龍神が審神者になる?
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――柳side――
大量のお握りの昼餉を食い終わると、神が突然言い出した。
「アオ、時空転移できるか確認するか」
と…。
『いきなりやねぇ…』
「他の幹部がうるさいんだよ…それもあって仕事溜まるわ、今日までばたばたしてたしな…」
『うちは構わんよ、ここでするん?』
「いや、お前の本丸で試す。あと柳、お前は指導係だし強制な」
「俺もいいけど、急だな…まぁいいか。まんば、刀頼めるか」
「わかった」
まんばに刀を持ってきてもらい、いざアオの本丸へ。
柚たちも見届ける形で行くことに。
アオの本丸につくと、俺も居るからか、今アオ達が行ってる時間軸に行くことに。
『えーと…江戸の記憶、大阪(大阪冬の陣)だね、最近行ってるのは』
「早いな」
『皆の成長が早いんです…ほとんど無傷、かすり傷くらいで帰ってくるときも増えてね…』
「ほんとに練度7かよ…いや、いけないこともないか…?」
「んじゃ、編成はアオに任せるが、刀剣は四振りまでな」
「俺らが行くからだな」
「そうだな。国広、すまんがお前は留守番だ」
「あぁ、その戦場くらいなら主は一人でもいけるから、アオももしかしたら一人で行けるかもな」
『まだわからんよ、慣れてる相手は余裕でついていけるけど…んじゃ、厚。厚には実際俺の動きを見てもらいたいから』
「ほいきた!任せな!」
『んで、鶴。明石もいけるだろうけど、練度戻ったばっかやから、今回は鶴で』
「あぁ、大船に乗ったつもりで任せな」
『あと、脇差の青江と、清光で』
「加州清光、入りまーす」
「出番かな」
「よし、決まったな。今回はアオがメインだ。お前たちはいざって時しか動くな。アオの動きみるためだからな」
「心配じゃにゃぁ…」
「問題なか」
「アオさんは、もしかすると柳さんより強いかもしれませんから…下手に手を出せば、こちらが怪我をします…」
「「「そんなに…?」」」
「ありえるな…俺らはあくまで、アオが危ない時以外は基本動かない、それでいいな?」
「かまわないよ」
「心配だけど…アオのためなら」
「あぁ、問題ない」
『よし、じゃあみんな準備…は出来てるか。行くか』
アオが灯籠に霊力を流し、そこへ霊力を込めた行先のメモを入れると、俺らは桜に包まれた…―――
次に目を開けると、どこかの戦場だった。
いや、大阪冬の陣の戦場か。
アオも…居るな。
『おぉ!いけたいけた!』
「はいはい、落ち着け。いつ敵がどこに居るかもわかんねぇんだからな」
『うす。…でもこの辺に何かいる気配はないね』
「正解。ここらにはいない。少し進んでみるか」
そういうと、アオは進みだす。
厚たちも警戒しながらついていく。
俺?俺も警戒はしてるが、そこまでだな…まんばが言った様に、アオだけで片付く可能性が高いからだ。
「あ、神、戦闘一度したら戻ればいいか?」
〈アオ次第じゃねぇか?おらおらーと行くかもだしな…〉
「確かに…」
〈まぁ…頑張れ、指導係…〉
「丸投げかっ」
『あ、あの林の中に居る。ちょっと行ってくる』
「いやまてまだはや…ってお前が早いわっ」
ビューンと行ってしまったアオ。
思わず厚たちもポカーンとなったじゃねえかっ。
俺らもアオを追いかけると、すでに終わっていた。
『んー…手ごたえなし…』
「大将…早すぎる…いろんな意味で…」
「やっと追いついたら終わってやがるし…」
「アオ、強いんだね…」
「早いよねぇ…足も戦闘もだよ?」
「驚いたぜ…」
『あ、ごめん…置いてっちゃった』
