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いよいよ旦那のおうちへ。ですが、グロテスクな表現を含みますので、苦手な方は回れ右!!!
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凛
こんばんはーー......ーー...???
お邪魔しまーー... -
サソリ
誰もいねぇ...挨拶は不要だ
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辿り着いたのは見たことも無い宮殿風のお城。中は薄暗く、石造りの廊下を抜けると歪な形のオブジェが並んでいる。鳳凰?サタン?誰の趣味なんだよ、コレ。
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人の気配はないけれど、オバケが出そうな雰囲気にブルブルと身震いが止まらず、旦那の後を離れないように着いていく。と、目の前に一つの扉が現れる。旦那が何やら解除コードを入力すると、ギイイと重厚な音を立てて開き、中から冷蔵庫並みの冷たい空気が流れ込んできた。
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凛
さ、さむ!!
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サソリ
...寒いか。
成る可く臓物を腐らせねぇようにしてあるからなァ... -
凛
えっ...!?
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なんかいま物凄くヤバイこと仰いませんでした?
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凛
ここが...旦那の部屋ですか?
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サソリ
まぁそんなところだ...
作業部屋が奥にある -
旦那の背後にピッタリ張り付いたまま、奥にある作業部屋に続くらしい階段を下っていく。すると、更に室温が下がって、しかも物凄く強烈な薬品臭が立ち込めてきて、頭痛が、目眩が...
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凛
うう...何か物凄くお薬くさいニオイが...
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サソリ
ククッ...
これから望み通り、俺の芸術の絡繰を見せてやる... -
凛
うーっっ...
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テンションが下がる一方のわたしを他所に、旦那はいつになくハイテンション。そして、いよいよ作業部屋で人傀儡の製作が始まる...
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ここからは音声のみでお楽しみください。
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サソリ
ゴリゴリゴリ...ゴリゴリゴリ...
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凛
ひいいーっ!!!
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サソリ
ザシュ、ザシュッッ!ガンガンガンガンガン...
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凛
うえええーっ!!!
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サソリ
カチャカチャ、カチャカチャ...
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凛
あぁぁぁそんなぁー!!!こ、こんなことって!!!
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サソリ
ウルセェ、気が散る。
いちいち喚くんじゃねぇよ、小娘が... -
凛
うっ...
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サソリ
あ...?
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凛
だ、だ、だ...だんな...
やばい、やばいやばい!!
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サソリ
どうした...?
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凛
エチケット袋!!!
ください!!! -
結局ナマのグロ泥スプラッター(何それ)に耐え兼ねて途中離脱。芸術を一目焼き付けたい!なんてカッコつけてた癖に、甘かった。
これは絶対旦那に嫌われちゃったな...ハァ...
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