龍神が審神者になる?
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――奏side――
私は時の政府、戦闘系審神者や戦闘系役員をまとめる部署の課長をしていて、部下の柚や柳、代表の神さん、会長の神楽さん、そして新たに審神者になったアオさんの事情を知る者。
さっきアオさんの審神者登録を済ませ、初期刀も選んでもらったが…まさか、触れただけで顕現させるとは…。
柚に先に霊力測定をしてもらってる間に代表と会長に連絡すると、二人はケロッとしてた。
<あーやっぱやらかしたか>
<アオだしなー>
「え、と…驚かないんですね…」
<まぁアオだし、霊力抑えてても安定しないんだろ>
<昔はすぐ安定したり、安定まで時間かかったりしたしね>
「大丈夫なんでしょうか…」
<爆発させれば一気に落ち着くこともあったが、まぁ暴走もしかねかねないからな…今アオは?>
「あ、柚にお願いして、霊力測定に」
<んじゃ、俺らもそこ向かうわ>
「え、いいのですか?」
<大丈夫ー奏も向かうでしょ?>
「はい、気になりますし…」
<じゃ、測定室前で>
<すぐ行くねー>
そうして、測定室前で合流し、中に入ると、モニターの方は首を傾げたり、驚いていたりとしていた。
アオさんは混乱してるようだった。
「何が…」
「…総合B-ランク…?」
「いやありえねぇだろ。触れただけで顕現するほどの霊力がB-なんて」
「えーと…とりあえず意味は…」
「抑えてるとはいえB-…」
「あのー……」
「B-…?」
「なるほどね」
「柚、柳、そんな変な顔しててもしゃあねーぞ」
「そうそう、てかアオが混乱してるからね」
「神!神楽!」
二人を見て、アオさんは嬉しそうに顔を輝かせると、傍に行った神楽さんに抱き着いた。
神楽さんも嬉しそうにアオさんの頭を撫でる。
「神…神楽…」
「測定がB-なんですけど…」
「だな。アオ、お前陸奥守を顕現した時より霊力抑えたか?」
「うん、また漏れてるかーって思って抑えた」
「んじゃ、その時と同じくらいに解放できるか?」
「あー…同じくらいにできるかはわからんけど、解放はできる」
「じゃあその状態で計測すっから、いったん神楽から離れろ」
「あーい」
神さんの指示に従い、神楽さんから離れた後、少し目を閉じ、もう一度測定器に手を置くアオさん。
すると、次に出たランクは…。
「総合AA⁺!?」
「ここまで変わるのですか…」
「顕現させたときがこれくらいか…まあありえないことはない、か」
「これでも抑えてるってことは、全力でやっても計測エラーになるかもね」
「エラーなんてあるのか?」
「滅多にないけど、総合がSS⁺で出る人は、計測エラーなんだよ。政府の基準よりも多い霊力の持ち主ってことで、化け物認定だね」
「まじかよ…」
「俺はお前と柚を合わせたらSS⁺だと思うがな」
「「ないない」」
「まあそれは置いといて……よし、アオ、暴走しない程度に解放してみろ」
「代表!?」
「え、それ大丈夫?」
「俺と神が居るから大丈夫、暴走したとしても止めるから」
「いやそんな事態になったら俺と柚も止めるから」
「んー……まあわかった」
アオさんは悩みながらも軽く言うと、目を閉じ深呼吸する。
すると、ブワッと風が吹いたかと思うと、測定器が音を出し、SS⁺とerrorの文字が出ていた。
「アオ、もういいぞ」
「っふー……あ、なんか少しスッキリした気がする」
「だろうな。制御用のアクセ用意してやるから、それまで自分で抑えてくれ」
「はーい」
「…SS⁺にエラー…」
「化け物認定ランク…」
「てかランクの意味とか教えてくれないかねそこの兄二人」
柚、柳、教えてなかったのですか…。
まあ、教える前にあのランクが出て驚いて、私たちが来たってところでしょうか。
「総合ってのは、霊力の量や能力などから判断されるやつ。
一番下はDランクで、最高はお前も今見たランク、SS⁺だ」
「ふむふむ」
