龍神が審神者になる?
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――アオside――
おはようございます。アオでございます。
昨日自室に戻って、整理と札作りしてたら、気づけば三時くらいで、めっちゃ驚きました(たぶん)
それから二時間くらい寝て、今日は5時くらいに起きて朝ごはんの用意して、朝餉を食べてーの、朝のプチ会議してーの、出陣部隊送り―の……んで今は………。
「このあたり、かな…」
「そうだな、日当たりもここならいいだろうし、大雨来てもすぐに何か被せれるだろうな」
「じゃあ、土を柔らかくしないとね…」
はい、医務室の裏側、縁側の方ので、薬草園作るための耕しにきてます。
『ほい、大きいスコップ(シャベル)と小さいスコップ。固いようなら、少し水かけて柔らかくしようか』
「ありがとう、アオさん…」
「大将、ありがとう。助かる」
『できるだけ早めに耕して、昼餉の用意もしないとな。やな兄もくるし、部隊も二回いけるなら二回行かせたいし』
バケツも用意し、まずは雑草の処理。三人で手分けして抜き抜きして、終わればスコップで柔らかくしていく。
固いと思うところには軽く水を撒いて、途中出てきた雑草も抜いて。
という風にしていく。
途中部隊が帰宅し、時間的にも大丈夫そうだから、初の遠征を行ってもらう事に。
始めは、こっちの時間で約10分で終わるやつに。
みんなが余裕あるようなら、出陣かまた遠征に行ってもらおうと思う。
んでここで気づいた。
……鍛刀忘れてた!と。
『やげーん!ごめん!鍛刀忘れてた!付いてきて!』
「お、りょーかいだ!小夜助、少し頼む」
「はい、いってらっしゃい…」
『小夜ごめんなー!』
薬研と少し多めに資源を運び込み、タブレットでレシピを見る。
『うーん…脇差狙うか、運に任せるか…』
「脇差だとどれくらいなんだ?」
『木炭、玉鋼、冷却水、砥石の順で…100・400・100・100だな。
all100でも出るときあるみたいだけど、短刀が出やすくなるとか』
「特別脇差狙いじゃないなら、間を取って全部200にしてみるとか?」
『200かぁ…200やとギリ打ち刀まで出るんかな…』
「持ってきた資源は余裕あるが…」
『……ん、じゃあ一つは脇差レシピで。もう一つは短刀のレシピにするか』
「二振りするのか」
『うん、前言うてた「いつか話す」ってやつさ、小夜や厚を抜いた刀剣6人が揃ったら話すって決めててね、あの二人は神からいろいろ聞いてるぽいから』
「…早く聞きたいな…」
『もいちょい待ってよ、俺も審神者に慣れなきゃだしな。よし、式神くーん。一つは脇差のレシピ。一つは短刀のレシピで』
そう言いながら、式神たちにメモを渡すと、小さな体で「おっけー」としてくれた。
可愛い奴らめ。
『お、40分と20分』
「脇差と短刀だな」
『だな。ありがと、式神くん。また後で来るな』
よし、鍛刀したから小夜のところへ…と、ちょうど部隊の帰宅。
「ただいまー!」
「今帰ったぜー」
「ただいまにゃあ!」
『おっかえりー!』
「もう10分経ったのか」
『早いねぇ』
「アオ、調達した資源、倉庫へ置いておくな」
『ありがとう鶴。あ、今忘れてた鍛刀してきたんよ』
「大将…昨日のメモは…?」
『………脇差と短刀のレシピでしたから、後でお迎え行くねー』
「…大将…」
厚にため息をつかれ、薬研には肩を竦まれた。
「オレらはまだ元気だけど、出陣いくか?」
『んー…少し休憩入れるか、午後に行くかだな。あ、今日の講習誰が受ける?』
「なら、陸奥守がいいんじゃないか?オレと小夜は一応できるから」
『ん、そうするか』
「資源置いてきたにゃあ」
「なんだ、驚きの作戦でも考えてるのかい?」
『驚きの作戦がわからん…厚と今話してて、このままもっかい出陣するか、休憩挟んで出陣か、午後に出陣もしくは遠征かでな。あ、陸奥、今日の国広の講習、陸奥が受けなね』
「厚と小夜はええんか?」
「オレと小夜は一応できるからな。政府では最低限のことしか教わってないから、山姥切にいろいろ教えてもらってるんだ」
