わかりましたわ」
『陸奥も小夜と頼むな。俺の始まりの一振りとして』
「まかせちょけ!」
さっと決まると、明日のためにもう休むことに。
俺も眠い…。
最近あんま寝てなかったしな…。
シャワーを浴び、さっさと寝ることにしたのだった。
翌日、演練に向かうメンバーは準備を終えており、あとはやな兄がくるのを待つだけだ。
――リーン……――
「お、きたみたいだな」
『だね』
入場許可のボタンを押して会え入れると、やな兄と部隊が来た。
近侍の国広。乱さん、太郎太刀さん、加州さん、岩融さん、太鼓鐘さん、堀川さんだ。
「はよ、準備万端だな」
『おはよーちょと楽しみ過ぎて』
みんな朝の挨拶をして、さぁさっそく指導の開始だ。
「んじゃ、まず行先のパネルの演練てとこ見てみ」
言われて操作をすると、演練でもいくつか項目があった。
『春夏秋冬?』
「そ、演練会場は四つの区画にわかれている。細かくは向こう行けば別れてるが、本丸からはこのどこかに行ける」
『どこでもいいの?』
「一応はな。春で受ければ、春のどこかのどこか、てな感じに分けられるが、集中しすぎていれば、夏の区画に分けられたりもする。今日は春の区画に行くか」
そういわれ、演練会場・春を設定する。
「よし、いくぞ」
『いってきます!』
元気よく言うと居残り組は行ってらっしゃいと言ってくれる。
嬉しいねぇ…。
さぁ、どうなるかな。
楽しみ。
こんにちわこんばんは、アオです。
いやはや、いろいろありましたが、俺が審神者になってもうすぐひと月になります。
聞いてください。
うちの子成長早いの…のんびりじゃないの…。
俺に追いつくためと、頑張ってるの…健気だなっ。
でも早すぎて主怖いです。
なんせ平均、もう特ついてるからね…。
そうそう、あれから刀剣も少しずつ増えました。
燭台切光忠さんきました!ずんだ、美味かったです!
あと歌仙さんも来ました!ご飯美味しいです!
宗三左文字さんと大倶利伽羅さん!
お小夜が嬉しそうで俺も嬉しい!
鶴丸、光忠も伽羅がきて嬉しそうです!
というわけで、まだ四人は特にはもうちょいやけど、頑張ってくれてます!
ちなみに、お小夜と歌仙は、元細川の刀らしく、人見知りらしい歌仙は安心してました。
あ、部屋はいまのところ、短刀や蛍は粟田口部屋で寝泊まりしてもらってます。
他は自室で。
意外と粟田口がまだこないのよね…。
まあ短刀部屋に皆集まったりしてワイワイしながらそのまま寝たりもあるし、今はほんと自由にさせてます。
時々歌仙に怒られながらも。
なんだかんだ見守ってる歌仙です。
宗三とはお小夜の可愛いを語り合う仲です。
写真もプリントし、次回の給料がよさげなら、カメラ買うのもありだなと話してます。
今は俺のカメラを貸してます。
お小夜を愛でる宗三も綺麗でさすがっです!
いやほんと儚い系美人なのにしっかりでマイペース。
打ち刀最弱?
そんなことありません。
うちの子は強いですから!
大倶利伽羅こと伽羅は、最初ツンツンでした…ぐす。
でも最近はいろいろ手伝ってくれるし、なんか、最初のツンツンが嘘みたいに気にかけてくれてます。
嬉しいねぇ。
一緒に出陣した時は、ちょっと拗ねられましたが、今では修行相手によくなってもらってます。
光忠は、やな兄の光忠さんで慣れてるのもあったし、やな兄に紹介したり向こうの光忠さんに会わせたときは、なんか納得してました。
しかも光忠さんから聞いてたのか、最初の彼のおやつは、ずんだでした!
もうめちゃ美味しくて!
お代わりしまくったら、誉桜まき散らしてました。
今では一緒にお菓子やごはんを歌仙とも作る仲です。
餃子も教えたけど、俺にはまだまだと謙遜されます…。
いや、俺匂いで判断してるだけやから…。
まぁこんな感じで、新しい子とも仲良くしています!
さて、今日からやな兄なしの業務していきます!
