小ネタ(刻)3
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「神までも私を見放すというのか」
暗く沈んだ部屋。人とドラゴンが混じったような姿の男が、女の膝の上に頭を抱えられている。
男は力なく腕を垂らし、どこにも視線をやっていない。赤い眼は澱み、身に纏った銀に輝くはずの装甲さえも、鈍くくすんで見える。その恵まれた体格も、何時までも戦い抜ける装備も、今は虚しい。
意識が暗く暗く沈んでいく。
ふと、女の右手が、彼に向かって伸びた。そして男の黒い髪を、撫でつけた方向へなぞるようにして、そっと、撫でた。
「だいじょうぶ。だいじょうぶ。ここにいるよ」
その言葉を聞いて、男はなんとか女を見上げる。優しい瞳が…………今までの人生において、向けられたことのない視線が、彼を包む。
頭を撫でられる感触が続く。ほんのりと手の体温が伝わってくる。
「誰かが裏切っても、誰かが見放しても、私はドラスティアと一緒にいるよ」
手と同じように、優しい声が男を慰める。
彼の大きな傷のある頬には、涙の跡があった。それは眼帯の下からも伝っていた。
女の髪が降り、男の顔を独占するようにして、覆った。その視界がなくなるような世界が心地よかった。
「キスしよっか?」
「ああ、してくれ」
暗く沈んだ部屋。人とドラゴンが混じったような姿の男が、女の膝の上に頭を抱えられている。
男は力なく腕を垂らし、どこにも視線をやっていない。赤い眼は澱み、身に纏った銀に輝くはずの装甲さえも、鈍くくすんで見える。その恵まれた体格も、何時までも戦い抜ける装備も、今は虚しい。
意識が暗く暗く沈んでいく。
ふと、女の右手が、彼に向かって伸びた。そして男の黒い髪を、撫でつけた方向へなぞるようにして、そっと、撫でた。
「だいじょうぶ。だいじょうぶ。ここにいるよ」
その言葉を聞いて、男はなんとか女を見上げる。優しい瞳が…………今までの人生において、向けられたことのない視線が、彼を包む。
頭を撫でられる感触が続く。ほんのりと手の体温が伝わってくる。
「誰かが裏切っても、誰かが見放しても、私はドラスティアと一緒にいるよ」
手と同じように、優しい声が男を慰める。
彼の大きな傷のある頬には、涙の跡があった。それは眼帯の下からも伝っていた。
女の髪が降り、男の顔を独占するようにして、覆った。その視界がなくなるような世界が心地よかった。
「キスしよっか?」
「ああ、してくれ」