『基礎をまだ教わってる陸奥のがいいかな、とも思って』
「ほおか、せやったらわしが教えてもらいゆうの」
「アオ、昼餉の準備とかを考えたら、午後の出陣がいいんじゃないかい?」
『oh……ほんまや、もうちょいしたら準備しないとや。んじゃ皆は、準備まで短いけど休憩で。薬研、小夜のとこ戻るぞ』
「あいよ」
『あ、冷たいお茶厨の冷蔵庫にあるから飲んどきなー!』
急ぎ小夜のとこへ戻ると、だいぶ進んでいた。
『小夜!ごめん、ちょうど部隊帰宅したから話してた…』
「大丈夫です…雑草抜きながらだったんで、あんまり進めてないけど…」
「いや、進んでると思うぞ…ありがとな、小夜助」
『よし、昼餉の準備までもう少し…耕し頑張ろう!』
「「おう!/はい…!」」
せっせせっせと耕していく。
掘り返すとやっぱ石や雑草がでてくる。
それをバケツに入れながら耕していくと、鈴の音が響いた。
『え!もう昼!?』
「いえ、まだ時間ありますが…」
「柳以外かもしれねぇぞ、大将」
『あ、そか…とりあえず行ってくる』
来客を知らせる鈴の音に驚きながらも、許可のボタンを押し、玄関へ走る。
すると、やな兄と国広、堀川さんが入ってきた。
『やな兄!?』
「よ、はよーアオ」
「おはよう」
「おはようございます!アオさん!」
『あ、うん、おはよう………じゃなくて!え?早くない?』
「ん?朝にはメッセ入れたろ?」
『え』
「「え」」
「…アオも主も、確認してみろ」
国広に言われ、スマホの確認すると、届いてなかった。
『…届いてないよ?』
「…すまん、送信ボタン押した気でいたわ」
「主さん…」
「アオ、主の不手際だ。いきなりすまなかったな」
『いやいや、ただ昼餉の準備まだだけど…』
「あーすまんな。今日は昼餉、俺が作ろうと思って早めに来たんだ」
「僕は主さんのお手伝いです」
『なるほど…あー焦った…』
「そういえば、ずいぶん泥だらけですね?」
『薬研と小夜と一緒に、薬草園作るために、場所の土を耕したり、雑草や石を抜いてたからね』
「他は出陣か?」
『んや、出陣と、初遠征行ってもらったん。昼餉の準備もあるし、今は休憩してもらってる』
やな兄達を厨に案内し、食材もあるやつは使って構わないことを伝える。
部隊の皆が居ないということは、裏手に行ってるか、一度武装解除に行ってるのかな。
『俺は薬研たちの手伝いに戻るな、あ、灰皿もあるから好きにしてね』
「さんきゅ」
「ありがとうございますアオさん」
「力仕事要るようなら呼べ」
国広優しいなぁ…『はーい』といいながら、医務室の裏手に。
厨に近い方だからよかった、厨の裏口からも行けるし。
『薬研ー小夜―』
「お、お帰り大将」
「おかえりなさい…柳さんでしたか?」
『うん、昼餉を作ってくれるみたいで、早めにきたんだって。連絡入れたらしいけど、送信し忘れてたみたいでね…』
「そうだったんですね。こっちは、こんな感じに…」
「厚たちが来てくれてな、厚は先に、午前中にした出陣や遠征のことまとめてて、鶴丸の旦那と陸奥守の旦那が、溜まったバケツの中身を捨てに行ってくれてる」
『うちの子たちいい子過ぎる…』
薬研と小夜が仕上げてくれた場所を見て、うん、と頷く。
『こんなもんやね。種は何があるかまた確認したら植えよう。さ、ここを片して、二人は風呂ね。内番着は洗うから、出しといて』
「アオさんは…」
『俺もシャワー簡単に浴びてくる。ついでに二人の服、泥だらけやから、シャワーついでに軽く洗うよ。そっから他の洗濯物と一緒に洗うな』
その内容を、厚とやな兄にも連絡しておく。
丁度陸奥たちが戻ってきた。
『ナイスタイミング。二人は…うん、汚れてないね。俺らは風呂に行くけど、陸奥は皆の洗濯物の回収したら洗濯場に持って行って、鶴は、小夜と薬研の今着てる服を回収して、俺の部屋にもってきてくれ』
「りょーかいじゃき」
「二人のは、アオの部屋なのかい?」
『シャワーついでに、汚れ落とすために先に手洗いしようと思ってね』
「それくらい俺たちがするさ。アオもゆっくり汚れを落として来たらいい」
