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モーグリ村
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モーグリ「着いたクポー」
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ユフィ
ここがモーグリ村か~
隅から隅までモーグリしかいないや -
ヴィンセント
いや、わずかにチョコボが一緒に住んでいるようだぞ
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ユフィ
えっ
どこどこ? -
モッグス「モグと取引をしたいお客さんはお嬢さんたちクポか?」
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ユフィ
あ、うん
アンタがモッグス? -
モッグス「そうクポ。何を交換するクポ?」
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ユフィ
えーっと
鉄と銅と石炭と、あと七色のクリスタルを一個ずつ
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モッグス「結構大量に採って来たクポね」
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ユフィ
まーね!
で、何と交換してくれるの? -
モッグス「そうクポね~・・・豪華森の果物セットとハイポーション5個セットでどうクポか?」
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ユフィ
却下
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モッグス「クププ~。じゃあフルーツミックスジュースを二本付けるクポ!」
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ユフィ
舐めてんの?
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モッグス「分かったクポ!エリクサーのセットもオマケするクポ!」
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ユフィ
やだ
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ヴィンセント
ユフィ、その辺にしてやれ
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ユフィ
ちぇー
仕方ないな~ -
モッグス「もしかして手を打ってくれるクポ!?」
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ユフィ
他探そ
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ヴィンセント
途中で見かけた商人モーグリの方が話が分かりそうだったからそっちの方に行くぞ
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モッグス「待つクポ待つクポ!負けたクポ!ちゃんと釣り合った物を用意するクポ~!」
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ユフィ
ふふん
そうこなくっちゃね -
ヴィンセント
(私が交渉の手助けをしてやる必要はあまりなさそうだな)
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そして・・・
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モッグス「さっきは悪かったクポ。お客さんたちを試してたクポ」
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ユフィ
アタシを試そうなんざ100年早いね!
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モッグス「そんな訳でちゃんと細かく分けて見て物々交換するクポ!」
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結果
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ラストエリクサー・・・3個
エリクサー・・・2個
フェニックスの羽・・・1個
その他食料・・・一週間分 -
モッグス「これでどうクポ?」
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ユフィ
ん~ま~妥当かな~
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モッグス「じゃぁ―――」
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ユフィ
でもあともう一声!
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モッグス「グププ・・・お客さんも欲張りクポ・・・じゃあ出血大サービスクポ!モグのとっておきをあげるクポ!」
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モッグスは マテリアを 取り出した!
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ユフィ
乗った!!
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モッグス「ここまで粘ったお客さんはお嬢さんが初めてクポ」
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ユフィ
こちとら初めからこれが目当てだったんだから!
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ヴィンセント
このマテリアはもしや私がこの間誤って売ってしまったやつか?
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ユフィ
そ!
なんとな~くこのモーグリが持ってそうな気がしてさ~ -
モッグス「お客さんは鼻がよく効くクポね」
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ユフィ
ふふーん!
マテリアハンターユフィちゃんを舐めてもらっちゃぁ困るね! -
ヴィンセント
素直にこれが欲しいと言えば良かったのではないか?
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ユフィ
な~に言ってんだよ
モーグリだろうと商人がそう簡単にくれるとは限らないだろ~? -
モッグス「お嬢さんの言う通りクポ。貴重な商品ほど簡単に出しちゃ商売として面白くないし何より商人失格クポ。駆け引きをしてこその商売クポ!」
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ヴィンセント
あまりよく分からん世界だな・・・
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ユフィ
ま、お目当ての品が手に入った事だし、帰るとしますか
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モッグス「また来るクポ~」
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そして拠点
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ユフィ
へっへ~
マテリア~♪ -
ヴィンセント
今度こそきちんと管理しておくようにな
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ユフィ
もっちろん!
ヴィンセントもちゃんと確認してから売れよ~? -
ヴィンセント
フッ、肝に銘じておこう
ところでそのマテリアだが、もうすぐ成長しそうだが育てに行くか? -
ユフィ
んー・・・いや、いいや
この島出るまでこのままにしておくよ -
ヴィンセント
そのままにか?
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ユフィ
うん
ここで止めておけばこの島を脱出した後に確認して、この島にいた事が本当かどうか分かるじゃん? -
ユフィ
アタシ、この島に来てヴィンセントが売っちゃうまでこのマテリア育ててたからさ
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ユフィ
それでもしもこの島を出た時に成長がなかった事にされていたらこの島はなくて
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ユフィ
今のまま成長が止まってたらこの島は存在してたって事になるでしょ?
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ヴィンセント
・・・
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ユフィ
おーい?
ヴィンセンとー? -
ヴィンセント
・・・お前にしては珍しく頭の良い事を考えているな
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ユフィ
ムキ―!
アタシをなんだと思ってんのサ!!! -
ヴィンセント
ククッ、冗談だ
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ユフィ
嘘つけ!
絶対心底驚いてただろ!! -
ヴィンセント
だが、お前の言っていたものの中に一つ気になるものがある
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ユフィ
え?
何? -
ヴィンセント
もしもこの島を脱出した時にこの島で過ごした時間がリセットされるのだとしたら
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ヴィンセント
私たちの関係もリセットされるのだろうか?
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ユフィ
あ
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ユフィ
・・・
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ユフィ
どーなんだろ?
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ヴィンセント
分からない事を考えても仕方ないがな
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ユフィ
そーだけどさ
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ユフィ
・・・
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ユフィ
・・・アタシはなかった事になってほしくないよ
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ヴィンセント
それは私も同じだ
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ユフィ
でも・・・なったらどうしよう?
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ヴィンセント
・・・我慢の出来ないお前の事だ、きっとまた私に一世一代の告白をしてくる筈だ
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ユフィ
だといいけど・・・
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ヴィンセント
後は奇跡を信じるしかないな
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ユフィ
奇跡?
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ヴィンセント
たとえこの島で過ごした時間がなかった事になっても心に刻まれた感情や記憶は残っているとな
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ユフィ
あっはは!
らしくな~い! -
ヴィンセント
たまには、な
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ユフィ
でもさ!
心に刻むなら何をするべきだと思う? -
ヴィンセント
言うまでもない
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ユフィ
えっへへ!
じゃぁ、ちょっと早いけど・・・ -
ヴィンセント
ああ
誰も入ってこれないように鍵をかけておこう -
ガチャ
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ユフィ
ねぇヴィンセント
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ヴィンセント
ん?
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ユフィ
・・・―――大好き!!
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ヴィンセント
フッ・・・私もお前を愛している
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ユフィ
もっと聞かせてよ!
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ヴィンセント
ならばもっと私の傍に来い
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ヴィンセント
私もお前の言葉がもっと聞きたい
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ユフィ
嫌っていうほどた~っぷり言ってやるよ!
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ユフィ
大好きだ!!
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