いや、パソコン教室ははしてるけど、国広を二時間レンタルみたいにしてます。
お小夜も厚ももうだいぶできるから、簡単な講習を本丸皆にしてくれてます。
ありがたやありがたや…。
そうそう、薬研の医務室、意外にも不動も覚えだしました、あと簡単な手当ては皆おぼえてくれてます。
お小夜は薬草の管理を。
花とか好きみたいだから、花壇も作りました。
あとあと、ここちゃんから連絡もらったんだけど、審神者を目指すとのこと。でもって、頑張って戦闘系になるとも。
審神者アカデミーは、半年周期なため、夏終わりには卒業、もしくは成績良ければ早くにでも本丸持てるみたいです。
ちゃんと考えて決めたみたいでよかった。
ぎりぎりまで悩んだらしいけど、でもいつか、俺の夢も手伝いたいとも言ってくれて、嬉しかったなあ…。
今日の業務、出陣と遠征をしてもらってる間に、アカデミーやら講座のパンフを見てるけど、うーん…もともと勉強得意やないかあ、悩んでます。
いや絶対てわけじゃないし、俺は戦闘系だからとくにやらなくていいらしいけど、なんか気になるよなーと。
っと…遠征組が帰宅したな。
迎えにゲートへ向かうと、たくさんの素材を持っていた。
『おかえりー!大漁だねぇ』
「ただいまアオ!」
「ただいま、いっぱい見つけたよー」
「戻った。台車もってくる、待ってろ」
「こじゃんと見つけたがやき!」
『伽羅ありがとう。倉庫に運んだら今日はもう休んでいいよ。もうすぐ夕餉の時間だし』
「今日はなにかなー」
『光忠たちに任せてるから、今日は知りませーん』
そう話してると、伽羅が台車を持ってきてくれたので、それに乗せて運んでくれる。
『そんまま風呂も済ませてきなー』
さて、もうすぐ出陣組も戻るかな、とモニターを見れば、ちょい苦戦してるようだ。
念のため行くか。
ゲートに行き出陣組の皆の居る場所へ行くと、珍しく小夜が怪我をし、宗三が庇いながら戦っている。
他もフォローできないくらい囲まれてるな。
俺は素早く刀を抜き、宗三を切ろうとしていた遡行軍を倒す。
「!アオ!?」
「アオさん…!」
『よく耐えた、帰ったら手入れ、ほんでご飯にしような』
そう言うと、皆が相手してる敵を一層する。
あっという間に終わらせると、怪我の確認をする。
『遅いからモニター観たら、珍しくお小夜が怪我してたから焦ったよ…何かあった?』
「あ、いえ…」
「お小夜の足を、真っ先に狙われたのです…帰ろうともしたのですが、敵に囲まれて…」
「俺らは軽症やかすり傷だが、小夜坊が狙われてな…」
『ふむ…向こうも素早い短刀から狙ったか…よく頑張った、帰ったら手入れしような』
「はい…すみません…大将までいけず…」
『謝ることないって。ここは今日が最初だし、皆の成長が早くて俺もつい新しい戦場に送り出してしまった。すまん。明日からまた前の戦場をおさらいがてらやっていこう、そんで無傷で倒せるようになったら、またここに挑戦しよう』
小夜を抱き上げ、帰還要請ボタンを押すと、今日の近侍の厚が押してくれたのだろう、本丸へ戻ってくる。
「お帰り大将!みんな!手入れ部屋の用意はできてるぜ!」
『さすが厚。ただいま、急に行って悪かったな』
「もう慣れたさ!それに今回は見えるとこに居たから、問題なし!」
手入れ部屋に移動し、まずは小夜の怪我を手入れで治していく。
治癒術は重症の時に使うようにしている。
これに慣れ過ぎてもよくないだろうし。
数十分で小夜の怪我が治り、他の皆も軽症なので、すぐに治った。
『うし、お小夜も鶴も、宗三もにっかりも、薬研も治ったな。にしても薬研はねらわれなかったのか』
「いや、薬研も狙われたけど、交わしたんだ。けど小夜坊が足をやられ、そっちにな…」
『なるほど…仕留めれそうな小夜から狙われたと。俺がしばいてこようかな…』
「あなたがいけば、僕たちのやることが無くなるでしょう」
「そうだぜ、ほんとは大将に一日でも早く追いつきたいんだからな」
『あい。つい…』
「まぁ、お小夜を思ってくれての発言ですから、許しましょう」
「ありがとう、アオさん…」
『俺はなんもしとらんよ。ほら、みんな着替えておいで。そろそろ夕餉だからね』
各自返事をし手入れ部屋を後にする。
俺も厨に様子を見に行く。
『光忠―歌仙、不動、どう?』
「あぁ、アオ。もうすぐできるよ」
「ひっく、部隊は帰ったのか~?」
「さっき厚君が走ってたけど」
『あぁ、小夜たちの部隊が怪我してたんでな。手入れも済ませて、今は着替えに行ってる。遠征部隊も、今日は大漁に集めれたみたいでな』
「それはよかったね。もうすぐできるから、アオも終われせれる仕事あるならしておいで、皆着替えたり風呂だろう?」