『え、でもわかる…?』
「普通に洗う前に、汚れを落としたらいいんだろう?」
「洗濯場の水場でやるき!けんど、洗濯機?っちゅうもんはわからんき、教えてくれると助かるぜよ」
『ん。じゃあシャワー浴びたらそっち行くわ。あ、厨にやな兄達きてるよ、今日の昼餉してくれるって』
「ほおか!なら出来るまでに終わらせんとにゃあ」
「あぁ、ほら、薬研も小夜も行くぞ。アオも行ってこい」
『はーい。陸奥もよろしく!俺のは俺の方でやるから皆の分だけでいいから!』
「まかせちょけぇ!」という声を聴きながら、俺は私室に戻り、着替えとタオルを持って洗面所へ。
鍵をかけ、服を脱いでシャワーを浴びる。
あー気持ちい…。
泥遊びしてたわけじゃないのに、意外と汚れたなぁ。
さっとシャワーを終わらせ着替えると、髪を乾かす。
次に裏手に周り、俺の洗濯場へ。
着物系以外の俺の洗濯物を洗濯機に入れ、回し始める。
よし、あとはあっちかな。
俺の方を済ませると、共同の洗濯場へ。
陸奥達が水洗いしたやつを絞り、水気を取っていた。
小夜、薬研もすでにいた。
『おまたせー』
「アオ、早いのう」
「ちゃんと乾かしたか?大将」
『乾かしてからきましたー。あれ、ほとんど水洗いしたんや』
「よく見たら、汚れてる服もあったから…」
『なるほど、ありがとう。着物系はこのまま手洗いするね。んで、着物系以外の洋装や下着系などは洗濯機使おう。
まず洗濯機の使い方やけど……小夜は使える?』
「はい…政府では、洗濯機に入れれる着物は、洗濯機でしてました…それ以外は、政府内のクリーニングでした…」
『おお…クリーニングあるんか…』
「平安の刀達のは、洗濯機でもいけたんですが、気にする役員の方も居ましたから…」
『あ、じゃあ基本は洗濯機でいいんか』
「はい…役員や審神者の霊力で顕現してる僕らは、服もそうです。手入れをしたら、やぶけた服が戻るのと同じで、現代の洗濯機に入れても、問題ありません…」
『へぇ…ありがとな、小夜。じゃあ、今日はさっき言ったやり方でやろうか。洗濯機が足りなかったら、手洗いしなきゃだしな』
そういって、まずは洗濯機に持ち込むやつと、そうじゃない奴に分ける。
洗濯機の分を持って、少し離れたとこにある洗濯機へ行く。
色物や、黒系と白系は分けるなどを教え、使い方も教える。
洗剤は表示されてる分量を参考に入れる、あとは自動でしてくれるよ、といい、スタートボタンを押す。
『よし、これでこっちは、止まるの待ってから、あとは干すだけ。さ、あっちやっつけるぞ』
「覚えれるか不安だな…」
「大丈夫です…覚えるまで、僕や厚、アオさんが教えますから」
『うちの小夜が頼もしい…』
さっきの場所に戻り、手洗いについて教えながら、皆でやっていく。
『洗剤を少し入れたら、揉みこむようにしたり、すこし擦ったりして汚れを落とす。目立たない汚れもあるかもだから、破れない程度には擦っても大丈夫と思う。で、一通り洗ったら、水で流すんだけど、食器と違って、何度かすすがないといけないから、気を付けてね』
大きな浅い樽の水を捨て、水をまた入れて、軽く揉んで、また流す。
洗剤がまだ残ってるから、繰り返してねと注意しながら。
『すすいでる時に、汚れを見つけたら、そこだけに洗剤をつけて擦って落とす。もし落ちなかったら、寿命かなーて思いながら、ありがとうする』
「ありがとう…?」
『あ、処分てことね。今までありがとうって感謝してから、処分するんよ。もしくは使える部分で巾着作ったり』
「へぇ」
『俺の着てる着物、だいたいやな兄と柚兄のお下がりなんやけど、さすがにボロボロなってきたかなーってなったら、家族に裁縫得意な人がいるから、巾着やら小物入れとか、いろいろ作り直してくれてる。作り直しも難しいなら、そのままありがとうするしかないけど…』
「アオは物を大事にしちょるんじゃなあ」
『え、それが当たり前と思ってるから…』
「でも、それ素敵です…政府や、他の本丸は、あまりそういうことする人、見ませんから…」
まぁじか。え、俺が普通じゃなかった説?