「で、総合以外のランクで、そいつの強みの分野を見る。わかりやすく言うなら、術系に向いてるか、戦闘系に向いてるかとかな」
「柚なら術、つまりサポートが得意。柳は戦闘系、つまり戦う方が得意。戦い方は本人次第だけどねー」
「偏りがあれば、総合判定にも影響が出るけどな。
あと大きな偏りは最初は出ないが、本人次第で変わる」
「変わることあるんだ」
「審神者になってから得意、不得意が分かってきたり、霊力が上がったりしてね。まーでも。これはあくまで政府が定めてる基準だからね。
総合だけ気にしてたらいいだろうけど、俺らの場合意味ないだろうから、アオも気にしなくていいと思うよ」
「マジか」
「ええと…登録は最新のランクになるけど…大丈夫?神さん」
「あぁ、戦闘系審神者の資料は、閲覧制限かけてるからな。奏やその部署の役員、俺らくらいしか見れないからな。
柳やアオは戦闘系審神者になるからその権限はない、が、申請があって許可が出れば見れる」
「他の審神者に見られることもない、と?」
「てか誰でも見れるようになったら、個人情報駄々洩れだからな」
「戦闘系審神者の方のは、特に閲覧制限をかけてます。霊力が高い人が多いですし…狙われる可能性も出てきてしまいますから」
戦闘系審神者に手を出す者は、早々いませんがね。
あるとすれば、演練で手合わせ…くらいでしょうか?
あとは上手く利用しようとする者、ですかね。
「あ、陸奥守さん。先ほどは挨拶もせずすみません。私は戦闘系審神者と戦闘系役員をまとめる部署の代表をしてます、奏と申します。
柚と柳の上司で、今後アオさんの上司にもなります。よろしくお願いします」
「おん、よろしゅうの!」
「俺は時の政府会長の神楽ーよろしくー」
「俺は時の政府代表取締役の神。神楽は俺の双子の弟で、アオは俺らの家族だ。よろしく」
「ん?てことは、柚と柳も…」
「あぁ、俺らの家族。あ、俺ら家族多いから、いつか会うことなったら目回さないよう気を付けなよ」
「お、そない多いがか!楽しみやにゃあ」
「ははっ。…お前からしたら、大事な主を戦闘系審神者にされて複雑だろうが…すまない」
「…いんや、アオが決めたことやき。それに、わしも、これから来る刀剣男士も、強うなればええだけじゃ」
「…そうか」
「アオ、何かあれば言ってきなよ?会長権限で解決するから!」
「神楽さん、会長権限でやらなくてもいいことはしないでくださいね」
「神楽過保護…」
「「つか俺らもいるし」」
「アオ、神楽は無視したらいいからな。
あぁ、そうだ。お前の本丸、柳の本丸から歩いてだいたい30分~40分のとこだから」
「神…代表権限使った?」
「残念ながら、これは柚と柳、その他家族たちからの要望でな。ま、これくらい他に親族が居る場合やっていいんだけどな」
「おおう、そうなんだ」
申請があればですけどね。
柚や柳はその申請してたでしょうけど、夜桜組の皆さんも申請してたとは…。
「んじゃ、柚と柳は今日済ませることやって来い。
奏はアオを正式に戦闘系審神者として登録な」
「はい」
「わかった」
「了解です」
「アオ、刀剣が3振りから一部隊分、6振り顕現できたら連絡よこせよ」
「わかってる、そっちもアクセよろしく」
「あぁ、じゃ、いってこい」
「いってら!」
「いってきます!」
アオさんは元気よく返事をすると、柚と柳、二人の刀剣、こんのすけに、アオさんの初期刀と共に、測定室を後にした。
「先に初期刀に話さなくてよかったのですか?」
「あー…アオがめんどくさいって言ってな。最低3振りか一部隊分の刀剣が集まったら、そのメンバーに話して、そっから皆に話してもらうってよ」
「あぁ…まあ、確かに…刀剣達多いですし、顕現するたび説明してたらキリがないですもんね…」
「ま、なんとかなるでしょ。アオだし」
「だな」
「そうですね」
アオさんなら、本当になんとかなる、そんな気がします。
「夜桜組のことは言わなくてよかったのですか?」
