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ヴィンセント
ユフィ・・・ユフィ・・・
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ユフィ
う~ん・・・あともうちょっと
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ヴィンセント
言っている場合か
起きろ -
ユフィ
何だよも~
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ヴィンセント
見ろ
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ユフィ
ん~?
・・・って、えぇー!?
何ここー!? -
起き上がったユフィは目の前の光景が信じられなくて何度も目を擦ったりして確認する。
しかしどれだけそれをした所で広い広い海が目の前から消える事はなかった。
それどころか部屋で寝ていた筈なのに今の自分たちは見知らぬ島の浜辺にいるではないか。 -
ユフィ
何ここ!?
どーなってんの!!? -
ヴィンセント
私にも分からん
だが誰かが連れてきたにしてはあまりにも有り得なさすぎる
私たちを起こさずしてここまで運ぶなど到底不可能だ -
ユフィ
途中で気付くもんね
一体どーなって・・・ん?
この紙なんだろ -
50日したら助けが来ますよー
それまで生き延びて下さいなー -
ユフィ
だってさ
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ヴィンセント
あまりにもふざけているな
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ユフィ
これ書いた奴見つけ出してぶん殴ってやろうよ
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ヴィンセント
それには同意だがその前に当面の食料や水、生活圏の確保をするぞ
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ユフィ
それもそーだね
まず食料と水を・・・ん?紙がもう一枚ある -
この島は木の実とか食料が豊富だよー
飲み水も探せば沢山あるし魚も島の中にも外にも沢山泳いでるよー
肉はベヒーモス討伐して食べてちょ -
ユフィ
だってさ
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ヴィンセント
この紙の内容を信じるなら過酷な島ではないようだな
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ユフィ
でもベヒーモスの肉って・・・えぇ~
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ヴィンセント
案外美味いぞ
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ユフィ
えっ
食べた事あんの? -
ヴィンセント
タークス時代に色々な
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ユフィ
何があったんだよ・・・食べられる部位とか分かるの?
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ヴィンセント
ベヒーモスの生態が変わってなければな
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ユフィ
ん~まぁこの際それは置いとくとして
武器やマテリアはあるし余裕で戦えるね -
ヴィンセント
私は弾丸の心配があるがな
それから手入れの為の工具セットもないのは不便だな -
順次補充しまっせ旦那
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カランッ(弾丸ケースが現れる)
カランッ(工具セットが現れる) -
ヴィンセント
・・・どういう仕組みだ
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あなたたちに死なれたら困るんでね・・・へへっ
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ユフィ
ヴィンセントだけずるーい!
アタシにも武器の手入れセット寄越せ~! -
ふわっ(布が現れる)
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ユフィ
・・・何これ
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お手入れセット
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ユフィ
差別だー!
さべーつ!! -
ヴィンセント
喚いてないで食料と水の確保をするぞ
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ユフィ
ちぇー
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こうして二人の50日間の無人島生活が始まるのであった
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