『ん、じゃあ、こっちお願いします』
「「「お願いされました」」」
厨も任せた、部隊も帰宅した、あとは夕餉出来るまでの俺の仕事をあらかたやる。
執務室へ行けば、伽羅がメモを残してくれていた。
今日の成果だ。
「アオ、今日の報告書持ってきましたよ」
『お、宗三ありがとう。風呂や夕餉の後でもよかったのに』
「あなたのことですから、先に報告書をある程度すると思いましたので」
『宗三も俺のことわかってきたね~』
「えぇ、変わり者の主を持つと大変ですよ」
『誉め言葉として受け取っとく』
「ご髄に。では、また夕餉で」
『ん、ありがとうね』
宗三からも受け取った報告書、それらを見ながら今日の報告書の続きを書く。
戦場が強くなるたび、敵も頭を使うものが居るんだな…。
今までそんな感じなかったけど。
まあ向こうもずっと同じにはいかんか。
黙々としていると、やな兄から連絡が入る。
『もしもしー』
〈あぁ、アオ。今大丈夫か?〉
『大丈夫。どうしたの?』
〈そろそろ演練参加しようかと思ってな〉
『あぁ、今まで免除やったからすっかり忘れてた…明日?』
〈お前のタイミングに任せるが、どうだ?〉
『んじゃ明日しよう』
〈おっけ。んじゃ明日午前中から行くぞ。説明もいろいろするし〉
『はーい』
〈時間は…10時にそっちへ行くな〉
『了解』
ぴっと携帯を切ると、明日のやることリストに書く。
あと報告書にも、明日は演練参加予定と記入し、報告書を送る。
メンバーどうしようかなぁ…。
夕餉も美味しくいただき、さあプチ会議の時に、演練の話をする。
「演練かぁ…」
「加州は行ったことは?」
「二、三回くらいかな…前の主は体弱かったし、そのあとも行くことなかったね」
『小夜や厚、来派は?』
「昔の本丸時は、今の演練じゃなかったんだよな」
「うん…同じ国の人で、どちらかの本丸に行ってやるって形だった…」
「ただ、役員の刀剣になってからは、見回りで行ってたくらいかな~」
「そうですなぁ…怪しい本丸あれば、演練場役員や担当官へ連絡、もしくはその場で取り押さえたりしとりましたなぁ」
「でも祭りみたいで楽しいぜ!」
『ふむ…いろんな本丸が集まるから、ある意味祭りなのかな…』
食後のデザートを食べながら考えてみるが、屋台があるわけでもないやろうにと思いながら想像するも、なかなかイメージわかない。
「メンバーは決まっちゅう?」
『全然、でも経験者、もしくは会場のこと分かる人一人か二人は居てほしいかな』
「なら来派か、厚か小夜坊は居た方がいいな。刀種も分けた方がいいだろう」
『んー……んじゃ蛍はきてくれ。大太刀はお前だけだし。経験というか、中のこと分かってるだろうし』
「はーい」
『あとは…みんなで相談かな。俺も初めてでわかなんねぇから』
「じゃあ、俺ら分かる組はもう一人を俺らで選ぶから、そうじゃない皆は好きに決めてくれ、それに合わせて考えるからよ」
『厚頼もしい…』
結果。
にっかり、宗三、薬研、鶴、厚、蛍となった。
『じゃあ…小夜、近侍だから本丸任せていいか?んで、近侍補佐が…明石か、明石も一緒に来てくれ。、近侍補佐として俺の傍に』
「うん、まかせて…」
「わかりましたわ」
『陸奥も小夜と頼むな。俺の始まりの一振りとして』
「まかせちょけ!」
さっと決まると、明日のためにもう休むことに。
俺も眠い…。
最近あんま寝てなかったしな…。
シャワーを浴び、さっさと寝ることにしたのだった。
翌日、演練に向かうメンバーは準備を終えており、あとはやな兄がくるのを待つだけだ。
――リーン……――
「お、きたみたいだな」
『だね』
入場許可のボタンを押して会え入れると、やな兄と部隊が来た。
近侍の国広。乱さん、太郎太刀さん、加州さん、岩融さん、太鼓鐘さん、堀川さんだ。
「はよ、準備万端だな」
『おはよーちょと楽しみ過ぎて』
みんな朝の挨拶をして、さぁさっそく指導の開始だ。
「んじゃ、まず行先のパネルの演練てとこ見てみ」
言われて操作をすると、演練でもいくつか項目があった。
『春夏秋冬?』
「そ、演練会場は四つの区画にわかれている。細かくは向こう行けば別れてるが、本丸からはこのどこかに行ける」
『どこでもいいの?』
「一応はな。春で受ければ、春のどこかのどこか、てな感じに分けられるが、集中しすぎていれば、夏の区画に分けられたりもする。今日は春の区画に行くか」
そういわれ、演練会場・春を設定する。
「よし、いくぞ」
『いってきます!』
元気よく言うと居残り組は行ってらっしゃいと言ってくれる。
嬉しいねぇ…。
さぁ、どうなるかな。
楽しみ。