「…アオ、追加で六体きた。今度は俺らの見えるとこで頼む」
『おろ。…次は手応えあるかな…』
ニヤリと笑うアオ。
戦闘が久々だからか、楽しそうだな…。
俺らの助けなく、また素早く倒していくアオ。
最後の一体も難なく倒すと、んーと唸る。
『弱い…やりがいねぇや…』
「まぁ俺らは風雅に鍛えられてた分、遅く見えるしな…満足できねぇだろうし、戻るか?」
『うん…こんなやつらに、里は滅ぼされたんだな…』
「……こいつらより強いやつらも居る。そいつらが大量に来たなら、可能性もあるだろうよ」
『…うん……戻ろう』
モニターの帰還要請にアオが触れると、桜が舞い、俺らを包み込んだ。
次に目を開ければ、アオの本丸だった。
「おかえり、無事に行けて帰ってこれたな」
「本人はつまんなそうだったけどな」
『あんな雑魚だとは…』
「ま、里に来たやつらと練度も違うし、仕方ないさ」
神が宥めるように頭を撫でている。
「つか、俺らいらなかったろ…」
「そう言うな。アオの強さを間近で見せたかったんだが…参考にならんかったな、相手が弱すぎて…」
「さすがにな…大将が早いのはよくわかったんだが、相手が弱すぎて、単に早いとしかわからなかった…」
『ごめん、厚』
「いいって、修行しながら覚えるさ!」
『うちの厚が男前…』
少し落ち込んでたアオも、すぐに元気になる。
刀剣セラピーか…。
にしても、龍神の里を滅ぼすほどの力が時間遡行軍にあるのか…それとも何か理由があって滅んだ…?
何か他にも理由がありそうだけど、アオには聞けないな…。
聞いたところで、俺に何ができるかもわかんねぇし…。
「柳、後で報告書出しとけよ、アオもだ」
「あぁ、分かってる」
『はーい』
とりあえず、アオの時空転移が可能は分かった。
これで、アオも戦闘系に晴れて仲間入り…。
「あぁ、しばらく戦場出るときは、柳も行けよ。まだまだこいつは新米なわけだし」
「!…神…」
「それくらいの時間稼ぎは出来る。実力に問題はないが、何分新米戦闘系審神者だしな、と」
「…今のままでも十分、確かに実力はあるが、如何せん相手が弱すぎるため本人のモチベーションにも関わる、と報告書に書いとく」
「そうしてくれ」
『なんか俺が強すぎるような、ダメダメのような…』
「ダメダメじゃないんだが、事実強すぎて周りが追いついていない。これからしばらくは、俺と出陣、もしくは部隊がヤバい時だけの出陣な」
『むー…けどま、手ごたえがないのは確かやしね…無茶な依頼がすぐに入らないための時間稼ぎなのも分かってる』
「まぁ、ブラ本の方は来るかもだが、しばらくは柳の依頼についていくくらいで通す。何も分かんないのにやらせるのは、若い芽を摘むのと同じだと言ってな。それに、正式に戦闘系審神者にする、という要望には応えたんだ。それくらいいいだろ」
「さすが神。考えてるな」
「神楽と話し合ってな。それならなんとかなりそうだと判断した」
やっぱ神も心配なんだな、ちゃっかりしてやったりの顔をしている。
「んじゃ、俺は政府に戻る。風雅ともやり取りあるし、まだまだやることあるしな」
「ちゃんと寝ろよ」
『仮眠しなよ』
「はいはい…んじゃな」
そういうと、さっさと政府へ戻って行った神であった。
「では、私も九重も、柚も戻りましょうか。休みとはいえ、明日からはまた仕事ですし」
「そうですね、俺も休んでたぶんやらないと」
「あ!私もレポートしなきゃ!」
『またね、みんなーいつでも来ていいからねー』
「ありがとう、来派、アオを頼んだよ」
「「任せてよ/任せてくれ」」
「ちゃんと見ますよって」
皆とあいさつし、帰る組は帰宅していったのだった。