ちょっとショック。
何度かすすぎ洗いをし、あとはしっかり水気を取る。
『よし、じゃあこのままそこの物干し竿で干して、終わり。洗濯機のも、洗濯終わったらここに持ってきて、干す』
皺を伸ばしながら干したら、乾いた時皺になりにくいよとも教えながら、皆で干す。
『よし!こんな感じかな洗濯は。まぁ小夜も厚も居るから、分からなかったら俺らに聞くこと』
「あぁ、心得た」
「さんきゅな」
「ありがとにゃあ!」
「あ、アオさん…厚からです。厨の手伝いしていたらしく、そろそろ昼餉ができるそうです…」
『マジか、厚…出来る子……よし、ここ片したら、昼餉だ。
薬研と陸奥は先に厨に行って、昼餉の支度手伝ってきてくれ』
「わかったき!」
「あぁ、わかった」
『鶴と小夜は、俺とここの片付け』
「わかった…」
「あぁ、柳の料理か…どんな驚きがあるんだろうな」
『驚きは……あるんかな…』
片付けを済ませ、広間に行くと、昼餉の準備が終わってました。
今日の昼餉は、やな兄担当。
メニューは和風オムライスでした。
おはようございます。アオでございます。
昨日自室に戻って、整理と札作りしてたら、気づけば三時くらいで、めっちゃ驚きました(たぶん)
それから二時間くらい寝て、今日は5時くらいに起きて朝ごはんの用意して、朝餉を食べてーの、朝のプチ会議してーの、出陣部隊送り―の……んで今は………。
「このあたり、かな…」
「そうだな、日当たりもここならいいだろうし、大雨来てもすぐに何か被せれるだろうな」
「じゃあ、土を柔らかくしないとね…」
はい、医務室の裏側、縁側の方ので、薬草園作るための耕しにきてます。
『ほい、大きいスコップ(シャベル)と小さいスコップ。固いようなら、少し水かけて柔らかくしようか』
「ありがとう、アオさん…」
「大将、ありがとう。助かる」
『できるだけ早めに耕して、昼餉の用意もしないとな。やな兄もくるし、部隊も二回いけるなら二回行かせたいし』
バケツも用意し、まずは雑草の処理。三人で手分けして抜き抜きして、終わればスコップで柔らかくしていく。
固いと思うところには軽く水を撒いて、途中出てきた雑草も抜いて。
という風にしていく。
途中部隊が帰宅し、時間的にも大丈夫そうだから、初の遠征を行ってもらう事に。
始めは、こっちの時間で約10分で終わるやつに。
みんなが余裕あるようなら、出陣かまた遠征に行ってもらおうと思う。
んでここで気づいた。
……鍛刀忘れてた!と。
『やげーん!ごめん!鍛刀忘れてた!付いてきて!』
「お、りょーかいだ!小夜助、少し頼む」
「はい、いってらっしゃい…」
『小夜ごめんなー!』
薬研と少し多めに資源を運び込み、タブレットでレシピを見る。
『うーん…脇差狙うか、運に任せるか…』
「脇差だとどれくらいなんだ?」
『木炭、玉鋼、冷却水、砥石の順で…100・400・100・100だな。
all100でも出るときあるみたいだけど、短刀が出やすくなるとか』
「特別脇差狙いじゃないなら、間を取って全部200にしてみるとか?」
『200かぁ…200やとギリ打ち刀まで出るんかな…』
「持ってきた資源は余裕あるが…」
『……ん、じゃあ一つは脇差レシピで。もう一つは短刀のレシピにするか』
「二振りするのか」
『うん、前言うてた「いつか話す」ってやつさ、小夜や厚を抜いた刀剣6人が揃ったら話すって決めててね、あの二人は神からいろいろ聞いてるぽいから』
「…早く聞きたいな…」
『もいちょい待ってよ、俺も審神者に慣れなきゃだしな。よし、式神くーん。一つは脇差のレシピ。一つは短刀のレシピで』
