私だけが触れる
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ふわり、そんな擬音のよく似合う髪を撫でる。煌びやかな金髪には様々な色のメッシュが絶妙に入り混じり、彼の持つ輝きを一層引き立てている。しかし、閉じた瞳を飾る長い睫毛の色から、その髪の色は生来の物では無いと、見る者に悟らせる。
私の膝に頭を預け、心地良さそうに眠る彼は、ここMIDICITYのトップアイドルであるシュウ☆ゾーくんだ。今日は久しぶりのオフの日であり、恋人である私の家にて心身共に疲れを癒している。…恋人。その響きに慣れる日はきっと来ないのだろう。ただの一ファンだった私がシュウ☆ゾーくんのプライベートに踏み込めるだなんて、こうやって触れている今でさえ実感が湧かない。しかし彼の『特別』になれたという事実はどことなく漂い、心を宙に浮かせる。
穏やかな彼の寝顔を見る。売れっ子であるシュウ☆ゾーくんは、長い時は二、三ヶ月休みがもらえない。体力のある彼であっても、休む時は休むのだ。しっかりと閉じた瞼は暫く開きそうにない。ちゃんとベッドで寝た方が休まるのでは、という問いは恐らく野暮だろう。それを分かった上でこうやって甘えてくれているのだから。
彼の頭部に付いている、獣の耳を触る。彼の眠りを妨げてはいけないとは思いつつ、つい好奇心に捕らわれてしまった。ココア色の毛は艶やかで、髪の毛同様に柔らかくふんわりとしていて触り心地が良い。耳の裏側を指先でくすぐると、ぴくり、と耳が動いた。
「あ…起こしちゃった?」
シュウ☆ゾーくんの顔を覗くと、彼は薄く目を開けていた。エメラルドの瞳が美しい。
「ああ…うん。でも、気にしないで。」
寝起きだからか、いつもよりテンションが低い。怒られるかも、という不安は杞憂に終わった。だが、次のシュウ☆ゾーくんの言葉は私にとってそれ以上の衝撃を与えた。
「キミの繊細な触り方…すごく好きだなっ☆ さあ、もっと撫でて良いよっ☆」
ふわん、と差し出される尻尾。こっちも撫でろ、という事だろう。私の膝の上にはふわふわの髪にかわいらしい獣の耳、そしてすぐ側にはボリュームのある獣の尻尾。伏せ目がちな視線が艶めかしくこちらを誘っている。
「っ…………」
この後滅茶苦茶もふもふした。
私の膝に頭を預け、心地良さそうに眠る彼は、ここMIDICITYのトップアイドルであるシュウ☆ゾーくんだ。今日は久しぶりのオフの日であり、恋人である私の家にて心身共に疲れを癒している。…恋人。その響きに慣れる日はきっと来ないのだろう。ただの一ファンだった私がシュウ☆ゾーくんのプライベートに踏み込めるだなんて、こうやって触れている今でさえ実感が湧かない。しかし彼の『特別』になれたという事実はどことなく漂い、心を宙に浮かせる。
穏やかな彼の寝顔を見る。売れっ子であるシュウ☆ゾーくんは、長い時は二、三ヶ月休みがもらえない。体力のある彼であっても、休む時は休むのだ。しっかりと閉じた瞼は暫く開きそうにない。ちゃんとベッドで寝た方が休まるのでは、という問いは恐らく野暮だろう。それを分かった上でこうやって甘えてくれているのだから。
彼の頭部に付いている、獣の耳を触る。彼の眠りを妨げてはいけないとは思いつつ、つい好奇心に捕らわれてしまった。ココア色の毛は艶やかで、髪の毛同様に柔らかくふんわりとしていて触り心地が良い。耳の裏側を指先でくすぐると、ぴくり、と耳が動いた。
「あ…起こしちゃった?」
シュウ☆ゾーくんの顔を覗くと、彼は薄く目を開けていた。エメラルドの瞳が美しい。
「ああ…うん。でも、気にしないで。」
寝起きだからか、いつもよりテンションが低い。怒られるかも、という不安は杞憂に終わった。だが、次のシュウ☆ゾーくんの言葉は私にとってそれ以上の衝撃を与えた。
「キミの繊細な触り方…すごく好きだなっ☆ さあ、もっと撫でて良いよっ☆」
ふわん、と差し出される尻尾。こっちも撫でろ、という事だろう。私の膝の上にはふわふわの髪にかわいらしい獣の耳、そしてすぐ側にはボリュームのある獣の尻尾。伏せ目がちな視線が艶めかしくこちらを誘っている。
「っ…………」
この後滅茶苦茶もふもふした。