カランカラン

ティファ「こんにちは、ユフィ」
エアリス「お仕事の調子、どう？」
ザックス「よっ！」
クラウド「邪魔する」

ザックス「イェーイ！貸し切りだぜ！」
エアリス「贅沢な空間、だね！」

クラウド「悪いな」
ティファ「そういえばユフィ、シェルクから聞いたけど同棲してるんだよね？大丈夫？」

エアリス「あんまり、親しくないんだよね？」

ザックス「何か困ってる事があるなら俺たちが力になるぜ」

クラウド「暴力を振るわれたりとかされてないか？」

ティファ「上手くいってるの？」

エアリス「つまり微妙な距離、って事ね」
ザックス「いつもだったらすぐに距離を縮めて仲良くなるのにユフィらしくねーなー」

ティファ「それは確かにそうね」
クラウド「色々な過程を全て通り越しての同棲だからな。戸惑うのも仕方ない」

カランコロン（ドアベルの音）

カランコロン（ヴィンセントが出て行く）

クラウド「ユフィ」

ザックス「おーいユフィー？」

ティファ「今のが同棲してる人？」
エアリス「カッコいい人、だね！」

ティファ「貰ったクーポンでユフィの好きなドーナツを買ってくれるなんて良い人じゃない！」
エアリス「物静かで口数少なそうだけど、とっても優しそう！今までにないタイプだから、ユフィは戸惑ってるんだよ、ね？」

ザックス「エアリスもティファも落ち着けって。ユフィが困ってるだろ」
エアリス「だって、凄く気になるじゃない！」
ティファ「でもちょっと興奮し過ぎちゃったね。ごめんね、ユフィ」

ティファ「帰ったらちゃんとお礼言わなきゃダメよ？」
エアリス「ついでに、一緒にコーヒー飲もうって、誘ったら？ユフィが欲しがってたキッカケになるかも」

ティファ「そんな事ないよ。ユフィの為にドーナツを買ってったくらいだからそんな風に思う事はきっとないよ」
エアリス「ティファの言う通り！勇気出して、ユフィ」

エアリス「その調子、その調子！」
ティファ「応援してるからね！」

ザックス「こんな時の女の子って本当に頼りになるよな」
クラウド「ああ。俺達男だったら上手く背中を押せないもんな」

その後、二人は初めてテーブルに座ってコーヒーを飲みながらドーナツを食べた
今までと同じ無言だったが、珍しくが苦になる事はなく、むしろ穏やかな雰囲気でドーナツを楽しんだのであった

未来の旦那様のメモ

・コーヒーはブラック派

未来の妻のメモ

・コーヒーには砂糖とミルクを沢山入れて飲む