『さて、今日までは一応俺らも休みだから、整理や洗濯しちゃうか』
「アオ、俺も戻るが、何かあれば連絡しろ、あと今日はもう出陣するなよ」
『あい、わかってる』
「なら良し。んじゃな」
そういって別れ、俺も本丸へ戻る。
皆は遠征などしてくれている。
今から出陣少しさせるか、とメンバーを選び、出陣に出す。
執務室で仕事をしていると、神から電話が。
「もしもし?」
〈よ、さっき何か気にしてるようだったからな。なにかあったか?〉
「…お見通しかよ……あのさ、聞いていいかわかんねぇんだけど…
」
〈ん?言ってみろ〉
「…里が滅んだ理由、時間遡行軍だけか?」
〈…なんでそう思った?〉
「アオの強さや、神や神楽も居たろ?しかも当時のあいつらの親も居たはずだ。なのに、時間遡行軍だけに滅ぼされた、ってのがなんか納得いかなくてな…」
〈……お前は、ほんと聡明だな。…あの日、妖の群れにも襲われたんだよ〉
「妖も絡んでたのか?」
〈偶然か、共謀かはわかんねぇよ。里に住んでた人間や妖、半妖…いろんな奴を逃がしながら戦った。
倒しても倒してもあふれ出る遡行軍。こっちは体力も奪われるしな…。当時のアオはまだ戦いに慣れてなかった、だからあいつの両親は、俺と神楽にアオを連れて逃げるように言い、眷属達…風雅達に、転生の念をかけた。最後の力を使って〉
「転生の念…?」
〈転生し、アオを見守るようにと願ったんだ。最期を見届けたのは、夜桜組の連中と俺…神楽はアオに付かせてたし、アオに見せなかったから、遡行軍にだけにやられたとしか分かっていない〉
「…そうか…」
〈あいつが気づいたら話すが、それまでは話すなよ?…正直、俺もあまり思い出したくないしな…〉
「すまん…」
〈いや、お前ならかまわねぇよ。アオに下手に聞く前でよかった〉
「さすがにあいつに聞けん…勧誘の日、神からの遡行軍の映像見せただけでも、霊力が乱れたしな」
〈やっぱか…予想はしてたが…ま、そりゃそうか…〉
その電話を終えると、また仕事に戻った俺だった。
さてさて…これからどうなるか…。
――――――――――――――――――――――――――
一度ここで区切ります!
下手くそ&自分勝手な設定で申し訳ありません…。
自分都合のいいものなので、読んでいただいてる皆さんには面白くないかもですが、私の自己満なので、暖かく見守っていただけるとありがたいです。
大量のお握りの昼餉を食い終わると、神が突然言い出した。
「アオ、時空転移できるか確認するか」
と…。
『いきなりやねぇ…』
「他の幹部がうるさいんだよ…それもあって仕事溜まるわ、今日までばたばたしてたしな…」
『うちは構わんよ、ここでするん?』
「いや、お前の本丸で試す。あと柳、お前は指導係だし強制な」
「俺もいいけど、急だな…まぁいいか。まんば、刀頼めるか」
「わかった」
まんばに刀を持ってきてもらい、いざアオの本丸へ。
柚たちも見届ける形で行くことに。
アオの本丸につくと、俺も居るからか、今アオ達が行ってる時間軸に行くことに。
『えーと…江戸の記憶、大阪(大阪冬の陣)だね、最近行ってるのは』
「早いな」
『皆の成長が早いんです…ほとんど無傷、かすり傷くらいで帰ってくるときも増えてね…』
「ほんとに練度7かよ…いや、いけないこともないか…?」
「んじゃ、編成はアオに任せるが、刀剣は四振りまでな」
「俺らが行くからだな」
「そうだな。国広、すまんがお前は留守番だ」
「あぁ、その戦場くらいなら主は一人でもいけるから、アオももしかしたら一人で行けるかもな」
『まだわからんよ、慣れてる相手は余裕でついていけるけど…んじゃ、厚。厚には実際俺の動きを見てもらいたいから』
