log:petits fours

【voice】
初出:2019.12.25 Twitter







気遣う声に、雪解けを。
励ます声に、目の眩むような陽光を。
悼む声に、枯野を渡る風を。
毅然と対峙する声に、雪降る朝の空気を想う。

四季の中、日々のふとした瞬間に、彼女が重なる。
傍にいない時でさえ、心の中、彩豊かに蘇るその声に、姿に、俺はいつだって支えられ、生かされてきた。

世界の中に彼女が在るのではなくて。
彼女の中に、世界が在る。

だからこそ、俺は彼女を望むのだ。
唯ひとつの、護り通すべきものとして……。






終
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