お礼画面

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お礼に「コイノヤマイ」の短いお話しを載せていますので、よろしければお楽しみ下さい☆
(申し訳ありませんが、微裏なので苦手な方はスルーして下さい)










「ハァ・・・ハァ・・・!」

という荒い息遣いと共に己の欲を吐き出すと、重ねていた体をゆっくりと離した。

ベッドの横に置かれたサイドボードのライトのみが燈る薄暗い部屋は今は静寂に包まれている。

ついさっきまで、男女が互いを求める甘く激しい声で満たされていたことなどなかったことの様な静けさだ。

そんな静けさの中で、トランクスは自分の隣りに横たわるブロンドの長い髪をそっと撫でた。

「ありがとう・・・。」

と微笑むその顔に、トランクスも微笑みを返す。

しかし、その微笑みの中には後悔と謝罪の気持ちが溢れていた。

それに気付かれない様、トランクスはブロンドの髪に顔を埋める。

今や、ただ己の欲を吐きだす為だけに繋がっている彼女には罪の意識しかなかった。

そして、それを言い訳する様に

(彼女だって、俺が必要なわけじゃない・・・。)

と、胸の内で呟く。

もう、とっくに気持ちのない2人は、ただ体を重ねるだけの関係でしかなかった。

それをお互い分かっていて、離れられないでいる。

(きっと俺から切り出さないとダメなんだろうな・・・。)

そう思うと気が重く、ズルズルと先伸ばししてしまい、この意味を為さない関係は続いているのだった。

(こんなだから、ホンモノに出会えないんだろうな・・・。これはきっと、神様・・・ん?デンデさんか・・・?からの罰なのかもしれない・・・。・・・自業自得・・・か。)

自分の胸にすり寄り、幸せそうなフリをして目を閉じる彼女に自分を重ね、トランクスは今夜もまた、心の中で溜息を吐くのだった。

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