「どうせいつかバレるしな」
「うんうん、サプライズも大事」
「あ、そうですか…」
私は時の政府、戦闘系審神者や戦闘系役員をまとめる部署の課長をしていて、部下の柚や柳、代表の神さん、会長の神楽さん、そして新たに審神者になったアオさんの事情を知る者。
さっきアオさんの審神者登録を済ませ、初期刀も選んでもらったが…まさか、触れただけで顕現させるとは…。
柚に先に霊力測定をしてもらってる間に代表と会長に連絡すると、二人はケロッとしてた。
<あーやっぱやらかしたか>
<アオだしなー>
「え、と…驚かないんですね…」
<まぁアオだし、霊力抑えてても安定しないんだろ>
<昔はすぐ安定したり、安定まで時間かかったりしたしね>
「大丈夫なんでしょうか…」
<爆発させれば一気に落ち着くこともあったが、まぁ暴走もしかねかねないからな…今アオは?>
「あ、柚にお願いして、霊力測定に」
<んじゃ、俺らもそこ向かうわ>
「え、いいのですか?」
<大丈夫ー奏も向かうでしょ?>
「はい、気になりますし…」
<じゃ、測定室前で>
<すぐ行くねー>
そうして、測定室前で合流し、中に入ると、モニターの方は首を傾げたり、驚いていたりとしていた。
アオさんは混乱してるようだった。
「何が…」
「…総合B-ランク…?」
「いやありえねぇだろ。触れただけで顕現するほどの霊力がB-なんて」
「えーと…とりあえず意味は…」
「抑えてるとはいえB-…」
「あのー……」
「B-…?」
「なるほどね」
「柚、柳、そんな変な顔しててもしゃあねーぞ」
「そうそう、てかアオが混乱してるからね」
「神!神楽!」
二人を見て、アオさんは嬉しそうに顔を輝かせると、傍に行った神楽さんに抱き着いた。
神楽さんも嬉しそうにアオさんの頭を撫でる。
「神…神楽…」
「測定がB-なんですけど…」
「だな。アオ、お前陸奥守を顕現した時より霊力抑えたか?」
「うん、また漏れてるかーって思って抑えた」
「んじゃ、その時と同じくらいに解放できるか?」
「あー…同じくらいにできるかはわからんけど、解放はできる」
「じゃあその状態で計測すっから、いったん神楽から離れろ」
「あーい」
神さんの指示に従い、神楽さんから離れた後、少し目を閉じ、もう一度測定器に手を置くアオさん。
すると、次に出たランクは…。
「総合AA⁺!?」
「ここまで変わるのですか…」
「顕現させたときがこれくらいか…まあありえないことはない、か」
「これでも抑えてるってことは、全力でやっても計測エラーになるかもね」
「エラーなんてあるのか?」
「滅多にないけど、総合がSS⁺で出る人は、計測エラーなんだよ。政府の基準よりも多い霊力の持ち主ってことで、化け物認定だね」
「まじかよ…」
「俺はお前と柚を合わせたらSS⁺だと思うがな」
「「ないない」」
「まあそれは置いといて……よし、アオ、暴走しない程度に解放してみろ」
「代表!?」
「え、それ大丈夫?」
「俺と神が居るから大丈夫、暴走したとしても止めるから」
「いやそんな事態になったら俺と柚も止めるから」
「んー……まあわかった」
アオさんは悩みながらも軽く言うと、目を閉じ深呼吸する。
すると、ブワッと風が吹いたかと思うと、測定器が音を出し、SS⁺とerrorの文字が出ていた。
「アオ、もういいぞ」
「っふー……あ、なんか少しスッキリした気がする」
「だろうな。制御用のアクセ用意してやるから、それまで自分で抑えてくれ」
「はーい」
「…SS⁺にエラー…」
「化け物認定ランク…」
「てかランクの意味とか教えてくれないかねそこの兄二人」
柚、柳、教えてなかったのですか…。
まあ、教える前にあのランクが出て驚いて、私たちが来たってところでしょうか。
「総合ってのは、霊力の量や能力などから判断されるやつ。
一番下はDランクで、最高はお前も今見たランク、SS⁺だ」
「ふむふむ」
「で、総合以外のランクで、そいつの強みの分野を見る。わかりやすく言うなら、術系に向いてるか、戦闘系に向いてるかとかな」