そう言いながら、式神たちにメモを渡すと、小さな体で「おっけー」としてくれた。
可愛い奴らめ。
『お、40分と20分』
「脇差と短刀だな」
『だな。ありがと、式神くん。また後で来るな』
よし、鍛刀したから小夜のところへ…と、ちょうど部隊の帰宅。
「ただいまー!」
「今帰ったぜー」
「ただいまにゃあ!」
『おっかえりー!』
「もう10分経ったのか」
『早いねぇ』
「アオ、調達した資源、倉庫へ置いておくな」
『ありがとう鶴。あ、今忘れてた鍛刀してきたんよ』
「大将…昨日のメモは…?」
『………脇差と短刀のレシピでしたから、後でお迎え行くねー』
「…大将…」
厚にため息をつかれ、薬研には肩を竦まれた。
「オレらはまだ元気だけど、出陣いくか?」
『んー…少し休憩入れるか、午後に行くかだな。あ、今日の講習誰が受ける?』
「なら、陸奥守がいいんじゃないか?オレと小夜は一応できるから」
『ん、そうするか』
「資源置いてきたにゃあ」
「なんだ、驚きの作戦でも考えてるのかい?」
『驚きの作戦がわからん…厚と今話してて、このままもっかい出陣するか、休憩挟んで出陣か、午後に出陣もしくは遠征かでな。あ、陸奥、今日の国広の講習、陸奥が受けなね』
「厚と小夜はええんか?」
「オレと小夜は一応できるからな。政府では最低限のことしか教わってないから、山姥切にいろいろ教えてもらってるんだ」
『基礎をまだ教わってる陸奥のがいいかな、とも思って』
「ほおか、せやったらわしが教えてもらいゆうの」
「アオ、昼餉の準備とかを考えたら、午後の出陣がいいんじゃないかい?」
『oh……ほんまや、もうちょいしたら準備しないとや。んじゃ皆は、準備まで短いけど休憩で。薬研、小夜のとこ戻るぞ』
「あいよ」
『あ、冷たいお茶厨の冷蔵庫にあるから飲んどきなー!』
急ぎ小夜のとこへ戻ると、だいぶ進んでいた。
『小夜!ごめん、ちょうど部隊帰宅したから話してた…』
「大丈夫です…雑草抜きながらだったんで、あんまり進めてないけど…」
「いや、進んでると思うぞ…ありがとな、小夜助」
『よし、昼餉の準備までもう少し…耕し頑張ろう!』
「「おう!/はい…!」」
せっせせっせと耕していく。
掘り返すとやっぱ石や雑草がでてくる。
それをバケツに入れながら耕していくと、鈴の音が響いた。
『え!もう昼!?』
「いえ、まだ時間ありますが…」
「柳以外かもしれねぇぞ、大将」
『あ、そか…とりあえず行ってくる』
来客を知らせる鈴の音に驚きながらも、許可のボタンを押し、玄関へ走る。
すると、やな兄と国広、堀川さんが入ってきた。
『やな兄!?』
「よ、はよーアオ」
「おはよう」
「おはようございます!アオさん!」
『あ、うん、おはよう………じゃなくて!え?早くない?』
「ん?朝にはメッセ入れたろ?」
『え』
「「え」」
「…アオも主も、確認してみろ」
国広に言われ、スマホの確認すると、届いてなかった。
『…届いてないよ?』
「…すまん、送信ボタン押した気でいたわ」
「主さん…」
「アオ、主の不手際だ。いきなりすまなかったな」
『いやいや、ただ昼餉の準備まだだけど…』
「あーすまんな。今日は昼餉、俺が作ろうと思って早めに来たんだ」
「僕は主さんのお手伝いです」
『なるほど…あー焦った…』
「そういえば、ずいぶん泥だらけですね?」
『薬研と小夜と一緒に、薬草園作るために、場所の土を耕したり、雑草や石を抜いてたからね』
「他は出陣か?」