「ほいきた!任せな!」
『んで、鶴。明石もいけるだろうけど、練度戻ったばっかやから、今回は鶴で』
「あぁ、大船に乗ったつもりで任せな」
『あと、脇差の青江と、清光で』
「加州清光、入りまーす」
「出番かな」
「よし、決まったな。今回はアオがメインだ。お前たちはいざって時しか動くな。アオの動きみるためだからな」
「心配じゃにゃぁ…」
「問題なか」
「アオさんは、もしかすると柳さんより強いかもしれませんから…下手に手を出せば、こちらが怪我をします…」
「「「そんなに…?」」」
「ありえるな…俺らはあくまで、アオが危ない時以外は基本動かない、それでいいな?」
「かまわないよ」
「心配だけど…アオのためなら」
「あぁ、問題ない」
『よし、じゃあみんな準備…は出来てるか。行くか』
アオが灯籠に霊力を流し、そこへ霊力を込めた行先のメモを入れると、俺らは桜に包まれた…―――
次に目を開けると、どこかの戦場だった。
いや、大阪冬の陣の戦場か。
アオも…居るな。
『おぉ!いけたいけた!』
「はいはい、落ち着け。いつ敵がどこに居るかもわかんねぇんだからな」
『うす。…でもこの辺に何かいる気配はないね』
「正解。ここらにはいない。少し進んでみるか」
そういうと、アオは進みだす。
厚たちも警戒しながらついていく。
俺?俺も警戒はしてるが、そこまでだな…まんばが言った様に、アオだけで片付く可能性が高いからだ。
「あ、神、戦闘一度したら戻ればいいか?」
〈アオ次第じゃねぇか?おらおらーと行くかもだしな…〉
「確かに…」
〈まぁ…頑張れ、指導係…〉
「丸投げかっ」
『あ、あの林の中に居る。ちょっと行ってくる』
「いやまてまだはや…ってお前が早いわっ」
ビューンと行ってしまったアオ。
思わず厚たちもポカーンとなったじゃねえかっ。
俺らもアオを追いかけると、すでに終わっていた。
『んー…手ごたえなし…』
「大将…早すぎる…いろんな意味で…」
「やっと追いついたら終わってやがるし…」
「アオ、強いんだね…」
「早いよねぇ…足も戦闘もだよ?」
「驚いたぜ…」
『あ、ごめん…置いてっちゃった』
「…アオ、追加で六体きた。今度は俺らの見えるとこで頼む」
『おろ。…次は手応えあるかな…』
ニヤリと笑うアオ。
戦闘が久々だからか、楽しそうだな…。
俺らの助けなく、また素早く倒していくアオ。
最後の一体も難なく倒すと、んーと唸る。
『弱い…やりがいねぇや…』
「まぁ俺らは風雅に鍛えられてた分、遅く見えるしな…満足できねぇだろうし、戻るか?」
『うん…こんなやつらに、里は滅ぼされたんだな…』
「……こいつらより強いやつらも居る。そいつらが大量に来たなら、可能性もあるだろうよ」
『…うん……戻ろう』
モニターの帰還要請にアオが触れると、桜が舞い、俺らを包み込んだ。
次に目を開ければ、アオの本丸だった。
「おかえり、無事に行けて帰ってこれたな」
「本人はつまんなそうだったけどな」
『あんな雑魚だとは…』
「ま、里に来たやつらと練度も違うし、仕方ないさ」
神が宥めるように頭を撫でている。
「つか、俺らいらなかったろ…」
「そう言うな。アオの強さを間近で見せたかったんだが…参考にならんかったな、相手が弱すぎて…」
「さすがにな…大将が早いのはよくわかったんだが、相手が弱すぎて、単に早いとしかわからなかった…」
『ごめん、厚』
「いいって、修行しながら覚えるさ!」
『うちの厚が男前…』
少し落ち込んでたアオも、すぐに元気になる。
刀剣セラピーか…。
にしても、龍神の里を滅ぼすほどの力が時間遡行軍にあるのか…それとも何か理由があって滅んだ…?