「柚なら術、つまりサポートが得意。柳は戦闘系、つまり戦う方が得意。戦い方は本人次第だけどねー」
「偏りがあれば、総合判定にも影響が出るけどな。
あと大きな偏りは最初は出ないが、本人次第で変わる」
「変わることあるんだ」
「審神者になってから得意、不得意が分かってきたり、霊力が上がったりしてね。まーでも。これはあくまで政府が定めてる基準だからね。
総合だけ気にしてたらいいだろうけど、俺らの場合意味ないだろうから、アオも気にしなくていいと思うよ」
「マジか」
「ええと…登録は最新のランクになるけど…大丈夫?神さん」
「あぁ、戦闘系審神者の資料は、閲覧制限かけてるからな。奏やその部署の役員、俺らくらいしか見れないからな。
柳やアオは戦闘系審神者になるからその権限はない、が、申請があって許可が出れば見れる」
「他の審神者に見られることもない、と?」
「てか誰でも見れるようになったら、個人情報駄々洩れだからな」
「戦闘系審神者の方のは、特に閲覧制限をかけてます。霊力が高い人が多いですし…狙われる可能性も出てきてしまいますから」
戦闘系審神者に手を出す者は、早々いませんがね。
あるとすれば、演練で手合わせ…くらいでしょうか?
あとは上手く利用しようとする者、ですかね。
「あ、陸奥守さん。先ほどは挨拶もせずすみません。私は戦闘系審神者と戦闘系役員をまとめる部署の代表をしてます、奏と申します。
柚と柳の上司で、今後アオさんの上司にもなります。よろしくお願いします」
「おん、よろしゅうの!」
「俺は時の政府会長の神楽ーよろしくー」
「俺は時の政府代表取締役の神。神楽は俺の双子の弟で、アオは俺らの家族だ。よろしく」
「ん?てことは、柚と柳も…」
「あぁ、俺らの家族。あ、俺ら家族多いから、いつか会うことなったら目回さないよう気を付けなよ」
「お、そない多いがか!楽しみやにゃあ」
「ははっ。…お前からしたら、大事な主を戦闘系審神者にされて複雑だろうが…すまない」
「…いんや、アオが決めたことやき。それに、わしも、これから来る刀剣男士も、強うなればええだけじゃ」
「…そうか」
「アオ、何かあれば言ってきなよ?会長権限で解決するから!」
「神楽さん、会長権限でやらなくてもいいことはしないでくださいね」
「神楽過保護…」
「「つか俺らもいるし」」
「アオ、神楽は無視したらいいからな。
あぁ、そうだ。お前の本丸、柳の本丸から歩いてだいたい30分~40分のとこだから」
「神…代表権限使った?」
「残念ながら、これは柚と柳、その他家族たちからの要望でな。ま、これくらい他に親族が居る場合やっていいんだけどな」
「おおう、そうなんだ」
申請があればですけどね。
柚や柳はその申請してたでしょうけど、夜桜組の皆さんも申請してたとは…。
「んじゃ、柚と柳は今日済ませることやって来い。
奏はアオを正式に戦闘系審神者として登録な」
「はい」
「わかった」
「了解です」
「アオ、刀剣が3振りから一部隊分、6振り顕現できたら連絡よこせよ」
「わかってる、そっちもアクセよろしく」
「あぁ、じゃ、いってこい」
「いってら!」
「いってきます!」
アオさんは元気よく返事をすると、柚と柳、二人の刀剣、こんのすけに、アオさんの初期刀と共に、測定室を後にした。
「先に初期刀に話さなくてよかったのですか?」
「あー…アオがめんどくさいって言ってな。最低3振りか一部隊分の刀剣が集まったら、そのメンバーに話して、そっから皆に話してもらうってよ」
「あぁ…まあ、確かに…刀剣達多いですし、顕現するたび説明してたらキリがないですもんね…」
「ま、なんとかなるでしょ。アオだし」
「だな」
「そうですね」
アオさんなら、本当になんとかなる、そんな気がします。
「夜桜組のことは言わなくてよかったのですか?」
「どうせいつかバレるしな」
「うんうん、サプライズも大事」
「あ、そうですか…」