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ユフィ
前回までのあらすじ！
アタシとヴィンセントが散歩から戻ると拠点の室内で血塗れのモーグリが倒れていた！！
白昼堂々と起きた謎の密室殺人に美人探偵ユフィ・キサラギとその助手ヴィンセント・ヴァレンタインは挑むのであった！
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ヴィンセントユフィ、前回のあらすじと言っても前回とは何の繋がりもないぞ
たった今始まったばかりの話だ -
ユフィ
シャーラップ！
細かい事はナッシングだよ！
それよりほら、被害状況のほーこく！ -
ヴィンセント
はぁ・・・被害者はモーグリ族の行商モーグリ
我々が散歩から戻った時には既に血塗れの姿で室内で倒れていた
第一発見者はチョコボ
彼は偶然我々の家に立ち寄って中に入った所、倒れている被害者を発見し、我々を探しに行こうとした所で帰宅した我々と遭遇した -
ユフィ
うむ、ご苦労！
推理の定番としては第一発見者が犯人である場合が多いよね -
ユフィ
しかぁし！
美少女名探偵ユフィちゃんはそんな単純な罠には引っかからないのだ！！ -
ヴィンセント
というと？
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ユフィ
チョコボは本当に事件の第一発見者に過ぎない
つまり、これは他の誰かが仕組んだ密室トリックなのであーる！ -
ヴィンセント
そうか
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ユフィ
こらそこ！
興味なさそうな返しすんな！ -
ヴィンセント
事実、あまり興味がない
それにお前は行商モーグリが死んだ程で話しているが実際はちゃんと生きているぞ -
ユフィ
ちょい待ち！
アタシが華麗に事件を解決するまでまだ死んだフリしてて！ -
ヴィンセント
迷惑をかける
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ユフィ
そんじゃまぁ、被害状況について詳しく聞こうじゃないの
チョコボ、教えてくれる？ -
ユフィ
ふんふん、なるほど
自分が部屋に入った時には既に被害者は倒れていたと
アンタがここに来た時に誰かが出て行く所は見たりした？ -
ユフィ
部屋についさっきまで誰かがいたような気配は？
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ユフィ
なーるほどねー
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ユフィ
あぁ大丈夫だよ、アンタは犯人じゃないって信じてるからさ
モーグリの被害状況を見るに何かが投げられて当たったって感じだし -
ヴィンセント
投げた犯人の見当はついているのか？
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ユフィ
う～む
アタシの推理だと同じモーグリ族による暗殺じゃないかなって思うんだよね -
ユフィ
この行商モーグリは商売上手でライバルも多かった筈
だからこの行商モーグリを潰してその地位を奪おうと目論むライバルの陰謀だね！ -
ヴィンセント
で、そのライバルとやらは誰だ？
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ユフィ
それはこれから聞き込みして情報を得るんだよ
行商モーグリの事どう思ってる？って -
ユフィ
捜査の為には仕方ないでしょーが
それにアンタは今死んでるって設定なんだから -
ヴィンセント
ユフィ、やめてやれ
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ユフィ
ちぇー
仕方ないなー -
ユフィ
んじゃ、色々端折ってラストの場面ねー
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ヴィンセント
本当に色々端折ったな
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ユフィ
投げ込まれた凶器
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ユフィ
倒れたモーグリ
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ユフィ
密室
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ユフィ
これらから導き出される答え、それは・・・
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ヴィンセント
・・・
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ユフィ
この事件は・・・
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ユフィ
事故であーる！！
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ヴィンセント
だろうな
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ユフィ
こらそこー！
もっとチョコボみたいに驚けよ！
動揺しろよ！ -
ヴィンセント
行商モーグリが倒れているのを見た時から分かり切っていた事だ
ユフィ、お前もそうだろう？ -
ユフィ
まぁ・・・
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ヴィンセント
すまない
お前に木の実を投げつけたのは私たちだ -
ユフィ
勿論ワザとじゃないよ
これには訳があってさ～ -
ユフィ
アタシとヴィンセントで外を散歩してたんだよ
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ユフィ
そんで、赤い木の実を見つけて持って帰ろうとしたらその木の実に虫が付いててさ
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ユフィ
ビックリして投げたんだよ
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ユフィ
そーいうこと！
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ユフィ
ごめんね～
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ユフィ
本当にごめんって！
何か買ってあげるから許してよ -
ユフィ
普段ならぼったくり価格だけど仕方ないね
ついでになんか取ってこようか？ -
ユフィ
はいよ～
ウルフ種の牙十本ね～
んじゃ行くよ、ヴィンセント！ -
ヴィンセント
仕方ない
よければそこの滝で体の汚れを落としていくといい -
ユフィ
温泉も入っていいから
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ユフィ
こうして事件は幕を下ろすのであった
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ヴィンセント
少しは反省をしろ
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ユフィ
してるっての！
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