『んや、出陣と、初遠征行ってもらったん。昼餉の準備もあるし、今は休憩してもらってる』
やな兄達を厨に案内し、食材もあるやつは使って構わないことを伝える。
部隊の皆が居ないということは、裏手に行ってるか、一度武装解除に行ってるのかな。
『俺は薬研たちの手伝いに戻るな、あ、灰皿もあるから好きにしてね』
「さんきゅ」
「ありがとうございますアオさん」
「力仕事要るようなら呼べ」
国広優しいなぁ…『はーい』といいながら、医務室の裏手に。
厨に近い方だからよかった、厨の裏口からも行けるし。
『薬研ー小夜―』
「お、お帰り大将」
「おかえりなさい…柳さんでしたか?」
『うん、昼餉を作ってくれるみたいで、早めにきたんだって。連絡入れたらしいけど、送信し忘れてたみたいでね…』
「そうだったんですね。こっちは、こんな感じに…」
「厚たちが来てくれてな、厚は先に、午前中にした出陣や遠征のことまとめてて、鶴丸の旦那と陸奥守の旦那が、溜まったバケツの中身を捨てに行ってくれてる」
『うちの子たちいい子過ぎる…』
薬研と小夜が仕上げてくれた場所を見て、うん、と頷く。
『こんなもんやね。種は何があるかまた確認したら植えよう。さ、ここを片して、二人は風呂ね。内番着は洗うから、出しといて』
「アオさんは…」
『俺もシャワー簡単に浴びてくる。ついでに二人の服、泥だらけやから、シャワーついでに軽く洗うよ。そっから他の洗濯物と一緒に洗うな』
その内容を、厚とやな兄にも連絡しておく。
丁度陸奥たちが戻ってきた。
『ナイスタイミング。二人は…うん、汚れてないね。俺らは風呂に行くけど、陸奥は皆の洗濯物の回収したら洗濯場に持って行って、鶴は、小夜と薬研の今着てる服を回収して、俺の部屋にもってきてくれ』
「りょーかいじゃき」
「二人のは、アオの部屋なのかい?」
『シャワーついでに、汚れ落とすために先に手洗いしようと思ってね』
「それくらい俺たちがするさ。アオもゆっくり汚れを落として来たらいい」
『え、でもわかる…?』
「普通に洗う前に、汚れを落としたらいいんだろう?」
「洗濯場の水場でやるき!けんど、洗濯機?っちゅうもんはわからんき、教えてくれると助かるぜよ」
『ん。じゃあシャワー浴びたらそっち行くわ。あ、厨にやな兄達きてるよ、今日の昼餉してくれるって』
「ほおか!なら出来るまでに終わらせんとにゃあ」
「あぁ、ほら、薬研も小夜も行くぞ。アオも行ってこい」
『はーい。陸奥もよろしく!俺のは俺の方でやるから皆の分だけでいいから!』
「まかせちょけぇ!」という声を聴きながら、俺は私室に戻り、着替えとタオルを持って洗面所へ。
鍵をかけ、服を脱いでシャワーを浴びる。
あー気持ちい…。
泥遊びしてたわけじゃないのに、意外と汚れたなぁ。
さっとシャワーを終わらせ着替えると、髪を乾かす。
次に裏手に周り、俺の洗濯場へ。
着物系以外の俺の洗濯物を洗濯機に入れ、回し始める。
よし、あとはあっちかな。
俺の方を済ませると、共同の洗濯場へ。
陸奥達が水洗いしたやつを絞り、水気を取っていた。
小夜、薬研もすでにいた。
『おまたせー』
「アオ、早いのう」
「ちゃんと乾かしたか?大将」
『乾かしてからきましたー。あれ、ほとんど水洗いしたんや』
「よく見たら、汚れてる服もあったから…」
『なるほど、ありがとう。着物系はこのまま手洗いするね。んで、着物系以外の洋装や下着系などは洗濯機使おう。
まず洗濯機の使い方やけど……小夜は使える?』
「はい…政府では、洗濯機に入れれる着物は、洗濯機でしてました…それ以外は、政府内のクリーニングでした…」
