ん～

やっぱ熱いね、おでこ

引いちゃったね～

な、なんだよ！
遠回しに嫌味言うなよ感じ悪いなー！

と、とにかく！
今日は一日大人しく寝てなよ
薬がなくて苦しいかもしんないけど我慢してよ
その代わりにアタシに出来る事なら何でもするからさ

うっ・・・ぁ、勿論、だよ・・・！
女に二言はないよ！

ん？
あー冷やしタオル代わりって事？
オッケー！
ちょっと待ってろよ～

持ってきたぞー

他になんかやれる事ある？

特別な枕？

え～？
特別な枕って何よ～？
モンスターの毛をかき集めて作ったこのモフモフ枕より特別なものって・・・

もしかして・・・アタシの膝枕？

えっ・・・エヘッ
エヘヘヘッ！

も～ヴィンセントは仕方ないな～！
してほしいなら素直にそう言えよな～！
ホラ、頭浮かせて！

エヘッ
ヴィンセントがこんな風に甘えるなんて珍しいじゃん

恋人らしい事ね～
アタシ、彼氏とか出来た事ないから恋人ってどんな風にすればいいか分かんないや
ヴィンセントは分かる？

え？
そーなの？
元タークスなのに？

ふ～ん
ヴィンセントって今と同じでモテて色んな人と付き合ってたと思ってた

へ～

（単に鈍くて気付いてなかったんだろーな）

ん？

ふぇっ！？
いきなり！？

い、いいよ！
アタシが拭いてあげるから！

じゃ、じゃぁ・・・脱がすよ？

・・・

（ヴィンセントの体・・・改めて見ると凄いなぁ・・・）

（アタシ、この体に抱きしめられるんだ・・・）

ふぇっ！？

あ、あぁごめん！
すぐに拭くね！！

滝の水で濡らしてきたからね～
このまま汗を拭くよりも水浴びしてきた方が早いんじゃない？

あはは！
風邪引いた時には風呂に入るなってね

何とか頑張って拭いてるけど気持ち良い？

そっかそっか

（にしてもヴィンセントの腕・・・意外に太くて筋肉ついてるんだなぁ）

（アタシ・・・この腕に抱きしめられるんだ・・・）

うぁぁ何！？

あー背中ね！
なら後ろ向いて！

（ヴィンセントの背中・・・いつもマントとかに隠れて見れなかったけど大きいんだなぁ）

お背中を流させていただきます

そそ
あんな感じ
そんで場合によっては情報を引き出す訳さ

そーいうこと！
さ～マテリアの在処を吐かせてやるからな～！

ひきょーだぞー

うん、終わったよ

もうしんどい？

なんか話し込んで長引かせてごめん

そっか
んじゃ、ユフィちゃんの膝枕で寝な

お休み～

（すっごいむぼーびな顔）

（それに気持ち良さそう）

（熱が引いてきてるからかな？）

（それともアタシの膝枕だから？）

（ま、どっちでもいっか）

このお代は高くつくぞ～

それこそ体で・・・

・・・って！
アタシのバカ！！

あ、ごめん