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森にて・・・
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ユフィ
食料取って~
マテリア見つけて~
マテリアパラダイス~ -
ユフィ
ん?
何だあれ? -
森の中を歩いていたユフィ
しかし、派手な色をした大きな花が離れた所に見えて足を止める -
ユフィ
花?
ていうかすっごい色
ヤバそう -
ユフィ
シカトしとこ
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無視する事に決めたユフィ
しかし・・・ -
ユフィ
うわっ!?
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踵を返した先に、先程よりも少し近い距離に花が咲いていた
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ユフィ
な、何で!?
さっきあっちにあったじゃん!
ていうかお前、モンスターだろ! -
ユフィ
早くヴィンセントと合流しなきゃ!
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花が咲いているのとは別の方を向くユフィ
だが、すぐ目の前にド派手な色の花があった -
バフン(ド派手な花が花粉を噴き出す)
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ユフィ
ふにゃぁ・・・
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数十分後
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ヴィンセント
ユフィ?
どこに行った? -
ユフィの姿が見当たらず、探し回っていたヴィンセント
そこに・・・ -
ユフィ
なんだよヴィンセント、今日はやけに優しいじゃんか
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ヴィンセント
・・・?
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ユフィ
何か良い事でもあったのか?
ん~? -
何やら嬉しそうに話しをするユフィだがその相手はド派手な大きな花
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ユフィ
アタシにも教えろよ~!
ヴィンセントだけ独り占めはズルいぞ~! -
ヴィンセント
私と・・・話しているのか・・・?
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ユフィ
ほ~ら~!
何を企んでるのか教えろって~! -
ヴィンセント
ユフィ、それは私ではない
目を覚ませ! -
ユフィ
うわっ!?
ヴィ、ヴィンセント、モンスターが出たよ!
真っ赤ででっかいの!! -
ヴィンセント
モンスター・・・
いや、ショックを受けている場合ではない
ユフィ、今すぐそれから離れるんだ -
ユフィ
え?
逃げるの?
ま、待ってよヴィンセント! -
ヴィンセント
ユフィ!
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花に誘われて遠くに逃げ去ってしまうユフィ
その逃げ足たるや流石忍者である事を思い知らされる程の速さだった
これは不味いと思い、ヴィンセントは慌ててユフィを追いかける -
ヴィンセント
くっ、ユフィ・・・どこだ・・・
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ユフィを見失ってキョロキョロと周りを見回すヴィンセント
すると・・・ -
ユフィ
危なかったね~ヴィンセント
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ヴィンセント
!
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ユフィ
でもここまでくれば大丈夫だよね
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ヴィンセント
ユフィ!
-
ユフィ
え?
そーなの?
奇遇だね~!
アタシもヴィンセントに話したかった事があるんだ -
ユフィ
んじゃぁヴィンセントから言ってよ
・・・え~?
アタシから~? -
ユフィ
仕方ないな~
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ユフィ
一回だけしか言わないからよ~く聞けよ~?
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ユフィ
アタシね
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ユフィ
実はね
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ユフィ
ヴィンセントの事が好きなんだ
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小鳥がさえずるかのように頬を朱色に染めて可愛らしく愛の告白をするユフィ
しかし、目の前には大口を開けた新種のモルボルが・・・! -
ガリアン「グァアアアアアアア!!!」
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ガリアンビーストに変身したヴィンセントが横からモルボルに飛び掛かって殴り倒す
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ユフィ
ヴィンセント!?
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ユフィが“ヴィンセント”と呼ぶモルボルに駆け寄ってこようとするので万能薬を投げて正気に戻させる
その間にモルボルを殴り殺して焼き払う -
ユフィ
う・・・ぁ・・・
ん~・・・
ヴィンセント・・・? -
ヴィンセント
気が付いたか?
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ユフィ
ぁ・・・れ・・・
アタシ・・・あれ? -
ヴィンセント
お前はモルボルにやられて幻覚を見ていたんだ
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ユフィ
幻覚・・・?
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ヴィンセント
モルボルの花を私と呼び、私をモンスターと呼んでいた
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ユフィ
ヴィンセントを・・・モンスター・・・?
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ユフィ
っ!?
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ユフィ
ご、ごめん!
そんなつもりじゃないんだ!
そういう訳じゃ・・・! -
ヴィンセント
分かっている
お前の本心ではないとちゃんと分かっている -
ユフィ
でも・・・!
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ヴィンセント
大丈夫だユフィ、大丈夫だ
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ユフィ
うん・・・ごめん・・・なさい・・・
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ヴィンセント
気にするな
お前は悪くない -
ユフィ
・・・あれ?
でも全部幻覚だったんだよね? -
ヴィンセント
そうだ
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ユフィ
え?
うん?
じゃぁ・・・ -
ヴィンセント
どうした?
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ユフィ
アタシの話・・・全部聞いてた・・・?
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ヴィンセント
・・・ああ
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ユフィ
・・・
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ヴィンセント
・・・
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ユフィ
にゃーーーーーー!!!
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猛スピードで走り去って行くユフィ
それをまた追いかけるヴィンセント
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ユフィ
わーわーわー!!
こっちっくんな~! -
高い木の陰に隠れながらユフィは叫ぶ
もうこれ以上は離れないだろうと察したヴィンセントは一段下の少し離れた木の枝に着地してユフィを見上げる -
ユフィ
聞いたんだろ聞いたんだろ!?
アタシがヴィンセントと思ってたモルボルに何を話してたか聞いたんだろ!? -
ヴィンセント
まぁ・・・いや、よく聞こえていなかったと思う
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ユフィ
嘘つけ!!
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ヴィンセント
内容ももう覚えていない
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ユフィ
もっと嘘つけ!!
この間めっちゃ記憶力いいの見せつけてたじゃん! -
ヴィンセント
・・・
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ユフィ
わ、忘れろ!
アタシが何言ったかはぜ~んぶ忘れろ~!! -
ヴィンセント
・・・そういう訳にもいかないな
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ユフィ
へ・・・?
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ヴィンセント
お前は冗談のつもりであんな事を言ったのか?
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ユフィ
そ、それは・・・
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ヴィンセント
お前の本心からの言葉ならば私もそれ相応の答えを返さねばならない
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ユフィ
ヴィンセント・・・
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ヴィンセント
少しだけ時間をくれないか?
受けるにしても拒むにしてもいい加減な気持ちでお前を傷つけたくはない -
ヴィンセント
だから、待っていてくれないか?
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ユフィ
・・・・・・うん・・・分かった・・・
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ユフィ
待ってるから・・・
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ヴィンセント
ああ
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後半へ続く
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