何か他にも理由がありそうだけど、アオには聞けないな…。
聞いたところで、俺に何ができるかもわかんねぇし…。
「柳、後で報告書出しとけよ、アオもだ」
「あぁ、分かってる」
『はーい』
とりあえず、アオの時空転移が可能は分かった。
これで、アオも戦闘系に晴れて仲間入り…。
「あぁ、しばらく戦場出るときは、柳も行けよ。まだまだこいつは新米なわけだし」
「!…神…」
「それくらいの時間稼ぎは出来る。実力に問題はないが、何分新米戦闘系審神者だしな、と」
「…今のままでも十分、確かに実力はあるが、如何せん相手が弱すぎるため本人のモチベーションにも関わる、と報告書に書いとく」
「そうしてくれ」
『なんか俺が強すぎるような、ダメダメのような…』
「ダメダメじゃないんだが、事実強すぎて周りが追いついていない。これからしばらくは、俺と出陣、もしくは部隊がヤバい時だけの出陣な」
『むー…けどま、手ごたえがないのは確かやしね…無茶な依頼がすぐに入らないための時間稼ぎなのも分かってる』
「まぁ、ブラ本の方は来るかもだが、しばらくは柳の依頼についていくくらいで通す。何も分かんないのにやらせるのは、若い芽を摘むのと同じだと言ってな。それに、正式に戦闘系審神者にする、という要望には応えたんだ。それくらいいいだろ」
「さすが神。考えてるな」
「神楽と話し合ってな。それならなんとかなりそうだと判断した」
やっぱ神も心配なんだな、ちゃっかりしてやったりの顔をしている。
「んじゃ、俺は政府に戻る。風雅ともやり取りあるし、まだまだやることあるしな」
「ちゃんと寝ろよ」
『仮眠しなよ』
「はいはい…んじゃな」
そういうと、さっさと政府へ戻って行った神であった。
「では、私も九重も、柚も戻りましょうか。休みとはいえ、明日からはまた仕事ですし」
「そうですね、俺も休んでたぶんやらないと」
「あ!私もレポートしなきゃ!」
『またね、みんなーいつでも来ていいからねー』
「ありがとう、来派、アオを頼んだよ」
「「任せてよ/任せてくれ」」
「ちゃんと見ますよって」
皆とあいさつし、帰る組は帰宅していったのだった。
『さて、今日までは一応俺らも休みだから、整理や洗濯しちゃうか』
「アオ、俺も戻るが、何かあれば連絡しろ、あと今日はもう出陣するなよ」
『あい、わかってる』
「なら良し。んじゃな」
そういって別れ、俺も本丸へ戻る。
皆は遠征などしてくれている。
今から出陣少しさせるか、とメンバーを選び、出陣に出す。
執務室で仕事をしていると、神から電話が。
「もしもし?」
〈よ、さっき何か気にしてるようだったからな。なにかあったか?〉
「…お見通しかよ……あのさ、聞いていいかわかんねぇんだけど…
」
〈ん?言ってみろ〉
「…里が滅んだ理由、時間遡行軍だけか?」
〈…なんでそう思った?〉
「アオの強さや、神や神楽も居たろ?しかも当時のあいつらの親も居たはずだ。なのに、時間遡行軍だけに滅ぼされた、ってのがなんか納得いかなくてな…」
〈……お前は、ほんと聡明だな。…あの日、妖の群れにも襲われたんだよ〉
「妖も絡んでたのか?」
〈偶然か、共謀かはわかんねぇよ。里に住んでた人間や妖、半妖…いろんな奴を逃がしながら戦った。
倒しても倒してもあふれ出る遡行軍。こっちは体力も奪われるしな…。当時のアオはまだ戦いに慣れてなかった、だからあいつの両親は、俺と神楽にアオを連れて逃げるように言い、眷属達…風雅達に、転生の念をかけた。最後の力を使って〉
「転生の念…?」
〈転生し、アオを見守るようにと願ったんだ。最期を見届けたのは、夜桜組の連中と俺…神楽はアオに付かせてたし、アオに見せなかったから、遡行軍にだけにやられたとしか分かっていない〉
「…そうか…」
〈あいつが気づいたら話すが、それまでは話すなよ?…正直、俺もあまり思い出したくないしな…〉
「すまん…」
〈いや、お前ならかまわねぇよ。アオに下手に聞く前でよかった〉
「さすがにあいつに聞けん…勧誘の日、神からの遡行軍の映像見せただけでも、霊力が乱れたしな」
〈やっぱか…予想はしてたが…ま、そりゃそうか…〉
その電話を終えると、また仕事に戻った俺だった。
さてさて…これからどうなるか…。
――――――――――――――――――――――――――
一度ここで区切ります!
下手くそ&自分勝手な設定で申し訳ありません…。
自分都合のいいものなので、読んでいただいてる皆さんには面白くないかもですが、私の自己満なので、暖かく見守っていただけるとありがたいです。