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朝からご機嫌な権兵衛。洗濯物を畳みながら鼻歌を歌っています。れい君はそんな権兵衛が気になるようです。
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私
んん~♪
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れい
(ご機嫌だな、権兵衛さん)
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私
んーんん、んんんん♪
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れい
(いつも歌う歌は違ってるみたいだけど、最近は同じフレーズの物ばかり歌ってるな)
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私
んんんんん…気をつけて~!
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れい
(今日はノリに乗ってるみたいだな。
鼻歌じゃなくなってる) -
私
んんん、んーんーんー♪
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私
じごじごじごじごじごじごじごじごじごじごじごじご
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れい
(じご?事後…?それとも別の言葉?)
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私
地獄だよ~♪
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れい
え…?
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私
こーのーよーも地獄♪
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れい
……!?
(権兵衛さん、一体どんな歌うたってるんですか…!?) -
れい
権兵衛さん
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私
ん?どうしたの、れい君
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れい
それ……なんの歌ですか
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私
地獄の歌
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れい
何か辛いことでもあったんですか…?
話聞きますよ? -
私
え?どうしたの?
れい君が居るのに辛いことなんてないよ? -
れい
でも……この世も地獄って
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私
…私の創作じゃないよ…?
大丈夫!楽しい地獄の歌だから! -
れい
……本当に?
僕に隠してるんじゃ? -
私
本当!本当だって!
証拠にこれのオリジナル聞かせるから信じて! -
私
この歌を完璧に歌えるようになりたいんだけど、難しくて覚えられないんだよね
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れい
……それならいいんですが…
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この後、れい君はこの曲のオリジナルを聞いて納得してもらった権兵衛。ただ、先にこの歌を完璧に歌えるようになったのはれい君でした。
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