『おお…クリーニングあるんか…』
「平安の刀達のは、洗濯機でもいけたんですが、気にする役員の方も居ましたから…」
『あ、じゃあ基本は洗濯機でいいんか』
「はい…役員や審神者の霊力で顕現してる僕らは、服もそうです。手入れをしたら、やぶけた服が戻るのと同じで、現代の洗濯機に入れても、問題ありません…」
『へぇ…ありがとな、小夜。じゃあ、今日はさっき言ったやり方でやろうか。洗濯機が足りなかったら、手洗いしなきゃだしな』
そういって、まずは洗濯機に持ち込むやつと、そうじゃない奴に分ける。
洗濯機の分を持って、少し離れたとこにある洗濯機へ行く。
色物や、黒系と白系は分けるなどを教え、使い方も教える。
洗剤は表示されてる分量を参考に入れる、あとは自動でしてくれるよ、といい、スタートボタンを押す。
『よし、これでこっちは、止まるの待ってから、あとは干すだけ。さ、あっちやっつけるぞ』
「覚えれるか不安だな…」
「大丈夫です…覚えるまで、僕や厚、アオさんが教えますから」
『うちの小夜が頼もしい…』
さっきの場所に戻り、手洗いについて教えながら、皆でやっていく。
『洗剤を少し入れたら、揉みこむようにしたり、すこし擦ったりして汚れを落とす。目立たない汚れもあるかもだから、破れない程度には擦っても大丈夫と思う。で、一通り洗ったら、水で流すんだけど、食器と違って、何度かすすがないといけないから、気を付けてね』
大きな浅い樽の水を捨て、水をまた入れて、軽く揉んで、また流す。
洗剤がまだ残ってるから、繰り返してねと注意しながら。
『すすいでる時に、汚れを見つけたら、そこだけに洗剤をつけて擦って落とす。もし落ちなかったら、寿命かなーて思いながら、ありがとうする』
「ありがとう…?」
『あ、処分てことね。今までありがとうって感謝してから、処分するんよ。もしくは使える部分で巾着作ったり』
「へぇ」
『俺の着てる着物、だいたいやな兄と柚兄のお下がりなんやけど、さすがにボロボロなってきたかなーってなったら、家族に裁縫得意な人がいるから、巾着やら小物入れとか、いろいろ作り直してくれてる。作り直しも難しいなら、そのままありがとうするしかないけど…』
「アオは物を大事にしちょるんじゃなあ」
『え、それが当たり前と思ってるから…』
「でも、それ素敵です…政府や、他の本丸は、あまりそういうことする人、見ませんから…」
まぁじか。え、俺が普通じゃなかった説?
ちょっとショック。
何度かすすぎ洗いをし、あとはしっかり水気を取る。
『よし、じゃあこのままそこの物干し竿で干して、終わり。洗濯機のも、洗濯終わったらここに持ってきて、干す』
皺を伸ばしながら干したら、乾いた時皺になりにくいよとも教えながら、皆で干す。
『よし!こんな感じかな洗濯は。まぁ小夜も厚も居るから、分からなかったら俺らに聞くこと』
「あぁ、心得た」
「さんきゅな」
「ありがとにゃあ!」
「あ、アオさん…厚からです。厨の手伝いしていたらしく、そろそろ昼餉ができるそうです…」
『マジか、厚…出来る子……よし、ここ片したら、昼餉だ。
薬研と陸奥は先に厨に行って、昼餉の支度手伝ってきてくれ』
「わかったき!」
「あぁ、わかった」
『鶴と小夜は、俺とここの片付け』
「わかった…」
「あぁ、柳の料理か…どんな驚きがあるんだろうな」
『驚きは……あるんかな…』
片付けを済ませ、広間に行くと、昼餉の準備が終わってました。
今日の昼餉は、やな兄担当。
メニューは和風オムライスでした。