-
....と、言うわけで。
デイダラおやぶんの作業部屋に連れ込まれたわたし。
入った途端、目に付く白い粘土で出来た
作品??人形??の山。
部屋の中に充満する独特の土臭さと
火薬臭。
何にしろ、その作品の数の多さに唖然とする。 -
すごい量の作品だな...しかし。
この子一人で何年もかかって作ったのかな?
数百は足らない気がする....
小鳥、蜘蛛、と小さいものから、巨大な、わたしの背丈より高い、ドラゴンの形をしたものまで。
棚に一つずつ丁寧に並べられている。
まるで陶芸家の個展を見に来たような気分。
見たことないけど。
自称芸術家って言うだけのことはあり、
この作品づくりが彼の全てなんだ.... -
デイダラ
どうだ!!
オイラの作品、すごいだろ!?うん! -
凛
うんうん、すごーい!!
これ、全部親分が作ったんですか? -
デイダラ
当たり前だろ!
オイラ以外にこんな芸術的かつ天才的な造形ができる奴はいねぇからな!うん! -
手に腰を当てて、めっちゃドヤ顔をしているオヤブン。
ちょっと可愛く思えてきたぞ。
もうちょっと煽ててみようかな?
と、純粋に目を輝かせている少年を前に、
イタズラ心さえ芽生えてしまう。 -
が、、、!
それが運のツキだった、、 -
凛
ねえねえ、オヤブン!
もっとすごい芸術作品、見せてくださいよ♡ -
デイダラ
よぉーし!!
オイラの子分だからな、特別大サービスだ! -
凛
やったぁ♡
はやく、はやく♡
-
デイダラ
....いいか、子分!
芸術ってのはな、美しく、華々しく、一瞬で昇華してこそ、芸術ってもんなんだ!!
うん!! -
凛
ん?一瞬?昇華?
-
デイダラ
いくぞ!!!
芸術は、爆発だぁ!!!
かぁぁぁぁーーっつ!!!! -
ちゅっっどーん!!!!
タップで続きを読む